先日、ハーフ選手が増えている話題を書いたサッカーU16日本代表ですが、イタリアで行われているチッタディグラディスカ国際大会で優勝したそうです。
マイナーな国際大会の為か、テレビ放送も行われていませんが、小さな国際大会でも成功体験を1つずつ積み重ねていくことは、きっと将来の代表強化に繋がると思います。
それにしても最近のアンダー世代代表メンバー表をみていて、圧倒的にクラブチームのユース選手ばかりになったな~と実感。
一昔前までは、高校サッカーのメンバーが多数派だと思っていましたが、Jリーグ等の各クラブチームも欧州のクラブチームのようにU15世代やU18世代の育成プランがうまく行き始めているのだと思います。
(稲本選手等の例外を除き、一時期Jリーグのユースあがりの選手は、プロで活躍しないと言われていた時代もありました)
少子化と言われつつも小中学生のサッカー人口が延びており、子供達のサッカーのレベルもどんどんと向上していて、バルセロナユースの久保君や、18歳でアーセナルと契約した宮市亮選手(今シーズンは怪我に泣いていますが)のような10代で世界で注目される選手が出てきていることに繋がっていると思います。
日本人選手のスピードとテクニックは、欧州の世界トップレベルでも充分通用することを、香川選手らが証明してくれています。
もっとうまくなりたいと、最近サッカーの教育指導本等を手にする機会があるのですが、少年サッカーのレベルでは基礎体力の向上(アジリティー・トレーニング)や、基本技術の向上といった指導内容がかなり確立・浸透しており、なるほどな~と感じています。
それに加えて世界とまだまだ差がある、玉際の厳しさや激しいディフェンス(フィジカル向上)、若年層からの徹底した戦術トレーニングから生まれる速いパスワークや崩し等(状況判断力や戦術理解力等のサッカー脳向上)が、小中学生から各クラブチームで徹底的に磨かれていけば、Jリーグもさらに世界に近づいていけるのではないかと思います。
航空技術やIT等の情報技術の発達で、飛躍的に地球のサイズが小さくなっている現代。
それは日本のサッカー界にも、大きな影響を与えていると思います。
これからの日本サッカー界は、ますます楽しみです。