ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

天使たちは次界を目指す ~ビックリマン~

2005年09月24日 00時53分16秒 | 八犬伝いろいろ
今年はビックリマン・アニバーサリーだとか。

アニメの一番最初のシリーズが、「8人の若神子達の冒険の旅」
なので、「八犬伝」的といえば「八犬伝」的かな、と。

本放映は日曜日の朝で、最初は「メイプルタウン物語」と前後の
放映で15分ずつの番組だったのですね、確か。

「ビックリマンシール」という存在をなんとなく知っていたのと、
2頭身のキャラが豪快に動き回ってるのが面白くて見てた。

確か、天使の住む「天聖界」と悪魔の住む「天魔界」があって、
天使と悪魔とお守りの「三すくみ」のような関係の種族(?)が
それぞれの世界に暮らしていたのが、あるとき遂に均衡が
崩されて、悪魔が天聖界に攻め入ってきて。

で、その原因を探る(?)為、聖フェニックス様という真面目で
でもどっかぽよよんとした(「次界創造主」というとても偉い存在)
青年天使が、エリアごとに選ばれた少年天使というか若神子達
(彼らもとても偉い存在になる)と共に新天地である次界を目指すお話。

お約束で、悪魔から追っ手が差し向けられたり、行く先々で
事件に巻き込まれて解決したりしながら、自分達もどんどん
パワーアップして立ち向かう。

確か、こんなお話だったような。

なんでもありの「おもちゃ箱」みたいな世界観だったので
8人の容姿も服装も性格も能力もバラバラ。
主人公が古代神話っぽい「ヤマト王子」で、彼のライバル的存在が
「天子男ジャック」。ジャックと豆の木。「騎神アリババ」は
半獣というか下半身が白馬のアラビアンナイト風。
しもぶくれ顔で丁寧な平安風の「牛若天子」、童話の世界の「ピーター神子」
海の男の「一本釣帝」、ロビンフッド?「魯神フッド」、
彼らの道を光で照らす「照光子」様。

ただのオマケかと思いきや、最後の方ではとてつもなく重要なキャラに
なってしまった十字架天使。ヤマト王子にラブラブ。

そんな8人+αに守られつつ、諌めつつ、指導しつつ任務を果たそうと
聖フェニックス様は次界へと進む・・・。

で。ハッピーエンドで終わらなかったアニメ(爆

あれほど破天荒でいろいろやりながら、毎回それなりに明るく
エピソードが終わっていたのに、1人を除いて若神子達皆消滅。
残された元・十字架天使が可哀想だった・・・(泣

8人だけど、照光子様は若神子では無かったかも。双子の兄とか居たし。
次のシリーズでは、内5人は「女の子」に転生。アリババは
意思の持つ「乗り物」になってるし。ヤマトは別の進化体系で転生。
で、次シリーズの主役・マルコは聖フェニックス様の○○○で、
最終進化形態は世界を照らす「太陽」。

神様どころじゃなーい。

結局、彼ら「若神子」というのは。
最終的には、菩提神というか弥勒というか、そういった類の
「尊い存在」になる為に転生を繰り返す「魂」だったらしい、と。

アリババは悪魔に魅入られやすいのか、何度も悪魔側になって
ヤマト達と戦う羽目になって。途中で、ピーターや一本釣も
悪魔側になってしまって、かつての若神子達が対決。
戦ったり、味方になったり。

でも、何度も転生しては、彼らは再び出会うのですね。

アリババは「大地」を支える何かの神になって、5人は菩薩の
ような神になって、ヤマトは何になったんだっけ?

さて、TBS版「八犬伝」はどうなるのか

2005年09月21日 02時52分08秒 | 八犬伝いろいろ
陽と影。

八人をそんな感じのイメージで分けると、
荘助、親兵衛、小文吾、現八は「陽」。
信乃、道節、毛野、大角は「陰」。

下に書いた人物の無茶を上に書いた人物がそれなりに
修正というか、なごませているような感じ。

信乃と荘助は極端に「陽」「陰」分かつことも無いんだけど。
信乃@滝沢秀明で、荘助@佐藤隆太。

確かに佐藤隆太は明るいイメージあるけど。
・・・・うーん。コメディって感じがしてしまう。

なんか明るすぎるのですね、まとってるオーラというか。
浜路の死の場面での、荘助VS道節のシーンなんか見たら
吉本新喜劇みたいに何かのオチを期待してしまいそうで・・・。

ジャニーズで一番イメージが近いのが、KINKIKIDSの二人かな。
光一の方が信乃で、剛が荘助。
王子様だけどどっかで不安定な感じの光一@信乃と、
堅実な若様って感じで不安定なところを見せない剛@荘助。
なにより、お互いをすごくいろんなイミで支えあっているけど
どこか淡々としていて、でも、相手をそれぞれ大事に思う。

そんな感じのキャストが自分内でのイメージ。


「イージス」の人。
確かに若い。勝地涼@大角。

けど、山田風太郎の虚実混合の「八犬伝」では、大角と信乃って剣術を
通じての幼馴染って設定があるので、大角は若いってイメージが
私の中ではとっても強い。
そして8人中、一番不安定なガラスの十代って感じがする。私だけかな。

親兵衛と逆で、大人の成りして中身は子供。
知識詰め込んで、奥さん娶って、でも、引きこもり。
父親に依存しすぎて、そのせいで何事も信じられなくなって
「仲間」である現八が「お前はこっち側の人間だ」と
手を引っ張って、少し浮世離れしたような「八犬士」の仲間として
それまでの大角の世界から引き剥がすまでそれは続いていたワケで。

この俳優さんのイメージはむしろ、「ハイスクール八犬伝」(橋本治著)
に出てくる「礼」の犬士で、「夜の知性」を持つ犬村青年に近いような感じ。

悪くは無いと思うのです。


押尾学@現八というのもスゴイな。
ものすごくアウトローな、角川ノベルズ版(鎌田敏夫著)の現八って感じ。
「珠の意識に目覚めるまで処刑役人という仕事に疑いを持たなかった」頃の彼。
角川ノベルズ版の方では、現八と小文吾は乳兄弟って設定無いから、
現八がとっても危ないイミでさばさばしてるし。
009で言えば、004の死神アルベルトみたいな感じというか。

「気は優しくて力持ち」な筋肉系俳優ってことで、照英@小文吾。
子供好きそうで、強くて、でもすぐ感極まって泣いてしまいそうな人。
・・・・ぴったりじゃないすか。
「星獣戦隊ギンガマン」のギンガブルーは、よい意味でも戦隊のブルーの
イメージを変えてしまったキャラだし。(↑上記そのままのキャラだった)
いつも笑っておだやかだけど、「コイツ怒らせたら怖いな」って雰囲気も
持ってるので、自分的には小文吾でOK。


小澤征悦@道節。
小澤征悦は嫌いじゃないんだ。NHKの旅の番組は欠かさず見てしまうし、
「さくら」の同僚教師でとらえどころの無いキャラというのが気に入って
見ていたし。なんとなく妙な安定感があるところとか。
でも、怖い役でも、(実は優しいのでは?)と思わせてしまうキャラに
見えてしまうので、とんがったイメージの道節にはならない感じ。

社交的なオダギリジョーって感じのタイプの人。オダジョーは逆に
優しそうな役でも、どっかで豹変しそうなでもその後自滅しそうな
感じに見せてしまうので、どっちもどっちだな。
「八犬伝」でオダギリジョーを出演させるなら、道節か、網干が似合うかな
と思ってたので。ちなみに「妖星伝」(半村良著)が実写化されるなら
殺人狂・石川光之介が似合うと思う。

そんな風に考えてたら、小澤征悦@道節もいいのかもしれない。
「妖星伝」なら、ポータラカ人に憑かれて穏やかに得体の知れない人物と
なった後の光之介で。(正しくは星之介)


山下翔央@親兵衛。
敵かと思ったら、実は仲間のひとりで味方だったんです。なのが
今回の役どころの親兵衛。なんか、年齢とか、設定とか元の「八犬伝」
知らなくてもいいってな感じ。
私はそっちの方がいいので、大歓迎です。
どんどん設定変えちゃってください。

要は、「八犬伝」の「八犬士」がちゃんとキャラとして性格が
付けられていればもうそれで良いし。

但し、存在感の無い、裏返せば「アクの無い個性」の俳優@キャラなら
そんな八犬士はいらないし。

年末年始の八犬士登場!

2005年09月17日 03時06分32秒 | 八犬伝いろいろ
って、ようやく残りの七犬士が発表。

八犬士が出揃った!タッキー主演の正月特番「里見八犬伝」 (サンケイスポーツ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/tbs.html?d=16sankei61018&cat=6&typ=t

>犬川荘助役に佐藤隆太(25)、犬山道節に小澤征悦(31)、
>犬飼現八に押尾学(27)、犬田小文吾に照英(31)、
>犬坂毛野に山田優(21)、犬村大角に勝地涼(19)、
>犬江親兵衛にYa-Ya-yahの山下翔央(16)が決定。


「木更津キャッツアイ」で、(ちょいと顔老けすぎじゃないか?)
NHK朝の「さくら」で、(まゆげぼーんで優しげで道節・・・)
「ダブルスコア」で(元ヤンで格闘技とバイクが趣味のコワモテ)

現八と道節のキャストを入れ替えるわけにはいかないんだろうか・・・。

で、「ギンガブルー」で「水戸黄門」で「スクールウォーズ」(あ、いいかも)
彼女は知らないなぁ・・・モデル? 篠原涼子にちょっと似てる?
「亡国のイージス」で(年齢も顔も若い! 彼が荘助の方が年齢的にも)
で、ジャニーズですか。


なんか、豪華そうで派手そうででも・・・地味だなぁ・・・。
役と役者さんがあまり合ってない感じがするからかな。
(TBS版はかなり話が変わるらしいけど)

思い出したら、また続き書く。

八犬伝 ~東方八犬異聞~ (3)

2005年09月07日 00時38分22秒 | 【八犬伝 ~東方八犬異聞~】
「信乃&荘助 道節に出会う」

前回、憑き物達にさらわれた浜路ちゃんは以外に元気に
環境に順応している様子です。

さて、帝国教会本部に召還されて、帝都に向かった信乃と荘助。
電車のコンバートメントで相席になったのは、またもやいわくありげな青年。
手を触れたガラスには雪の結晶が張りつき、ため息も冷たいミニ吹雪。

妹に会いに行かないといけない。大切な約束。

その約束途中で息絶えようとしていた青年を救ったのは雪女。
信乃が一度死んだときの想い「大切な妹。浜路を守る」
同じ想いと受け取った雪女@雪姫は、大事な声と引き換えに
青年と同化して彼を生きながらえさせた。

と、いうワケで犬山道節登場です。

うーん。
信乃は鴉@村雨丸(刀の化身?)と同化して、荘助が犬に変身するのは
犬と同化しているからで、道節は雪女憑きの冬青年。

普通だけど普通じゃなさそうな秘密を持ってるっぽい。
信乃の義妹である浜路ちゃんの実兄。
眼鏡青年。
道節@原作の人の話を聞かない若様@火炎使いなイメージの
ちょうど正反対というか。道節が氷属性になるとは・・・。

今のとこ、3話までで3人の犬士が登場。
順番的には、次は現八? 信乃とこぜりあいを起こして
一緒に教会に連行される、又は、教会にいるリオウさんが
もうかくまっていたとかそんなのとか。

まだまだ先が見えないけど、ラストまで読みたいですね。

信乃のイメージって、前にテニプリの菊丸って書きましたが、
腕に刺青のようにして鴉(村雨丸)を封じてるっぽいので、
チビで目つきも性格も悪いどこか偉そうなイメージも合わせると、
・・・飛影?


「幻想水滸伝」と「バクシンガー」

2005年09月04日 02時23分18秒 | 自己カルト的
「幻想水滸伝V 発売決定!」

マジですか。マジっすか?
前々回の「Ⅲ」と「Ⅳ」がちょっとあんまりな内容だったから
今度こそ頼みます。

無理かもしれないけど「Ⅱ」のキャラが使用キャラで出てきて欲しいなぁ。
「マチルダ反乱」とかって、カミューとかマイクロトフとか。
フリックとかシーナとか。
「八房の紋章」持ってる例の人とか・・・。

(「ラプソディア」はあんまり期待してない。)

ところで。
「Ⅱ」のレギュラー使用キャラは、私の場合、
主人公+ヴィクトール+フリック+カミュー+マイクロトフ+α
での傭兵コンビと騎士コンビは必ずなのですが、なんでこの組み合わせで
やりこんでいるのか? とちょっと自問自答。

で、たまたま昔のアニメ見ていてはた! と膝打ちしたのが「バクシンガー」。

真幌羽士郎(ビリー・ザ・ショット) → 主人公
ディーゴ・近藤(ドン・コンドール) → ヴィクトール
シュテッケン・ラドクリフ(諸刃のシュテッケン) → マイクロトフ
ライラ・峰里(不死蝶のライラ) → カミュー
佐馬之介・ドーディ(かっ飛びの佐馬) → フリック

こんな感じですかな。
OP見ていてライラとシュテッケン見て、
「ああ、これって騎士コンビのイメージ!?」と叫んだのが私。

イメージわかんない、または「バクシンガー?」という方は
↓のJ9シリーズのDVD販売ページを見ると宜し。
http://www.imagica.com/shop/j9/baxingar.html
http://www.imagica.com/shop/j9/bax_s.html

J9シリーズは「仕事人」「新撰組」「80日間世界一周」の
それぞれSFパロディなワケですが、このシリーズめっさ好きでした。
リアルタイム世代じゃないけど、なぜか好き。

もうちょっと続いていれば「八犬伝」のSFパロもあったかも。

八犬伝 ~東方八犬異聞~ (2)

2005年09月04日 01時40分16秒 | 【八犬伝 ~東方八犬異聞~】
「浜路ちゃんさらわれる」

謎の多い教会やら、彼らの過去やら、狐憑きやらなんやら。
で、信乃と荘助をおびき出す為(?)に浜路ちゃんがさらわれます。

可愛いです。浜路ちゃんって。
ゴスロリ調の教会娘。気が強くて、信乃と荘助をとても信頼していて。
願わくば、彼女に何かがあって第2の新展開なんてのにはならないように。

信乃も荘助も一度死んでるっぽいのが謎。
物語のキーになってるらしい「村雨丸」を信乃に託したのは
誰ですか。ゝ大法師というか、大輔さんに該当する人物なんでしょうか。

ところで「いち*ラキ」って初めて買って読んでみてるんですが。
さすがに年齢的に「面白い」って漫画は少ないです。
でも「海の騎士団」とかは面白いかも。BL系雑誌だけど、女主人公だけど。
海洋ものかと思って、「ホーンブロワー」とか想像したけど
ちょっと違った。でも面白い。思わずコミックス購入。

「八犬伝 ~東方八犬異聞~」のコミックスは10月発売らしいです。