ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

ライダーマンに萌える

2005年03月29日 02時04分10秒 | 自己カルト的
「仮面ライダーSPIRITS」って漫画を読んでるんですね。
TVシリーズではそれぞれに主役だった仮面ライダー達が
戦隊モノのように集まって闘うという内容。

クウガ以外の平成版のように最初からわらわらとグループ化して
いるんじゃなくて、協力者はあっても「1人」で最後まで闘い
通してた初期のシリーズの方の仮面ライダー達です。
(ラスト近くなるとおまけのように他のライダーも出てくるけど)

で、初期ライダーズ。
7人で区切るか、9人で区切るか。
どっちとっても8人には1人足りないか1人多い。

仮面ライダーじゃないけど、仮面ライダー達との関わりの深い「滝和也」
を含めたら、7人ライダー+滝で8人になるのだけど、なーんか違う。

この「SPIRITS」は、この滝和也が初期のストーリーテラーというか、
それぞれのライダー達と事件に巻き込まれながら、関わりを持ちながら
10人目の謎の仮面ライダー「ZX」を巡る巨大な悪に共に立ち向かう話。

滝は仲間だけど、「改造人間」じゃないし。
7巻の帯に書いてあった

「悪の手で肉体を改造された人間が正義感だけは失わなかった。
 そういうところに惹かれたんですよ」

な文章。私の八犬伝好きも単語を置き換えるならこんな感じ。

 悪の手で運命を歪曲された人間が正義感だけは失わなかった。
 そういうところに惹かれたんですよ。

でも、仮面ライダーは「八犬伝」的じゃないのですね。

虚実の混合世界  ~八犬傅~

2005年03月25日 02時00分10秒 | 八犬伝いろいろ


「世界伝奇小説の烽火、アレクサンドル・デュマの『三銃士』に
先立つこと三年」。28年の歳月を費やして完成された滝沢馬琴の
大作「南総里見八犬伝」。物語は、長禄2年足利八代将軍義政のころ、
安房国の城主里見義実の娘・伏姫が犬の八房の子を身籠り生んだ
八つの奇妙な珠の話で始まる。後にそれらの珠を持つ8人の犬士が出現。

(山田風太郎傑作大全20 「八犬傅(上)」)

作者は忍法帖シリーズの山田風太郎氏。
「八犬伝」を2つ書いてるワケですね。「忍法八犬伝」とコレと。
滝沢馬琴の流れの直系が山田風太郎と言われているのも少し納得。

虚実混合の物語ということで、「虚」の世界の主役は八犬士達。
「実」の世界の主役は、作者の滝沢馬琴氏。
「八犬伝」を書き続ける馬琴の現実世界での出来事を絡めながら、「虚」と「実」
の世界が交互に書かれていく物語。

八犬士の活躍のツボはキチンと抑えつつ、文章は明快にして怪傑。
本家の「里見八犬伝」の後半では独壇場となっている犬江親兵衛の活躍も
それなりに短縮されているので、本家の「里見八犬伝」に挫折した人は
この本から読むと良いかも。ただ、後半ラストの方では、それまで章ごとに
「虚」「実」が交互に書かれていたのが「虚実混合」となり、文節ごとに
話が展開していくようになるので、「八犬伝」を全く知らない人には物足りない
まま終わる完結かもしれない。

「虚」の「八犬伝」のラストは書かれずにぼかしたまま。
「実」の世界では、馬琴が失明して絶望した後、亡き息子の嫁であるお路さんが
口述筆記で書き続けることを宣言し、馬琴とお路さんが「八犬伝を完結させる」
という目的を達成させる為に強い絆を固めていくところまで。

「八犬伝」を未完で終わらせなければならないという不安にかられる馬琴に、
字を教えてもらうところから始めて、「八犬伝」を完結させようとするお路さん。
目の見えない人が、字を知らない人に字を教える。
それをやり遂げて、「八犬伝」が完結したのは奇跡に近いと思う。

ロマンスあり、転生あり、因縁の絡み合う荒唐無稽な物語。
そして、日本最古の集団ヒーロー物。

日本が「戦隊」シリーズのような集団モノを好む理由の一端かも。

108回の転生物語    ~魍魎戦記MADARA~

2005年03月24日 02時33分59秒 | 八犬伝いろいろ
RPGのように話が展開し膨大な設定資料がある漫画。
・・・と思ってたらなかなかどうして。
私が読んだのは壮大な物語の序の序にすぎない漫画だったワケで。
「どろろ」+「八犬伝」+「水滸伝」な感じ。

村人の大半がギミックと呼ばれる人工の身体を装着している日修羅人の村に
身体の器官を失ったヒルコ状態の赤子が拾われる。強力な霊力を持つ赤子は
「摩陀羅(マダラ)」と名づけられ、ギミックを手足として成長し、義姉の麒麟
と共に自分の本当の手足を取り戻すための旅に出る。

魍鬼八大将軍を次々と倒し身体を取り戻してゆくマダラ。
彼には神の国アガルタへの門を開く「真王」である宿命が隠されていた。
マダラの元には因縁めいた繋がりによってカオス、聖神邪といった仲間が集う。
双子の兄・影王との戦い。
実の父親であり、最大の敵である金剛国の王・ミロク帝との最終決戦。

別次元の世界へ逃亡したミロク帝をマダラは追う。
それは、長い長い転生の物語の始まりだった。


上記がファミコン雑誌に連載されていた「魔陀羅 壱」と呼ばれる最初の物語。
その後、影王の転生である伐叉羅(バサラ)が主役の「魔陀羅 弐」、消えた
マダラを追って放浪する聖神邪が主役の「魔陀羅 赤」、マダラがいなくなった
後の登場人物達の愛憎劇「ギルガメッシュサーガ」、マダラを追って転生する為
カオスがユダヤ(=聖神邪)に7回殺される宿命を担う「死海のギルガメッシュ」
・・・などなど。
私が読んだのはここまでです、つまり漫画のみ。

で、ここまでで判ったのは、
①神の国アガルタと闘う為の「真王」としてマダラが生み出されたこと。
②カオスや聖神邪達8人は転生戦士としてマダラに仕える仲間である。
③108回の転生後でなければ、転生戦士は8人揃わない。

後は入り組んで入り組みすぎてもう何がなんやら。
108回の転生ということで、ようするに物語も108あるということで。
ラストが「天使編」だそうです。「009」みたいです。タイトルだけ。

神が絡んだお話にはほとんどリンクされてるというか、「ノアの箱舟」とか
「十字軍」とかのお話もあるそうで。
小説なのか、ゲームなのかは知らないですけど読んでみたいです。

あと、忘れてた。「転生編」。
現代世界の日本。転校生「伏姫麒麟」が8人の転生戦士を探すというお話。
・・・名前まんまやないですか(笑
「麒麟」が伏姫なら、カオスやマダラは八犬士。

マダラサーガにおける「八犬伝」ということで。

敵は56億7千万、挑むは8人! ~BURAI 八玉の勇士達~

2005年03月24日 02時30分49秒 | 八犬伝いろいろ
パソコンゲームです、ハイ。祖父が昔、初期FM-TOWNSを購入したときに
お店屋さんがパンフだけくれたもの。

で、後年、スーファミでも発売されたけどカットカットの連続で
(容量の関係だろうけど)実は最後までやってなかったりする(苦笑

あまりにも入り組んでややこしくて裏のある物語なので、プロローグ
だけ書き出すとこう。(その記憶すらもあやしい)。

惑星キプロス征服の為、魔神ダールを蘇らせたビドーはその魔力を得て
侵略を開始する。だが、ダールと対を成す光神リスクもまた蘇り
キプロス王家の王子として転生していた。それを知ったビドーは王家を
襲うが、王子は王家に仕える三銃士によって救い出される。
しかし、追っ手によって追い詰められ、三銃士は最後の力を使い王子の
周りに結界を張ると、八つの玉に勇士を探して王子を守るよう命じ絶命する。

で、その八つの玉に選ばれたのがハヤテを始めとする、8人の勇士達。
家督騒動に巻き込まれたトカゲ人間、初恋の相手を探す針使いの少女、
親の仇を探す半獣人の兄妹、力を失った神、ダール側にいた占い師、
選ばれた父親が殺された為に勇士となった少年、などなど。

玉に選ばれた8人の人間が、絡み合う因縁の末に真実の敵を見出し戦う。
彼らが玉の依頼を引き受けるまでもなかなか大変で、勇士になって
他の仲間と出会ってからもその因縁を引きずってたりして、
SFっぽい八犬伝という感じ。
伏姫のような立場の人物がいないのがちょっと残念。

クークの章はちょっと可哀想。

お父さんが玉の勇士に選ばれた。
危ないからお母さんとクークはしばらく親戚の家で暮らすことに。
家族でその親戚の家に向かう途中で・・・・(涙

で、玉は代わりに息子のクークを勇士に選ぶ・・・んだけど弱い!!

「ドラクエ4」とか、「クリムゾン2」とかみたいに、章ごとに
主要キャラのそれぞれの話が展開された後、最後の章で主人公と
なるべきキャラがそれぞれに仲間にしていって真の悪を倒す。
そんな感じの内容です。

詳しい人はご存知でしょうが、「BURAI」というのは「天界9部作」
という壮大な物語の「中篇」つまり「4部~6部」までのお話です。
天界に住む種族・・・相対する8組の16人の神様が宇宙を治めていて
「BURAI」の物語に関わってくるのはその内の3神。
で、その内の1人は力を無くして「八玉の勇士」の1人。
残りの2人の陰険な争いが発端でこの物語は展開していくという。

ダールVSリスクの争いに巻き込まれた惑星の物語、ってだけでは無く
まだどんでん返しがあり、ビドーの真の目的も物語が進むにつれて明らかに。
そこでようやく「BURAI」の意味が判る・・・というワケです。

一応、「BURAI」は上下巻セットのゲーム。
上巻でやめておけばそれなりにハッピーエンド。
下巻をやってしまうととっても鬱なアンハッピーエンドになるらしい。

お気にキャラ:クーク。ちなみに死んだお父さんの名前はバビル(笑
       というわけで、クークはバビル2世(爆

さすが、荒木キャラデザなだけある(星矢とか平成版バビル2世とか)

甲賀ロミオと伊賀ジュリエット ~甲賀忍法帖 SHINOBI~

2005年03月22日 02時35分58秒 | 八犬伝いろいろ


なんだか、実写化の劇場版で今度公開される「甲賀忍法帖」も
角川版「里見八犬伝」っぽい感じがするので。

主演は、オダギリジョーと仲間由紀江だし。
オダジョーは言わずもがなの「仮面ライダークウガ」で、イケメン特撮のハシリ。
仲間由紀江は特撮系には出ていないけど、ごくせん@共演者に特撮系多し。
冨田翔@アバレブルーとか、載寧龍二@デカレッドとか。

山田風太郎忍法帖で一番最初に覚えた忍者が「蓑念鬼」だったので
どんな役者さんが、あのトンデモ忍法をどうやって演じるのか楽しみ。
マジに地虫十兵衛とかはどうやって描写されるんですか。
「甲賀忍法帖-改」の漫画に出てくる全身束縛スーツみたいな感じだったりとか。

で、ハリケン+龍騎の放映期に思ってたのがですね。
このイケメン特撮俳優絶頂期のメンバーで「里見八犬伝」作って欲しい! って。

前回の角川劇場版がノベライズと少し設定その他が変わっていたので、
今度はノベライズに忠実に。(かなりエロでグロで可哀想な話になるけど)

まず、塩谷瞬か姜暢雄のどっちかが犬坂毛野。
この場合の毛野は両性具有・・・現代風に言うなら「IS(インターセクシャル)」
の美少女(美少年?)。その身体と美貌の為にとても悲惨な運命をたどる犬士。

少年っぽさを出すなら塩谷の方がいいと思うし、憂いを優先するなら姜。

で、そうすると、妖之介は兄者こと白川裕二郎。八犬士の敵だけど(笑)
こっちも毛野と同じく両性具有者。陰湿でとてもとても嫌なヤツで
毛野を蹂躙しつくした後も、何かと毛野を苦しめる。
(映画版では萩原流行で、母親役の夏木マリと近親相姦っぽい感じだった)

又は、策略に嵌められて自分の子供を斬首した犬山道節が白川。
毛野が始めに出会う犬士で、毛野も仲間に巡りあって道節おじさんに
懐いてしばし幸せな時間を過ごすのだけど、やはり最後は妖之介と
心中のような形で相打ちになるわけで。

仮に
①毛野@塩谷で、妖之介@白川にした場合。
 →絶対に相打ちになんかならなさそう。

②毛野@塩谷で、道節@白川の場合。
 →なんか物語がものすごく前向きな話になりそう。

③毛野@姜で、妖之介@白川にした場合。
 →初期のゴウライ兄弟みたいに閉鎖した関係っぽくていいかも。

④毛野@姜で、道節@白川にした場合。
 →合いそうで、なんとなく違和感・・・。

結論としては、全体的に明るい雰囲気(皆殺しで明るいも何もないけど)なら
②。原作通りの暗くてドロ~とした雰囲気重視なら③。


龍騎の主役2人組と③は少しかぶるかも。

SF青春伝奇時代劇 ~角川映画「里見八犬伝」~

2005年03月18日 02時47分10秒 | 八犬伝いろいろ
 

(一応の原作本。左が伏姫、右が静姫)

ビデオ&DVD持ってるのに、スカパーで放映されたので再観。
特筆すべきは圧倒的な存在感を持つ悪の女王・玉梓@夏木マリの凄絶な美貌。

で、本編の内容は、というと。
時間的にもちょうどいい長さだし、内容的にもキャラ的にも派手。
特に信乃と毛野の登場&決闘シーンは華やかでいて秀麗。
道節、大角、毛野、信乃の珠が偶然から静姫を救う場面は、
映画前半のクライマックスかも。ここまでは一気に話が進むし引き込まれる。

ただ、ちょっと後半はさくさくと物語が進みすぎ。
小文吾&荘助の登場シーンは説明なさすぎ。
親兵衛と静姫のラブシーンはちょっと長すぎてくどすぎ。
このシーンは半分の時間でも良かった感じがする。

以下、それぞれのキャラについて。

犬山道節@千葉真一
「黄金バット」とか「七色仮面」とか思い出す人は旧特撮世代な人。
こういうSFのかかった時代劇には必要なタイプの重鎮。

立場的には八犬士のリーダー的存在で、静姫と出会った時点で
既に余命わずかな身体という、時限爆弾かかえているよなお方。
伏姫の巻物を持って、静姫を説得し、他の犬士を仲間にし、
ラストでは武器にまでしてしまう八犬士最後の殉職者。

とにかく濃い。


犬村大角@寺田農
修験者というか、クラマ天狗(?)というか。 
そんな姿で鉄砲撃って、最後は爆死な人。
特撮系ではないけど、「ラピュタ」のムスカ(悪人)の声で有名らしい。

ネットで検索してみたら、光GENJIの「光」の方の映画に出ていること発見!
つーか、どこにいるんだ!!!

もっと調べたら、あの「グラウエンの鳥籠」にも出ていることが判明。
あのドラマ自体がアクの強い俳優さんばっかりだったから。


犬塚信乃@京本政樹
特撮好きで有名なのに、特撮ヒーローには「選ばれなかった」人。

友情出演で「仮面ライダー」や「ウルトラマン」とかちょこちょこ
出ていたりするのだけれど、主役にはなれない人。
自分で企画立てて、主人公になるはずだった「ウルトラマン」とか
あったらしいけど、ぽしゃったらしい。(って聞いたけど)
念願叶って自分で企画立てて「髑髏戦士スカルソルジャー」でとうとう主役。

でも、それは同人ヒーローみたいなもので「正統派ヒーロー」じゃないでしょ。
「ヒーローは選ばれる」ものである。
なりたくても、ヒーローでない人は選ばれない。この人を見てると心底そう思う。

でも、「里見八犬伝」の時の彼は麗しいって表現が良く似合う。
アイシャドウきついけど。棒読みセリフだったりするけど。
この時の年齢だったら仮面ライダーとか演ってもよかったかも。


犬江親兵衛@真田広之
特撮系というか、一昔前の山田風太郎系忍者モノの時代劇ヒーロー俳優だったひと。
「伊賀忍法帖」とか、「忍者武芸帖」「柳生一族の陰謀」。
そういえば、「魔界転生」にも出てた。
このときは青年役というより、少年役。
沢田研二演じる天草四郎にいやーんなことされてしまって死んでしまう役。
このときの主役は千葉真一@柳生十兵衛。


犬飼現八@大葉健二
私と同世代なら、バトルケニアとデンジブルーがごっちゃになってから
ギャバン隊長のスキンヘッドを見て驚愕したTV世代だと思う。
(あれは、衝撃的だった・・・。)

妖怪軍団の幹部。素藤の右腕左腕というか。
悪の限りを尽くした後に、珠を手に入れて改心して静姫の配下に。
・・・って、そんなにあっさりと改心できるものかと疑問符大。

裏設定を山のように作って欲しいキャラ。
そうでないと、「正義のヒーロー」だから正義の人になるんだろうな、
ってそんな理由で見てしまうワケで。(↑上記参照)


犬坂毛野@志穂美悦子
真っ先に思い浮かんだのが「人造人間キカイダー」のビジンダー。
もしくは「欽ドン!」の「OLシリーズ」。

この時期の志穂美さんはホンッとに綺麗。
華麗な舞姫・旦毛野のイメージを損なってない。
原作の毛野とも、ノベライズの毛野とも全く違う「必殺仕事人」な毛野。

運命の宿敵・妖之介に迫られ拒みつつも最後は心中のような形で両者相打ち。
この妖之介がまたアイシャドウばりばりでぬらりひょんな感じで気持ち悪くて、
キャラ的にはすごく好き。蛇の化身だかなんだかで蛇をイメージしているのかも
しれないけど髪型がゴーゴンというかメデューサ。

派手で豪華でエンターテイメントな時代劇。
タイトルの「SF青春~」はどっかの雑誌に書いてあった・・・アオリだったと思う。

ジェノサイド

2005年03月18日 02時15分55秒 | 八犬伝いろいろ
ようやく、親兵衛&小文吾が登場。
角川映画版のような少年&怪力大男。
おかっぱの小童と、獣の皮をかぶった野人。

やっぱ、というか強いですね。
妖怪というか、悪霊というか。人間じゃないから当然だけど。
玉梓蘇らせようとしている真意がまだよく判らんのですけど。
そもそもなんで、その十勇士の時代に彼らが蘇ったのかも
説明されてないし。

まだ八犬士では2人登場してないし、十勇士も半分の5人しか出てきてない。


それなのに

次号で最終回


って、まてや(怒)

ここまで、設定&謎を山のように広げておいて打ち切りっすか。
そりゃ、明らかに掲載雑誌間違ってるよなとは思ってたけど。
なんとなくいやーな予感はしてたけど。

「スピナー」の作者が「ジャぱん」でコロコロからサンデーへ行くように、
「サラダボーイ」の作者が「レツゴー」でサンデーからコロコロへ来たように
他の雑誌に移るってことは出来ないもんですか?

絵も綺麗だ面白そうだしかも八犬士が悪。

せめて八犬士全員が悪人らしく登場してから終わって欲しかった・・・残念。

テニプリで八犬伝 <4>

2005年03月02日 01時26分16秒 | 八犬伝いろいろ
今更だけど、「テニスの王子様」って大体こんな話。
コミックスは一度しか通し読みしてないので、あまり自信ないかも。


「テニスの王子様」
通称:テニプリ。W・ジャンプにて連載中のテニス漫画。
天才的なテニスの才能を持つ帰国子女の主人公・越前リョーマがテニスの名門
青春学園(←まんま『せいしゅんがくえん』と読む)に入学し、1年生ながら
レギュラー入りし、一癖も二癖もある2.3年生レギュラー陣と堂々と渡り合い
ながら、他校との公式試合に勝ち進んでいく話。

主人公が最初から最強。裏技使って最強の勇者でRPG始めるような感じなので、
うじうじした湿っぽい話は主人公には無い。負けたり悩んだりするのは普通に
レベルアップしている上級生レギュラー達(←とはいっても、名門テニス部の
レギュラーなので元々のレベルはめっさ高い)。それとライバル校の面々。

キャラ人気の高さから、漫画以外の媒体物たくさん。ゲームとか、キャラCDとか、
レギュラージャージとか。

「ミュージカル」にもされましたが、イケメン俳優のジャンルに「テニプリ」
として、そのキャラを演じた俳優さん達が雑誌に載っていたのは(驚)。
流行の仮面ライダー役者さんになってしまった人もいましたし。(カリスの人)


□ 八犬士 □ ・・・・に考えてみる。

(仁)海堂 薫
・青春学園中等部2年生レギュラー。人を寄せ付けない雰囲気。努力前提の自己
鍛錬の鬼。同2年の桃とは対照的なバンダナ男。データ主義の乾のお気に入り。
・・・一番最後にこの欄書いてるんですが・・・絶対合わない。これなら「姫」
の項目でリョーマと交換した方がよほど合うような。

(義)大石秀一郎
・青春学園中等部3年生レギュラー。面倒見のいい副部長。別名「青学の母」(笑)
英二とのダブルスは「黄金ペア」と称される程の全国的ハイレベル。他のメンバー
の押さえ役的存在なので、「犬山荘助」。「八犬伝」の前半では信乃の御守役。
後半では「人魚の油」もらって泳いでばっかりだったから。

(礼)乾 貞治
・青春学園中等部3年生レギュラー・・・だったりそうでなかったり。データ収集
から冷静な判断を下す青学の頭脳。彼の作る特製ドリンクはあまりの不味さから
通称「乾汁」と呼ばれて恐れられている。眼鏡とると美男子らしい。不二とは別の
意味で「敵に回したくない男」という訳で「犬村大角」。

(智)不二周助
・青春学園中等部3年生レギュラー。青学の№2。手塚に次ぐ実力の持ち主。
「白鯨」「ヒグマ落し」などの必殺技を持つ。中性的な顔立ちで人当たりもいいが
毒舌家。機嫌を損ねると何をするか判らないので他レギュラーから恐れられている。
八犬伝でいうなら「犬坂毛野」。だって他に例えようがないし。

(忠)手塚国光
・青春学園中等部3年生レギュラー兼部長。生徒会長も兼任する超真面目な優等生。
とても中学生には見えない外見と、人を威圧する存在感と、ずば抜けたテニスの
才能によって尊敬され恐れられている鬼部長・・・だが、レギュラー達にはあんまり
通じてない。でもリーダー。そんなトコロが「犬山道節」っぽいかなと。

(信)桃城 武
・青春学園中等部2年生レギュラー。パワーショットが武器。男気のある陽気な
性格で、上級生からも下級生からも好かれている次期部長候補・・・らしい。初対面
の因縁からか、リョーマとは妙に気が合ったり合わなかったり。現レギュラーでは
一番まともな性格。人望もある。なので「犬飼現八」でどう?

(孝)菊丸 英二
・青春学園中等部3年生レギュラー。大石とは以心伝心のダブルスを組む相棒。
身軽なアクロバティック戦法を得意とする。不二とは同じクラスの親友。5人兄弟
姉妹の末っ子で人懐こい。にゃーにゃーと鳴く猫人間。大石が「荘助」なので菊丸は
「信乃」・・・甘えたなトコロは合ってるかも。どこか強運なとこも。

(悌)河村 隆
・青春学園中等部3年生レギュラー。普段は親しみやすい優しい性格だがラケット
を持つと二重人格のように性格が変わり、超パワーショットを放つ。家業の寿司屋
を継ぐ為、テニスは中学校卒業までと決断済。不二の言動を止められる数少ない
存在。「毛野」に対する「小文吾」ということで。

(姫)越前リョーマ
・青春学園中等部1年生レギュラー。帰国子女。血筋+努力+度胸のよさからくる
テニスの天才。今のところ無敵な悪魔な小生意気少年。なんのかんの言いつつ
他のレギュラー達も甘やかしている。飼い猫のカルピンにのみ心を許す「犬のお姫様」
ならぬ「猫の王子様」。 そんなわけで「伏姫」決定・・・・?


で、当てはめてみましたが、なんか違う。

・・・・一部、どう考えても合わない人が(汗)
以前にも書いたのですが、伏姫は「頑固で一途で自分を苦行に追い込む」お姫様。
で、(仁)の親兵衛は「最年少で最強」な子。


海堂とリョーマを入れ替えた方がなんかしっくりとくるような。


あと、別パターンでは。
女名ってことで、海堂を信乃にして、乾を荘助にして。大石を小文吾にして、
菊丸を毛野にして。リョーマを親兵衛にして、手塚は道節のままで、タカさんを大角
にして、桃を現八にして。

・・・って、そしたら不二が伏姫? 駄目ですそんなオソロシイ。
上から皆を見ていても見守るんじゃなくて、何するか判らない神女サマなんて(汗)

君はねらわれている  ~再び「ハイスクール八犬伝」~

2005年03月02日 00時43分50秒 | ハイスクール八犬伝


・失踪したクラスメイト・微笑子の”腕”を見つけたことを発端に、里見高校に通う
伏見しのぶと荘田礼子の周囲には奇妙な出来事が起こり始める。クラスメイトの失踪、
先生の事故死、正気で無くなっていく大人達。
 化け物のようになった人間が人間を襲う事件が続いたある日、突然東京は黄泉(魔界)
と化す。礼子達を始めとする一部の人間は東京から脱出するも、謎の事件は続く。
微笑子そのものを身籠ったしのぶや、新しい高校に通い始める礼子など
「オンナノコ」達は、新しい生活を受け入れ、「オトコノコ」達は東京を彷徨う。

そして、牡丹の痣が浮かび上がった礼子達は気づいてしまう。

「もしかして、私達『八犬伝』やってるの?」


□ 八犬士 □

(仁)? (未登場)

(義 )荘田 礼子
・しのぶの親友。右掌に痣。ややブラコン。普通の超能力者で、一番普通的
思考の少女。しのぶと美弥を救う為に黄泉の国への入り口を開く。

(礼)赤岩角太郎
・赤岩進学会の塾講師で真面目な好青年。「夜の知性」の持ち主。「実の母親の弟」
という複雑な戸籍を持つ。二人目の義母・船虫の出現で家は崩壊寸前。

(智)鶴川 智彦
・関係のあった佐藤先生(男)殺しの容疑をかけられている、やや不良っぽい
色黒の美少年。犬川くんを助ける為に魔界へ行き「美少女」に変身。

(忠)犬川 将道
・しのぶ達の同級生。真面目がとりえの体育会系。右膝に痣。さらわれた浜路
くんを追って魔界へ。親友の智彦の素肌に触れると金色の龍に変身。

(信)犬飼 美弥
・元トップアイドル歌手の美少女。頬に痣。玉森梓と山下定包の魔手にかかって
いたが、コンテストに応募してきたしのぶと共に「対牛楼」より脱出。

(孝)伏見しのぶ
・里見高校2年生。右掌に痣。里見高校の異変の後、美少女に変貌。黄泉の国
にて、行方不明になった同級生の魂を身体に宿して妊娠中。伏姫かも。

(悌)犬多古文子
・美弥の親友。本業は女子プロレスラー・グレート山林。実は山林富豪のお嬢様。
強い霊能力を持ち、死都となった東京から美弥達を救い出す。

(姫) ? (未登場)


上記の高校生八犬士以外にも意味ありげな人物が多いのに、未完のままなので
その意味ももやもやしたまま15年近く・・・ハッキリさせて欲しいのですよ(怒

将道の美少年な従兄弟の浜路君、礼子のお兄さんの秀輔さん、浜路君のお母さんの
身体をのっとって痴態の限りを尽くす巫女柴、巫女柴の元・彼氏で、甥っ子の
将道をそーゆーイミで愛している若和尚の大輔さん、などなどなど・・・。

秀輔さんは前半結構活躍していたので、(義)の珠の本当の持ち主はこっちの
お兄さんの方かと思ってた。将道は、親友や従兄弟からせまられてるかと思えば、
叔父の大輔さんには逆の視線で見られていたり。(いや、大輔さんは味方だけど)

読み返せば読み返すほど、ちょっと時代が早かったなーと思う。


八人の王子様は、多摩の八王子でいつ出会うのだろうか?

未完のラストのちょっと前の締めくくりがこの一文。
今のトコロでは、女の子達も混じっているけど、本当は原作通り、「八犬士」は
全員男性で、王子様達なのかもしれない。