拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

ラウルのゴールが教えてくれたこと(ゲルゼンキルヒェン/ドイツ)

2011-12-07 | 欧州サッカー&日本代表


ゴールを決め、スタジアムのスクリーンに映し出されたラウル・ゴンザレスです。

かつてレアル・マドリードの主将としてスペインサッカー界を牽引したラウルは、今やシャルケの王様としてブンデスリーガで活躍しています。


中田英寿選手と同世代の彼がここまでやれるのだから、遠藤選手や中村憲剛選手、闘莉王選手といったベテランの日本代表級の選手も、ブンデスリーガ等の欧州クラブへ挑戦できるチャンスがまだあるのかもしれないと思ったりするのは自分だけでしょうか。


もちろん海を渡るならば、順応力が高く、将来性という期待値を加味してもらえる若い世代の方が、よりチャンスをつかめる可能性は高いのでしょうが、本当は年齢だけを理由に夢を諦める必要は無いのではないかと、30代中盤にして言葉や文化の違うドイツで、技術と経験とインテリジェンスを武器に活躍するラウルを見ていると、そう感じます。


ブンデスリーガとJリーグを比べると、当たりの強さと玉際の厳しさは明らかにブンデスの方がすごいです。

しかしパスやトラップといった基本的な技術だったり、チーム戦術に対する理解力や献身的なプレイといったものは、決して日本人選手は劣っておらず、むしろ日本人選手の方にアドバンテージがあるのではないか?と、ドイツで活躍する日本代表選手達を見ているとそう感じます。



間もなく冬の移籍シーズンが幕を開けますが、実力や才能のある日本人選手が1人でも多く海を渡り、厳しい環境の中でチャンスを掴み、より高みを目指して、日本サッカー界の新しい歴史を築いていって欲しいと願っています。