鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

つるむらさき

2014年08月15日 00時00分01秒 | 紹介

 ツルムラサキ科の蔓性一年草である。熱帯アジアの原産で、茎は紫色をしている。ツルムラサキの旬は夏で、丁度今頃から野菜売り場で見られ、若芽や茎を食用にする。手頃な値段で、我が家ではおひたしにして食べるが、野菜炒めに入れても風味があり、若干粘りけがあり、モロヘイヤやオクラのような食感である。みそ汁の具にも良いようで、夏場の栄養源としてビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分、ミネラル類を多く含み、ほうれん草より栄養価が高い。

 特に緑黄色野菜としてβ-カロチンを豊富に含んでいる。β-カロチンは抗ガン作用があり、免疫賦活作用が知られている。体内でビタミンAに変わり、毛髪育毛、視力維持、粘膜や皮膚の維持、呼吸器系統の健康維持の効果がある。夏野菜の一つとして、多くの料理に加えてみられては如何であろうか。

 産地は沖縄産が多いが、我が国でも東北地方や、関東で栽培されている。中国料理やベトナム料理など炒め物やスープ類の具に用いられる。

 調理方法は簡単で、ほうれん草のような長さでパックにして売られているので、簡単に水洗いをした後、沸騰した熱湯で3~5分煮る。茎の堅さが残るぐらいになればゆで汁をこぼし、水に浸ける。水気を絞り、適当な長さに切っておひたしにすればよい。オクラなどの粘りけがある野菜は、茹でた後ざるに取りだし、常温でさます。栄養分が水に溶け出さないとして、水で冷やすのを嫌う調理人もいるが、あまり気にしない方がよいと思う。

 炒め物の場合は水洗後水気を絞り、適当な長さに切って炒めればよい。ニンニクとの相性も良いようである。また、油との相性も良いので、天ぷらはお勧めである。いろいろなレシピがあるので詳しくは専門のサイトで調べられると良いと思う。