ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

左腕に巣食うモノ

2007年01月23日 00時41分26秒 | 自己カルト的
「D.Gray-man」はなんとなく「妖星伝」(半村良 著)に似ている

…と思う。

”片腕”が何かに変化して戦うキャラクターって、「眼鏡」とか「制服」
とかの萌え要素のひとつらしい。意識してなかったけど、そういうことなら
自分的に片腕萌えキャラの初めは結城丈二だな。

元敵組織の科学者で裏切りの罪着せられて硫酸プールで腕溶かされて脱走して
組織に家族殺されて復讐の為に戦っていた風見志郎に諭されながらも反発して

でもこの感覚って、美少女に天使の羽が生えてたり、悪魔な尻尾が生えてたりするのと
同じような感覚なのかも。生身でない「醜い」とも思える別の物質でできたモノ
=この場合は腕なのだけど、その部分以外は普通の人間に見えるというあたりに
萌え部分があるような気がするのだけど。



《左腕》
「D.Gray-man」:アレンのイノセンス寄生の左腕
「コブラ」:コブラのサイコガン
「小さな巨人ミクロマン」:ミクロマン・アーサーのマグネアーム
「仮面ライダー」:ライダーマン@結城丈二のアタッチメント義手
「青竜の神話」:超能力忍者@竜次の左腕
「マダラ」:聖心邪の義手

《右腕》
「鋼の錬金術師」:エドワードの義手
「寄生獣」:泉新一のパラサイト・ミギー
「東方八犬異聞」:犬塚信乃の村雨(刀・鴉)

《両腕》
「EAT-MAN」:ボルトの腕

 

甲賀ロミオと伊賀ジュリエット

2007年01月19日 22時58分25秒 | 自己カルト的


オダギリジョーは「クウガ」時代から。
仲間由紀恵はロックマン主題歌を唄っていた時から。
山田風太郎先生の場合は「八犬伝」にハマッたとほぼ同時期から。

それぞれ好きになっていたというのに。

甲賀忍法帖の世界を返せ

なんだこの腑抜けた恋愛モノ風忍者映画は。

好きなものばかりで出来ているハズなのに何この喪失感…。

新年あけまして

2007年01月10日 01時00分39秒 | 八犬伝いろいろ
新年早々から「いち*ラキ」を買いそびれてちょっとへこみ気味です。

「馬琴の嫁」(群ようこ著 講談社)
「BLIND GAME ニューエイジ八犬伝」①②(碧也ぴんく 集英社文庫)

「BLIND GAME」は漫画文庫として全4巻で完結。
群ようこさんの能天気な文章で、あのお路さん主役の馬琴一家の物語。
もともとこの人の本は好きなので、面白そうかも。
馬琴一家の中では、このお路さんが一番バイタリティあって
楽しそうな人なのでキャラ的にはすごく好き。

山風先生の「八犬傅」でのけなげなお路さんも好きだけど、
平岩弓枝センセの「へんこつ」のおきゃんな感じのお路さんも好き。


2月から千葉県が「房総発見伝」なるイベント開始。
名前のごとく「八犬伝」関連のイベントだらけ…行きたいなぁ。

駅長さんが磯釣りをしていて釣り上げた8つの珠から飛び出した
8匹の観光案内犬というのも萌える。

ミニチュアシュナウザーの犬川ムサシとラブラドールの犬村ソウが
可愛いと思う。





少女剣士二人

2007年01月09日 01時00分25秒 | 特撮
元々は世界文学全集に入っているような名作なのに
「変身」要素が入ると何故、こんなにも面白そうなのか。

「ロミオ×ジュリエット」
ジュリエットが、謎の男装の紅剣士。

以前、NHK-BSで放映されていた「シンデレラ」。
何かと事件に巻き込まれる王子様を、魔法で変身したシンデレラが
助けるお話。

特撮だと、「シルバー仮面」のリメイクモノの「シルバー假面」。
森鴎外と「舞姫」エリスとの間に生れたドイツ人美少女ザビーネが指輪
(ニーベルング?)の力で変身。帝都の猟奇事件。時空を越え暗躍する
カリガリ博士と対決する・・・。

時代が時代なので、江戸川乱歩とかも出てくる様子。
「帝都物語」とか久生十蘭とか江戸川乱歩の世界とか。
小栗虫太郎の耽美性もちょっと入るのかもしれない。

カリガリ博士かぁ…また、カルトなキャラを引っ張ってきたなー。
人造美青年とか出てきたりして。


龍の眼と九尾の狐とくノ一 ~【龍の剣】~

2007年01月08日 17時23分04秒 | 自己カルト的
「特冊新鮮組」という、コンビニ中心で販売されているややきわどい
グラビアアイドル系雑誌に連載されていた漫画「龍の剣」が好きだったなあと。
やや劇画調ではあったものの、絵は割と上手く、内容もただのエロ漫画ではなく。
むしろ、面白そうな要素(淫靡+触手+エロス+バイオレンス+忍者+歴史モノ)
に男性向けエロがちょっと多いかなくらいなもので。

「ベルセルク」が青年漫画なら、、「龍の剣」も充分に青年漫画で通用すると
思うのだけど。絵柄もエロ格好良くて、特に《九尾の狐憑き》のくノ一・狐葉
は可愛かった・・・。


時代考証は、織田信長の時代~明智光秀が謀反を起こすあたりまで。
 
怪しい妖術を使い信長を狙う夢幻衆と戦う忍者集団の『破組』くノ一の
妖術を見抜く蒼い瞳を持ち、潜在能力は””の形をとるほどの強い力を持つ。
その親友でありコンビを組む『護組』狐葉”九尾の狐”を憑かせて
いるくノ一。龍と同じく淫魔が見え、二人が組むと最強コンビ(らしい)。

忍者集団の次期跡取でありながら、怪しい発明品を作ることに熱中する変態
女好きの正宗。彼のお守り役として派遣され、龍達と行動を共にする真帆狼
”狼憑き”のワーウルフくノ一。淫魔は見えないけれど切ることはできる能力者。

仮面をつけ、妖術で見えない触手を使いくノ一達を翻弄する両性具有の美女
妖香が悪の中心。彼女に捕まって触手で蹂躙されたり、淫魔に襲われたり。
と、そんなところが男性向けエロス・・・なのかな。

攻撃中心の『破組』と、防御優先の『護組』にそれぞれ属する忍者(くノ一)
がペアを組んで任務、な設定と、主要キャラは憑き物つき(龍、九尾の狐、狼)
なのと、正宗の変態サドっ気ぶりとかが上手い具合に絡んでいて面白かったな。
くノ一装束も、戦国風SMボンテージ+ガーターベルトみたいな感じで凝ってたし。

タイプの違う3人のくノ一(行動美女系、しっかり妹系、色気あり姉系)に
怒られ、あきられ、しばかれつつも、敵の美女の妖術にハマッてしまう正宗の
キャラが宜しい(笑)

検索かけても見つからないんですね、これが。
《龍 眼 九尾の狐 忍者 変態》とかで検索してもなぜか
某「ナルト」が引っかかる・・・いや、マイナー雑誌連載だったから仕方ないけど。

恥ずかしいのを我慢して「特冊新鮮組」買ってましたよ。ええ。

トリトンかと思った ~【ムーの白鯨】~

2007年01月06日 23時04分48秒 | 八犬伝いろいろ



今はどうか知らないけど、小学1年の国語の教科書に「くじらぐも」
ってお話があって。くわしい内容は忘れたけど、巨大なクジラの形をした雲
が校庭に下りてきて新一年生が乗って遊ぶ話だったと思う。

惑星軌道直下の年、世界中で天変地異が発生。避難する途中で両親と
はぐれ船から落ちた白銀剣は、謎の少女に助けられ白鯨の元へ。そこには、
共に星型のアザを持ち、剣と同じく苗字に「白」の字を持つ4人の少年少女
…白鳥麗、白風信、白川学、白城譲が待っていた。

自分は覚えていないのだけど。サッカー場で試合の最中に空に巨大な
白鯨が現れて白城譲は連れていかれたらしい。そのインパクトが強すぎて、
妹は「くじらぐも」を読んだとき、真っ先みこのシーンが思い出されたそうな。

おおまかなあらすじは、というと。三万年前のムー大陸の戦士の転生である
剣達が、三万年前から時空の歪みに漂っていたアトランティスの地球支配を
防ぐ為、白鯨と共に戦うというお話。

『白鯨』というのはなんというか、古代ムー大陸の技術によって造られた
生体兵器というか。ムーの王であったラ・ムーの意識と魂が入った乗物兼攻撃艦。
身体をサイボーグ化して『白鯨』と共に三万年、転生戦士を待っていた、
ラ・ムーの娘マドーラ。「サイボーグ009」の001・004・005・008の能力を
併せ持ったような少女。

白銀剣は、他の4人とは違う方法で転生したせいか、ムーの人間だった頃の
記憶がほとんど無く。なかなか仲間となじめず。又、剣の前世=ケインの為
に恋人だったマドーラは三万年も待っていたのに彼女ともうまくいかず。

代わって、敵方のアトランティスの王女ラ・メール。
実はマドーラの双子の姉で彼女もラ・ムーの娘。「平家物語」の頼朝のように
幼い頃に人質代わりにアトランティスへ連れて行かれ、その後戦争が起こった為、
アトランティス王子プラトスの妹としてアトランティス王女として育てられ。
ラ・メールにムー時代の記憶は無し。

SFというか、ファンタジーというか。今でいうライトノベル風。
普通の日常、空に突然巨大な白鯨が現れて。

巨大なロボットとか宇宙船じゃなくて、生きている巨大な白鯨。
この辺りが異質で印象深いところ。
「鬼畜王ランス」のラスボスであるルドラサウムを見て、
思い出したのがこの「ムーの白鯨」だったり。

小学校高学年の時、新聞TV欄に「(再)ムー」とあったので、てっきり
「ムーの白鯨」だと思い、ワクワクしながら見てみたら
あのカルトドラマ「ムー一族」が始まってかなりがっくりきたことも。