ベルリンで行われたDFBポカール(ドイツ杯)決勝で、香川選手がやってくれました。
終始キレのある動きで、先制点のゴールと、勝負を決定づける3点目のアシストを決め、大舞台で1ゴール1アシストの大活躍。
レヴァンドフスキのハットトリックもあり、結果は5-2の大勝。
来週末地元ミュンヘンでチャンピオンズリーグ決勝を迎えるバイエルンを、チンチンにしてくれました。
ドルトムントにとっては23年ぶり3度目となるポカール獲得、そしてマイスターシャーレとポカールの2冠達成はクラブ史上初の快挙です。
香川選手の2011-12シーズンですが、当初は故障明けと、シャヒンが抜けてうまく機能しないチーム状態が重なり、非常に苦しい出だしとなりましたが、冬の足音が聞こえる11月頃から完全に復調しチームの絶対的なエースへ。
そして今年に入ってからはチームの完成度も高まり、リーグ戦カップ戦共に負け無しの状態で、チャンピオンズリーグのファイナリストであるバイエルンに対して、ブンデスリーガ、そして今日のドイツ杯で完勝できるまでになりました。
今の強さがあれば、チャンピオンズリーグでも上位に食い込める実力が充分にあります。
試合後の満面の笑顔が象徴するように、香川選手にとって、2011-12シーズンを最高の結果で終えることができたと思います。
この試合で活躍した香川選手とレヴァンドフスキー選手ですが、誰もが認めるように今季のドルトムントの攻撃陣はこの2人が牽引してきました。
しかし本日時点で、まだ2人は契約更新のサインをしていません。
メディアを通して聞こえてくる話では、ドルトムントは香川選手の移籍を覚悟しているものの、レヴァンドフスキーに関しては、何が何でも引き止めたい意向のようです。
その報道の影響もあってか、香川選手も最近移籍報道にナーバスになっていると聞きますが、ポカールの後に香川選手は今後の進退を決断すると言われています。
またこの試合のスタンドには、香川選手の獲得を狙っていると言われる、マンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督の姿がありました。
果たして香川選手はどのような決断を下すのか、この日の試合が香川選手にとってのドルトムント最後の試合になるのか、日本だけでなく世界がその動向に注目しています。
しかしどのような決断を香川選手が下すとしても、同じ日本人として、日本サッカー界の誇りである香川選手を、応援し続けていきたいと思っています。
香川選手には、来期に備えて、まずはしっかりと激戦の疲れを癒して欲しいと思います。
そして今シーズン、香川選手からは、同じドイツで暮らす日本人として、勇気と感動、元気を沢山もらいました。
本当に、本当にお疲れ様でした。
来シーズンもさらなる活躍を期待しています!!!