ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

しっぽを立てろ! 【ガンバの冒険】

2015年06月14日 01時45分24秒 | 自己カルト的
「ガンバの冒険」といえば。

・”超”名作。
・ぐだぐだとまわりくどいこと無しにストーリーが進む。
・喜怒哀楽が判りやすく、どのキャラでも感情移入ができる。
・ちゃんと理由があって、キャラがぼこぼこ死ぬ。
・「しっぽを立てろっーー!」という言葉を聞くと、はっ! とする、

私的には「号泣セラピー」の教材にして欲しいくらいです。いやマジに。

そんな”超”名作アニメが3DCGアニメーション映画としてリメイクだそうです。
「GAMBA ガンバと仲間たち」としての3DCGアニメのキャラデザインが本日より解禁…

これは絶対に違う

というかさ、なんで日本が世界に誇る「KAWAII」キャラ作りを徹底無視して、こんな海外ピクサー
アニメもどきを作るのかな。「STAND BY ME ドラえもん」のときも気味の悪い3DCGアニメだと思った
けどあんな感じで、薄っぺらい感動もどきを押し付けるのかな。


ボーボはどっちだと言いたくなるような食いしん坊キャラが二匹。
……戦闘能力は無いけど、酔っ払って他愛のない詩を読んで場を和ませる、医者もどきの
手当て担当のシジンはどこに!?

アニメのボーボ=原作のマンプクで、ガンバの幼馴染設定は刷り込みされてるんだから
なぜにここに混乱させるように二匹同時に持ってくるのかなぁ!
食いしん坊でぽっちゃり担当は二匹もいらぬ。
戦隊モノだって、グリーン(ブラック)がいなくてイエローがふたりいたら怒るよねっ!

シジンを消すのなら、おじいちゃんなオイボレとか、006みたいな穴掘りが得意のアナホリとか
代わりに入れたほうがいいと思うのに。
新作のボーボとマンプクにどのキャラが重ねられてるかは知らないけど、
殺気立ったときに皆の雰囲気を和ませるキャラがいなくなってるじゃないですか。
イカサマはコンドルのジョーみたいないかにも系キャラになってるし。

いっそのこと、昔の”超”名作アニメの復刻じゃなくて、原作を原作通りに忠実に作ればいいのに。
名作と銘打ってあるアニメ版を、「更に自分流にアレンジしてみました!」な作品ならいらない。
原作からどのキャラを取り上げて、どのエピソードを入れるかとか全部、一からやり直すべき。

そしたら、ちゃんと原作ラストは忠実に、悲恋のメリーバッドエンドにしないとね。
アニメでは子供向きのせいでこのシーンも変えられたけど、それまでのアニメ展開もキャラも
とても良かったから、すんなりと「ああ、終わった! 良かった! 良かったよー!!!」って
泣けたのを思い出したり。

「ガンバの冒険」は結構舞台向けだと思うんですね。
要所要所の見せ場がばばーん、っと大音響と集中線フラッシュを同時に使ってるような感じだから。
舞台でなら、原作の「ガンバ」のラストシーンがとても生きてくる。
号泣するシーンだけど。

本放映ではなく、NHKBSでの再放送を高校生くらいのときに見た世代ですが、ED&敵がとにかく怖かった。
残酷な白いイタチの「ノロイ」の声は静かで不気味で怖かったのです。どこかふざけているような
感じのする怖い声。調べたら、故・大塚周夫さん@忍たまの山田先生でした。
あ、あの声はそう言われたらそうかも!
強くて優しくて頼れるお父さんみたいな先生の声は「史上最も恐ろしい悪役」の声だったと言うわけで。

「ガンバとカワウソの冒険」でも残酷な敵として黒い野良犬のブラックが出てくるんですが
調べたら、こっちの声は息子さんの大塚明夫さん@二代目・山田先生でした。

ひょんなところで「忍たま」とつながってるとは。

絵がちょっと劇画チックで荒くて見るのがちょっと……とためらっている人は人生損してると思う。
新作の3DCG版があまりにもあんまりだったので、「八犬伝」関係ないけど本日の書き込みです。

サト8復活!【サトミちゃんちの8男子】(7)

2015年06月10日 22時03分07秒 | 八犬伝いろいろ
【サトミちゃんちの8男子】 7巻が来月7月14日発売予定です。

……結構エピソードも貯まってるし、いっそのことアニメ化しませんか?
真夜中に放映してるようなアニメ……駄目だ、これは大きなお友達じゃなくて
ちゃんと小中学生の女の子向けに作るべき。

そんなに有名な男性声優を使わなくてもいいので。
角川さんお願いします。

親友はワーウルフ!【土魔法に栄光を!】

2015年06月09日 22時31分56秒 | 八犬伝いろいろ

(【土魔法に栄光を!】烏丸鳥丸 著/富士見書房)

初めて「FF」をやったとき、回復系を入れなかった為、親友にどつかれた記憶があります。
(その後、四人の内ひとりを無理矢理、赤魔道師にジョブチェンジ)
そして、「FF3」をやったとき、学者&風水師&モンク&黒魔道師という通常パーティで
レベル上げをしていてやはりどつかれた記憶もあります。
「FF」シリーズはそこまで。なので、炎の属性、水の属性のクリスタルを組み合わせて
どうのこうのという後世の「FF」はやったことがありません。

判るのはせいぜいが「木火土金水」の相殺関係くらいです。

この【土魔法に栄光を!】も、いわゆるライトノベルの安定設定である、現世から異世界への
転生モノ。そんでもって、このお話の主人公の特徴は、生まれ持っていた魔法属性が「土」
だったということで、自他ともに大いなる「がっかり感」から始まる成長物語だということ。

でも、強くて若くて美人で性格もどこか突き抜けている両親から受け継いだ魔法の才能、
本人も赤髪のイケメン(美少女顔だけど)、「土」属性だけど魔法の才能はある(大量に)
親友も(気弱だけど頼れるワーウルフ少年)、可愛い使い魔(動く美少女フィギュア)も
可愛い幼馴染の美少女(武器は魔道拳銃)だっている。下級だけど一応貴族でお金持ち。

唯一の悩み事が「土」属性だった、ってそれはちょっと贅沢な悩みだなぁっおい!(笑)

FT世界ではちょっと地味な、印象としてはドワーフのおっさんが斧を担いでわーわー踊って
るような、歌いながら洞窟掘ってるような、私的にはそんなイメージの「土」属性。
「FF3」の風水師もおっきなベルを鳴らして地面ぼこぼこってさせるから、「土魔法」の
一種だよね。あんまり強くはならないけど、そのしぐさが可愛くて使っていたんですが。

「炎や光の属性だったらよかったのに」と、中身は元・オタク青年ちょっとだけがっくりするも、
「逆に土魔法の地位を向上させてやろうじゃないか!」と、現・赤髪イケメン少年は意気込む、と。

本編から一部抜粋しても『その属性は「地味」という理由で超不人気かつ超不遇の土属性』と、
ここまで言うかっていうくらいの不人気属性。FT小説をあまり読まないような、魔法のことを
よく知らないひとからすれば、「やっぱり目立つ派手な方が強そう」ってなりますわな。

でも、この主人公のアルバは、大小の様々な試練を乗り越えながら、「土」属性の魔法の
地位向上に貢献していくという物語。題材がやっぱり「土」のせいなのか、ちょっと地味だけど
現世オタクネタがちょっと多いのが気になるけど、面白いのです。

昔の漫画「精霊使い(エレメンタラー)」に出てきた「土の精霊使い」のおじいさんも
見事な城を土の精霊に作らせて(材料は土の精霊のよだれ!)たりしたけど、かなり土木建築で
役に立ってたなとふいに思い出してみたり。しかも強かったし。


それで、どこに「八犬伝」かというと、このアルバが魔術学園で最初に出会って親友になったのが、
ワーウルフのヤツフサ。ハリポタのハリーとロンの出会いみたいな展開というか。

「9歳で女の子みたいな風貌の赤髪ロングでちび」なアルバと、
「11歳だけど180センチ越えの黒毛狼男」なヤツフサ。

初対面はこのままBLに突っ走ってもいいような設定なんですけど。
でもレーベルがそれ方向じゃないのであくまで友情。

「風」属性のワーウルフ少年は、のちの王国騎士団オルトロス隊隊長となるようです。

二巻の表紙のヤツフサが可愛すぎてもう……。


本名「ヤツフサ・サトミ」。
お父さんの名前が”シノ”、お母さんの名前が”フセ”。
綺麗な顔立ちで女性のようなのがシノ父さん、豪快で男らしいのがフセ母さん。
お姉さんの名前が”タマズサ”なのは、多分、ってまんまやん!!

作者さん曰くの「ヤツフサ一家の名前は分かる人は速攻で分かると思います」。

はい、八犬伝レーダーを張っていったら、全然違うジャンルだったのに唐突につながりました。
なんとなく、ハガレン@エドワードを彷彿とさせるような少年魔術師属性「土」だったので
なんとなく、読み進めていったらビンゴでした。

信乃×伏姫=八房+玉梓 ときましたよ。

もしも上記のような属性に当てはめたら、信乃は「水」で、伏姫は「光」なのかな、と。
玉梓は「闇」だろうけど、八房は……最初「闇」→「光」?


獣人でGO!ショット!【フルボッコヒーローズX】

2015年06月03日 04時02分41秒 | 八犬伝いろいろ
「進撃の巨人」でいろいろ調べてたら、スマホの「フルボッコヒーローズⅩ」が引っかかり
ついでに過去イベントを調べたら、「八犬伝クエスト」なるイベントがあったことが判明。
(一周年記念イベントだったようです。2015年2月に開催)

獣人ヒーローだそうです。
スマホゲームはしないのですが、普通のショット系RPGっぽい?
使用キャラ&仲間キャラの種類(属性?)が9クラスあって、その中の「獣人」ガチャのクエストで
そのまんま犬獣人キャラとして「八犬伝クエスト」が行われていたようです。


(公式サイト「フルボッコヒーローズⅩ」より)

信乃と荘助と親兵衛しか出てこなかったらしいのですが、懐かしのアニメ「名探偵ホームズ」に
出てきてもおかしくないような擬人化犬キャラ荘助とかツボに入りまくり。
あと、きゃうきゃう鳴いてそうな可愛過ぎる信乃と、どうみても悪人キャラにしか見えない親兵衛と。
こっちのふたり(二匹?)は、「エトレンジャー」に出てきてもおかしくないような可愛さで困る。
というか、バク丸を可愛くしたらこの信乃みたいな感じ。バク丸はネズミの精霊だったけど。



荘助。声は故・広川太一郎@ホームズでイメージしたい


扇谷定正が……女体化獣人?
手塚先生の「火の鳥」っぽい獣人キャラでなんとも色っぽい…。

いっそのこと、アニメ「名探偵ホームズ」みたいな、登場キャラ全部を「犬の擬人化」にした
「里見八犬伝」をアニメ、もしくは漫画にできないものかと。全部が無理なら(偽赤岩一角とか)、
「エトレンジャー」みたいにいろいろな動物を擬人化……いや、やっぱり「犬」ってこれほど
押し出してる作品なんだから全員「犬」で。
モリアーティ教授だって、猫っぽい顔だったけどイヌ科の顔にしてあったし。

人間→犬に変身! な犬士の出てくる「八犬伝」は割りとあるのに、擬人化犬の「八犬伝」は
まだ無かったような気がするので。
願わくば、「エトレンジャー」のような子供にも面白くて楽しい話がいいなぁ。
最終目的がハッキリしてるし、個性的な干支のキャラクター12人も判りやすいし、
友情も恋愛もいろいろあったし。

……「チンゲン菜で始まるちょっと泣けるイイ話」は未だに気になりますが。
ニョロリでさえも知らなくて、話を聞きたくて悶絶する残留メンバーの様子はなかなかスゴイ光景だった思い出が。