ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

【八犬伝】ではないけれど  ~ 【厭犬伝】 ~

2009年09月19日 00時04分17秒 | 八犬伝いろいろ

「厭犬伝」 弘也英明


厳密には【八犬伝】ではないですけど、【~犬伝】って字面なので一応。

第19回日本ファンタジーノベル「大賞」・・・・・・ってかな?

というのが正直な感想。
ウケを狙わないライトノベルって感じかな。
設定面白そうな人物達なのに感情移入できない。

人間の骸から人形=「仏」(マリオネット+ゾンビのようなもの)
を造って闘わせる「合」で少年と少女が命がけの対決をするお話。

主人公は美貌の少年で知らない内になんらかの因縁を背負っていて
「仏師」の娘で「合」の天才少女はその因縁絡んだ策略に巻き込まれて
少年と闘うことになる。





幸か不幸か、最もこういった小説にハマリやすい年頃に
「日本ファンタジーノベル大賞」なんてものが始まって。
なまじ、第1回目大賞の【後宮小説】がアニメも小説も
面白かったので、毎年「日本ファンタジーノベル」は
受賞作をチェックしてる。
優秀賞の【イーシャの船】。イラスト山田ミネコさんなので購入。
同時刊行くらいに小野不由美さんの【魔性の子】があったので
数年後に優秀賞で名前を小野さんの名前を見たときは「?」だった。

第2回目の大賞作は無し、優秀賞2つの【楽園】と
【英雄ラファシ伝】。【楽園】はアニメ(【時の満ちる向こうで】)
よりも小説の方が面白かった。後々に【リング】【ループ】【らせん】で
ホラー小説の代表作家の一人になるとは思いもよらなかったけど。
【英雄ラファシ伝】は多分、歌うように文章を繰り出して
音の韻を踏みながら読者はその雰囲気を楽しむようなファンタジー。
【楽園】がパウンドケーキで、【ラファシ伝】は金平糖って感じ。

ファンタジーを楽しみながら書いてる作家さんはやっぱり読んでて面白い。
中には「プロ作家になりたいならこの賞には応募するな」
なんてご自身のHPで書きなぐった大賞作家さんもいたけど。
それは違うんではないかと。
架空の物語を書くには、まず自分がその世界に立って楽しまないと。

第3回の大賞にはならなかったけど恩田陸さんは好き。【遠野物語】は
「透明感を持ったでもどこか希望のない民俗学ファンタジー」だと思ってる。

第4回、優秀賞の北野勇作さんの【かめくん】【ザリガニマン】は持ってる。
つか、「ハイスクール八犬伝」連載時のSFアドベンチャーに、時々短編が
載ってたもの。SF作家の卵の投稿作品で。井上雅彦さんとか
(著作:ヤング・ヴァン・ヘルシングシリーズ【異人館の妖魔】など。
【SLUMDANK】の作者さんではない方)も載っていた枠。

あとは、小野不由美さんとか(【十二国記シリーズ】・・・待ちわびてる)
高野史緒さん(【アイオーン】好き。SF作品の方が多いし面白い)
南條竹則さん(明るいホラーファンタジーというか。マニア的だけど面白い)
池上永一さん(SFっぽいと思ってたら、去年なにやらアニメ化されたらしい)


で、しばらく面白そうなのがなかったので読まない時期が続いて。

第16回。畠中恵さんの【しゃばけ】がじわじわ人気で、再びちょっとだけ
日本ファンタジーノベルが浮上。これ優秀賞だったので大賞も確かいたはず
だけど覚えてない。
【しゃばけ】のドラマで若旦那演じたのがテゴマスの手越。
ええと、この前の24時間TVでゴールしたイモトちゃんを抱きしめたジャニ。

第17回大賞の【金春屋ゴメス】西條奈加さん。
【吉里吉里人】っぽい鎖国日本ファンタジー。漫画化かアニメ化すると
面白いと思う。実写で映画でもいいと思う。つまりそういう楽しさの作品。
暑苦しいけど。

第18回大賞の【僕僕先生】仁木英之さん。
飄々とした中国風仙人ファンタジー。第一回目の【後宮小説】みたいな
世界観。続刊5冊くらい出て欲しい感じのシリーズモノになった。

で、第19回大賞がサブタイの【厭犬伝】弘也英明さん。

一昨年だったかな、松崎祐さんの【イデアル】。「女性数学者のファンタジーもの」
ってどんなものか読んでみたい。それっぽいのなら猫十字社の【小さなお茶会】
シリーズに出てきた”数学の塔”。「世界で一番初めに数学の新発見をするために
生涯を塔にささげる」って設定が好きだし、自分でその人生を選んだのに
もっぷとぷりん奥さんに出会って少しだけ外の世界が恋しくなる女性数学者さん
が忘れられない。【小さなお茶会】もファンタジックな哲学を含んだ漫画だけど
多感な中高時代にもやもやとした何かを残した名作でもあり。


作者名は忘れたけど【バスストップの消息】ってタイトルの作品が優秀賞
だったとき、浦沢義雄の【不思議少女シリーズ】のどっかのエピソードみたいな
お話(ポワトリンだったか、シュシュトリアンだったか)っぽいとかで
特撮方面で結構話題になったのを覚えてる。



不老不死の物語

2009年09月18日 01時21分18秒 | 自己カルト的
一時期、サンジェルマン伯爵にハマッていたり。

きっかけはSFアニメディア連載の「009」。
時空間漂流民篇のお話から。
あとは、同じく石ノ森先生の「サンジェルマン伯爵」

009達も人工的な不老不死だよね、って。

山田ミネコの「最終戦争伝説シリーズ」初期からのマーヤとバーツマコ。
金星と火星の惑星間戦争でそれぞれ一人ずつ生き残った金星人と火星人。
地球でひっそりと2人一緒に何千年も世界各国を旅しながら
生き続けている人達。
このシリーズはとても長く続いてるSFファンタジーなので
SF的な理由(血液交換とか火星金星の科学力とか)での不老不死。

高橋留美子の「人魚の森シリーズ」の湧太と真魚とか。
「不老不死」である人魚の肉を食べて、運が良ければ生き残って不老不死。
体質に合わなければ「なりそこない」という醜い化け物の姿に変容。

萩尾望都の「ポーの一族」のバンパネラの一族のエドガー。
一族の濃い血を持つ者が人間を仲間にすることが出来る。
キング・ポーの血を与えられたエドガーは濃い血を持つ一人。
前半は最愛の妹メリーベルがそばにいる。後半はアラン。

「ポーの一族」に限らず、吸血鬼モノは大抵「不老不死」。
ヒトでないモノは年くっちゃいかんらしい。


最近では「ヘタリア」の擬人化した国々たちもそうかもしれない。

全知全能の神様とかそういうのじゃなくて普通に死ねないだけの人達。
そういう風に思う。

【ヘタリア】って【うる星やつら】みたいなものかと

2009年09月16日 00時56分25秒 | 自己カルト的
両者共にとにかく何でもあり。

シリアスもギャグもあって、学園パラレルも宇宙人も幽霊も時代劇もOK。
過去も未来も現実もOK、地底から宇宙から何がでてきてもなんとなくOK
人間じゃない存在多数。男性女性バランスよくドタバタドタバタコメディ。

ヘンとヘンを集めてもっとヘンにしましょ 
広い宇宙はたまらなく不思議ね
でたらめな事件が当り前のように起きる
それでも おどろいたりしてはいけない おちついて 話しあいましょう
どうも少しヘンね ヘンでなけりゃ たのしくない
すましていたんじゃ 当り前すぎる
ヘンとヘンを集めてもっとヘンにしましょう... な世界。
(アニメ「うる星やつら」の初期ED)

「ヘタリア」は元は実在の国だから、いろいろとお話の制約もあるけど
それでも地球を巻き込んでまるごとコメディ漫画化してるのは凄いと思うし。



アメリカ(実際の合衆国の方)はなんでもすぐヒーローにしてしまうけど
それもそれで楽しい。つかいっそそのやりすぎるくらい潔さが神々しい。

何年か前の新ローマ法王様誕生のとき、ウルヴァリンやバットマンと共に
悪魔(?)と戦うヒーローとして法王様が描かれたマーブルコミック読んだ
時にはさすがに、「・・・アメリカ大丈夫なのか?」と。

X-MENの歴史も枝分かれしすぎて、もうほとんど付いていけなくなって
キャラの性格と能力を現代風にリメイクして日本アニメナイズされたような
「X-MEN エボリューション」に嵌っていた人間がいうことではないけど。

「ハルヒ」は「うる星やつら」をもっと精神年齢低くしたような感じ。
で、一昨日のカプコンクロス@ヘタリアに続いてこんなの見つけてみた。

【手書き】 ハレ晴れヘタリア 【会議は踊る】 

【MAD】Hetalia ・Brave!【APH】



(YOUTUBEにあるやつではこれが一番画質がきれいで画像も大きかった)

【汝は人狼なりや?】 で 【ヘタリア】 <2>

2009年09月16日 00時00分23秒 | 自己カルト的
【汝は人狼なりや?】の中盤から詰めにかけての理論武装合戦。
いわゆる一種の「殴り愛」。

なので希望メンバーちょっと変更。

「ヴェネチアーノ」、「ドイツ」、「日本」はそのまま。
ドイツがいるなら「プロイセン」参加。「オーストリア」も。
日本がいるので、「イギリス」と「ロシア」参加。
ヴェネチアーノがいるので、「ロマーノ」と「フランス兄ちゃん」も。
ロマーノいるなら「スペイン親分」参加。
イギリスいるなら「アメリカ」と「カナダさん」も。
ロシアいるなら「リトアニア」も、リトいるなら「ポーランド」も参加。
リトポーいるなら「スーさん」と「フィンランド」も。

これで16名揃った。

『人狼なんているわけないよ、大げさだなぁ』の台詞のみで、真っ先に
無残な死体となって発見されて、村人VS人狼の口火を切るのは誰がいいかな。

ノリ的にはヴェネチアーノが一番適役だと思うけど、それだと
ヘタ人狼ならではの面白さが半減しそうだし。

【汝は人狼なりや?】 で 【ヘタリア】

2009年09月15日 05時04分40秒 | 自己カルト的
祭儀的で、猜疑的で、疑心暗鬼になってとにかく何でもありの
理論理屈で自分以外のプレイヤーを吊るゲーム。

BBS形式でネットオンライン・・・ともいえるので
夏休みや春休みとかはいきなり初心者が増える。そして
流れのブラックさに付いていけなくなって簡単に「突然死」
(ゲーム参加放棄すること)してしまう。

ちゃんとルールを覚えて納得してから来い。


で、【汝は人狼なりや?】

おおまかなあらすじとルールは、村人の中に数人の【人狼】が
紛れ込んでいて、夜に一人【村人】を喰う。村人は昼間に
討論して【人狼】と思われる村人を吊る。これを繰り返して
「村人≦人狼」になったら【人狼の勝ち】
「狼を全て吊る」と【村人の勝ち】

最大人数16人参加オッケー。内3名が【人狼】、1名が【狂人】。
【村人】には討論の決め手になる答えを知る能力者がいて
【占師】(人狼が判る)、【霊能】(吊った人が人間かどうか判る)
【共有者】(以心伝心できる2人組)、【狩人】(村人を一人だけ護れる)

【汝~】には固定キャラがいて、それにそれぞれが感情移入させてゲーム開始。
これを【ヘタリア】キャラでやりたいなーと唐突に思ってみたり。

主要16名だけど、一人目が人狼に喰われてからゲーム開始なので
実質動いて話すのは15名。

枢軸のイタリア、ドイツ、日本。
連合国のアメリカ、イギリス、フランス兄ちゃん、中国、ロシア。
北欧ファイブからは、やっぱりスウェーデン、フィンランド、
南イタリア、スペイン親分。女性も欲しいから
ハンガリーさん、リヒテン。そうすれば、オーストリアさん、スイスも
参戦間違いなし。一人多くなってしまうけどシーランドも入れて

これで【人狼BBS】やってみたいなー、と。

全国大会目指して戦う折り紙部

2009年09月14日 01時57分49秒 | 自己カルト的
チェックしながら読んでいる漫画が部活動漫画ばかりで
しかもなぜだか「日本的」な地味活動文化部モノ。
「とめはね!」と「ちはやふる」と「山アリ谷オリ」

それでも「書道」がテーマの「とめはね!」はNHKドラマになるし、
「かるた」がテーマの「ちはやふる」は好評価でなんか賞とったし。
この二つは読んでて「おお!そうなのか!」と知ってて知らない知識
が描かれていくので読んでて面白い。

「山アリ谷オリ」は「折り紙」がテーマの部活動漫画。
男子高校生達が折り紙に青春をかけて大会を戦うというギャグ漫画。
・・・女の子は出てきません。

自分が過去に属したことのある一番地味な部活は「おてだま部」でした。
お手玉作ってジャグリング訓練みたいに最終何個まで同時にお手玉繰りが
出来るか競うという。・・・開始1年で廃部になりましたが。

上記の折り紙漫画はフィーヤン連載。

今月号の「パリパリ伝説」の「ニースへの旅途中にあった鳩の巨像の頭が
半分スケルトンで、009を思い出した」というエピを読み、
「それってキカイダーと記憶間違いしてるのでは?」という知人に
「いや、貴女の生まれる前にやってたアニメの009のラスボスが、頭の一部が
スケルトンな三つ子のガンダールっていうヤツで多分それだと思う」と思わず
フォロー。

でも、フィールヤングの読者層でガンダールが判る読者がいるんだろうか。
知人と同じようなツッコミいれてる人の方が大半なような気がする。


追記:
「山アリ谷オリ」ではなくて「ヤマあり タニおり」。
ついでにフィーヤンじゃなくてKiss掲載。
コミックス出るまで気づきませんでした…。
(2010/02/22)

ヘタリアで格闘ゲームっぽいOP風

2009年09月11日 01時36分34秒 | 自己カルト的
【APH】 NAMCO×CAPCOM OP -parody-

ナムコカプコンのキャラ集合のRPGのOPのパロディ。
アジア勢力もいいけどやはり北欧ファイブ+シーランドが妙に燃える。

ほぼ全キャラ登場。
リヒテンシュタイン、ベラルーシ、ウクライナお姉ちゃんまで。
手書きなのに動き凄すぎ早すぎ。

なので、キャラの叫びを全部ちゃんと読みたい方は、
他の同じ動画(ゆっくりな動きになってるけど曲が先に終わってしまう)
で確認されると良いでしょう。

お約束の刀で戦う日本 VS 変身ブリタニアエンジェル英国

本当に格ゲーできるなら、上記対戦でやってみたいかも。


こっちが本家
ナムコクロスカプコンオープニング

・・・しかし懐かしい。
元ネタキャラ半分以上わかっちゃった。
『ティルズ』だー、『カイ』『ギル』だ『ワルキューレ』だ。
『ストライダー飛竜』だ、『ロックマン』だ。
『魔界村』だ・・・『アーサー』がスーさんってのもなかなか。


北欧達は『ドルアーガの塔』ですか。
アジア勢力はええと、デトロイトじゃなくて『源平闘魔伝』
ストライダー飛竜がプロイセン!

・・・ワルキューレはローマじいちゃんとゲルマンさんかい! 
合ってるけど!合ってるけどさ!!


べらボーマンなんて懐かし古すぎる!しかもそれがロシアってとこが!
作った人のセンスに乾杯したい!