ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

現代刑事モノBL八犬伝?  ~ 【しもべと犬】 ~

2008年09月12日 02時52分35秒 | 八犬伝いろいろ

(ルチル文庫 「しもべと犬」 玄上 八絹 著)

ラヴァーズ・シャレード・ガッシュのどれかしか買わない自分が
滅多に買わないルチル文庫を買った理由。

「刑事モノ」+「人で在らざる者」+「謎の組織」

といったツボに入るテーマの作品だった為。

そして、主要人物の「智重」と「信乃」。
しかも「信乃」は「犬」だけれど「人間」という特殊な存在。
刑事の「智重」は、正に警察の犬というべきの「非公式」な特殊刑事。

智重と信乃の関係は「FSS」の騎士とファティマっぽい。

とにかく信乃は智重を愛して彼の為には命さえ投げ出すのもいとわない。
死にかけても人工血液などで”修理”できる”しもべ”で”人形”の立場
でしかないけれど。主人から愛情がもらえないと弱っていく。
智重はそれを知っていても信乃を愛せない。
愛しいと思っているのだけれど愛せない事情がある。
ラスト近くで信乃が智重からその理由を聞かされる場面は切なすぎて泣く。

信乃を作った科学者(人形師)の一水は、他にも信乃のような
”犬”達を扱うにふさわしい人物に送り出しているらしいし。
他にも「犬人間」が出てきそうなので、次巻が出るまでがちょっと楽しみ。

勝手に「八犬伝」っぽいって書いたけど、それらしき人物が
八人出てきて物語に絡んでくれたらそれだけで嬉しいかな。

というか、この作者の人は個人的にはBL系と括弧くくりしない方が良いと思う。

前の妖狐の話も、その前の大正ロマンな話もしっかり内容があって
面白いレベルだったので。ルチルなのでしっかりBL描写が出てくるけど、
その描写が無くても充分読める感じ。



【東京八犬伝】とかベタベタなタイトルが望ましい

2008年09月11日 00時59分30秒 | 八犬伝いろいろ
関西深夜枠の「ビーバップ!ハイヒール」で、ちょっと前に
【源氏物語】を現代ドラマ風にアレンジしたのを放送してたけど、
面白かったなぁ。
昼ドラマにしてそのまま放映してくださいよっていうくらい人間関係ドロドロで、
この子誰の子?本命は誰? 
が入り組んでて、後はついついスーツ青年の光源氏に見入ってしまったり。
 
高校は理系コースだったんで、受験に関係ない【源氏物語】は全くのスルーで、
初めの方のあらすじくらいしか知らなかったけど、これは面白いわ。
千年前の小説なのに今でも読まれてるってワケが判ったような気がする。

平安当時の人にしてみれば、現代の自分らが見た【現代ドラマ風・源氏物語】
のような感覚で、本家の【源氏物語】を読んでいたワケで。
そらベストセラーになる筈ですわ。
月9木10ドラマじゃなくて、昼ドラが似合う【源氏物語】

比較対象の【枕草子】は美少女アイドルドラマっぽいかも。
少し昔に大阪ローカルで放映してた【べにすずめたちの週末】とかそんなの。
間違っても全国区ではなくて。

【里見八犬伝】を現代ドラマでアレンジしたら問答無用でBL系だと思う。
ジャニーズはいらないので、イケメン深夜ドラマ枠で。
「風魔の小次郎」や「七瀬ふたたび」、「RH+」とかの
そこはかとなく漂うB級ドラマ感+ヒーロー番組。

観る人選ぶだろうけど面白いと思います。

南総里見キティちゃん

2008年09月10日 21時37分24秒 | 八犬伝いろいろ
ついにご当地キティちゃんに「八犬伝」バージョンが登場!
名づけて「南総里見八犬伝キティ」!
待ってたよ千葉県!遅いよ千葉県! 落花生キティちゃんよりもこっちが先!

岡山県だって、何代目かの桃太郎キティがいるし、
京都には新撰組キティも舞妓キティもいる!

岡山駅限定でモモタロスのキビ団子が売っていたのを知ったのは
電王終了後だった為、買えなかったけどこっちは忘れずに買うぞ!!

仁義礼智忠信孝悌の珠持ってるキティちゃんだったら
八人集めなきゃなー。

でも、その前にキティちゃんは「猫」なんだよね。

星よ導きたまえ

2008年09月05日 23時54分01秒 | 八犬伝いろいろ
八犬伝と直接の関係は無いんですが、コミックスが出ると読んでしまう
「金魚屋古書店」。本が好きで、映画や漫画が好きで、自分でも
ちょっとカルトな趣味かもしれないって、自分を客観的に且つ地味に
見ることができる人にはお勧めの漫画です。
本屋の下には大きな地下室がありコアな在庫が揃っている・・・
想像するだけで鳥肌が立つ設定がなんとも・・・。

「金魚屋古書店」の今月のお話はちょっと昔のアニメの話。
思いっきりリアルタイム世代なのでわかーるわかるよ君の気持ち♪ と
歌いたくなるようなテーマ。「コブラ」はアニメ版でもなんであんなに
格好いいんだろう・・・以前に書いた「左腕に巣食うモノ
左腕に巣食うモノ<2>」の原点二番目は間違いなく「コブラ」です。

で、ゆうきまさみ氏の「ぱろでぃわあるど」。月刊OUT連載の2P漫画。
原田知世が「アイコ16歳」のパロで弓道部の弓を引きながら
「星よ・・・導きたまえ」と、薬師丸ひろ子@静姫パロ。
パロディの二乗です。

実際に、リアル世代なら絶対この感覚はわかる!わかります!!
どちらかというとアーチェリーっぽいけど、弓を構えたとき
「星よ導きたまえ」って言いたくなるのも、トルーパーの「真空波~!!」と
叫びたくなるのも、「ブルーチェリー!!!」と叫びながら
ジャンプしたくなるのも全部リアル世代です。

ちなみに最後のは、アダルトチャンネルのアレじゃなくて「ゴレンジャー」。

全然関係ないけど、アウシタン&ターナは2042年8月27日にお茶の水に集合!
ってアレはまだ有効なんでしょうか?