本八幡 日々の記録

最近、落ちるまで飲めない!?

2014年6月29日 (日)純金 笹吹   鋳造

2014年06月30日 | うんちく・小ネタ
 「笹吹」とは、銀製品の製作方法の一。水中に入れた笹の葉の上に溶かした銀を少量ずつ静かに注ぎ、小形に凝結させるもの。
 国語辞書には、上記のように定義されています。
 それで、「笹吹」とかいう、小洒落た名前がついてるんですね~。
 純金の笹吹というのを、初めて見せて貰いました。 その具体的な形態は、下記の写真のようなものです。




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 ふと思い出した「砂金」という言葉を調べてみたら、これは、「金鉱床の風化分解によって分離された金粒が,砂礫とともに河床などに堆積したもの」と定義されていました。同じツブツブだけど、人工物と自然物の違いがあるようです。

 装飾品を作るときには、上記の笹吹に、他の所要の複数からなる金属を数パーセントずつ加え、例えば22金を作ります。「他の金属を」と曖昧な表現としたのは、それらの混合比率が大事らしく、秘密なんだそうです。
 今まで、24金は純金なんだと漠然と覚えていましたが、改めて調べてみたら、昔々は天秤を用い、同じような重さをもつ種子と金とを相対的に測定し、24分率を用いて表していた名残りだと分かりました。
 なので、100分率に換算するには、22/24×100で、22金は91.6%ぐらいの金含有量になります。よく聞く18金も同様に計算します。

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 そして作る対象となるものに合わせて、予め所要の形状、大きさに鋳造します。

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 さて、何を作ろうとしているでしょうか?
 続きは、要望があれば後日。




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