アオスジアゲハが水を飲みに来ていました。どこにでもいますがじっくり撮ったのは今回が初めてです。
陰暦7月13日から15日までをお盆として地方によっては、新暦7月・8月に行う。盂蘭盆会(サンスクリット語でullambana、倒懸と訳されている)とも言う。死者を迎え入れ、送る仏教行事である。古くは中国から我が国に入ってきた施餓鬼供養が元となっていて、盂蘭とはつり下げられるという意味で、地獄に堕ちた亡者が、前世の悪事でつり下がられた苦しみから解き放すために行うとされている。その行事が先祖供養に通じ、この時期に死者をおがらを焚いて自宅へ迎え入れ、お盆の期間は自宅にいて家族と共に過ごし、送り火によって西方浄土へ送り返す。迎え入れるときや送るときにはナスやキュウリに足を付けた乗り物を用意する。
精霊流しも同様で、灯籠を川に流す行事で、長崎などでは大形の船を用意するようである。タイ国ではロイライカトーンといって、ハスで作った花台に供物を乗せて川に流す優雅な行事が精霊流しの原形かも知れない。
お盆の入りを前に、自宅から車で15分の所にある市営墓地に両親が眠っているので、時期時期に墓掃除に行っているが、今回は早朝にいった。今年は猛暑が続いたせいか、雑草が生い茂っていて、少々難儀したが、他の墓所よりは雑草が少なかったようである。墓掃除が終わりお参りを済ますと、雑草を抑えるために、女房は塩を大量に撒いて帰る。このことで、雑草が生えにくくなるのかも知れない。早朝は、ヤブ蚊が少なく、カラスも供物がないため、見ることはなかった。高校生のようであったが、車が少ないせいもあり、早朝マラソンを行っていた。
残念ではあるが、今回、九州の実家への墓掃除にはいけなかったが、何れ近いうちに行くことにしたい。インターネットでの広告に、代行で墓掃除をしてくれる業者があるので、何れはご厄介になるかも知れない。便利となったといえばそうであるが、人口が減り、過疎の村や町では住職も高齢化し、跡取りが難しく、廃寺となり、系統の寺から出張で僧侶か読経に来るようで、檀家が減っているのも事実である。地域の住民が行う盆踊りも寂れ、開催できないところもあると聞く。
最近地方に在住の友人が、実家の墓地を居住地に移したと聞いた。それも永代供養をする墓所へである。本人のお子さんは嫁に行っている。奥さんを一昨年亡くしたため、本人は一人住まいである。今までは身近にそのような知り合いがなかったため、さほど気にしていなかったが、何れは自分もあの世とやらへ行かなければならないが、人ごとではない。平素は雑用に紛れ、そこまで考えが及ばないが、こういう時期には真剣に考える必要があると思っている。