ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

神が合わせたものを、人間が… ~【ゴールデンビッチ】~

2012年04月20日 12時46分47秒 | 八犬伝いろいろ

(ルチル文庫「ゴールデンビッチ」 玄上八絹 著)

現代刑事モノBL八犬伝?  ~ 【しもべと犬】 ~
俺の<犬>はお前だけだ ~【茨姫は犬の夢を見るか】~ 


この作者の人の<犬>シリーズは、同人誌はけっこう出るのに
なかなか文庫として発売されなくてヤキモキされます。本当に。

【ゴールデンビッチ】【ゴールデンハニー】。
<犬>は毛野。人造犬人間シリーズの第3弾&第4弾です。
今回はタイトルでためらったというか、もっと他にそれらしき
タイトルをつけて欲しかったというか…。

ただ、「毛野」というイメージを表すのに、このシリーズで
これほど的確な表現はないだろうな、というのも正直な感想で。


前回までの「信乃」と「犬姫」は捜査一課所属で、今回の<犬>である
「毛野・クラウディア・バルデッリ」はいろいろあって、公安所属です。

前のブログ記事で、「犬姫は毛野っぽい」と書いたような気がしますが
「毛野」と名前の付いた<犬>が出てきたので、違ってました。
本家「八犬伝」の綺麗どころからチョイスしていったら、「犬姫」は
大角あたりとか?

信乃が「敏捷さ」を、犬姫は「脳」を強化された解析能力に優れた<犬>。
問題ありすぎの今回の<犬>である毛野は、聴覚とか臭覚とかが
更に強化されてるっぽい? 009シリーズなら、003のポジションあたり。

とにかくこれで、ようやく3人目の<犬>登場。
一水博士の思惑によって、次はどんな<犬>で、どの「犬士」の
名前を持って登場してくるのか…楽しみだけど先は長い。

超神ビビューン逝く

2012年04月18日 11時40分22秒 | 特撮
ホタテマン@安岡力也氏の訃報ニュースばかりで
特に報道番組は取り上げてはくれなかったけど、
15日には俳優の荒木しげる氏も逝ってしまわれてた。

私にとっては、とにかく真面目で影を持ちがちな昭和ライダーの
中にあって、ともすれば暑苦しいほどの明るいキャラの
「ストロンガー」の城茂とか、勝手に呪われたのにその呑気さは何!?
とツッコミかけ放題の「超神ビビューン」のビビューン@月村圭とか。

「豪快な頼れる兄貴」なイメージの俳優さんだったな、と。

現実的に書けば、「ストロンガー」の作品はお世辞にも
「格好いい」って訳じゃない。予算的なモノも絡んでたんだろうし。
でも、昭和ライダーの1号・2号・V3・ライダーマン・X・アマゾン
の並びで一番後ろのアンカー的な役割は、1号@本郷猛とは別の
重みを持った頼れる存在でないと成り立たなかっただろうし。


今放映してる「仮面ライダーフォーゼ」。
あれって、一種の7人ライダー+αの転生モノっぽい展開
(アクマイザー→ビビューンみたいな)だから、
少し期待していたんです。実は。


結城丈二、おやっさんに続いてしまった、城茂アニキ。

ご冥福をお祈りいたします。

ホタテマン逝く

2012年04月10日 12時11分15秒 | 特撮
ギラン・バレー症候群という聞きなれない病名で
何年も戦っていた安岡力也氏がついに逝ってしまった。

外見も雰囲気も言ってみれば本当に「悪役」にしか見えない
安岡氏がどこか憎めなくまだ元気な頃はバラエティでもいじられて
いたのは、その他大勢の意見と同様。ひとえに「ひょうきん族」の
「ホタテマン」とその「ホタテのロックンロール」だったと思う。

「ブラックレイン」のグラサン姿なんて「ホタテマン」知らなかったら
怖いよ泣くよ夢に出てうなされるよ、そのくらい怖い。
(しかし、この映画は更にもう病魔に蝕まれ死んでいるのか生きているのか
判らない不思議な恐怖感を漂わせていた松田優作氏が主演なので
別の意味でも恐怖な作品でもあると思う)

「不良番長」シリーズとかは見たことないけど、「青春」シリーズの
真逆にある作品シリーズだと思うので、見事に轍のような跡を
残していった俳優さんなのだと。

「ホタテマン」は同世代の人間なら忘れることは絶対に無い。
任侠と笑いのミックスをありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。





余談。
15年くらい前の深夜のSMAPの番組で、やたらと草ナギ剛を気に入って
「美人顔だ」と褒めていたのが妙に忘れられない…。