拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

SHARPがSAMSUNGと資本・業務提携を発表

2013-03-07 | その他


シャープがサムスン電子と資本・業務提携を発表しました。

と言えばフツーに聞き流されそうですが、実質的には日本のNo.1液晶テレビメーカーが、韓国メーカーに身売りしたというニュースです。

時を同じくして、数日前に某ITシステム導入案件で、アメリカに本社を持つ外資企業のアメリカ人担当者から、大型ディスプレイを導入するというので、当初世界的にも有名な日本の一流メーカーのものを提案したところ、「日本製品のディスプレイは国際標準ではないので、全世界で仕様が統一可能なサムスン、又はLG等の韓国製品で見積するように」という依頼が、自分の身の周りでもありました。


今更言うまでもありませんが、クオリティは明らかに日本製品の方が上です。

しかし欧州在住時もそうでしたが、大型家電量販店では、高品質な日本製品が隅っこに追いやられ、店の中心には韓国製品がずらりと並び、実際に韓国製品がよく売れているようでした。

同じ売り場に並んだ製品の画面を見比べると、明らかに韓国製品の画質が悪いのは明白なのに。。。
(価格が大きく違うのか?と言えば、モノによっては値段が殆ど変わらない製品もあります)


これはサッカーに例えるなら、代表戦で圧倒的に相手を上回る内容でゲームを支配したのに、試合に負けたのと同じです。


こんな状況、悔しくありませんか?

今、日本ではこの状況を、「仕方ないよね」って、当然の事のように受け入れていませんか?

作るモノ自体が優れているのであれば、この状況をきっと変えることができるはずだって、そう思いませんか?



自分は1人の日本人として、すごくすごく悔しいです。

このまま日本が堕ちていくのを、黙って見過ごしたくないと、この時代を生きる1人の日本人としてそう思っています。