ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

雷鳥と蜘蛛男と星間旅行

2012年12月29日 21時58分19秒 | 特撮
「スパイダーマン」が700巻で主人公死去。
……”物語完結”とならないのがマーヴルだなぁと。

日本語訳本のピーター・パーカー主役のコミック読んだことあるんですが
サイドストーリーで「スパイダーレディ」とか「スパイダーボーイ」とか
紹介されていたような気がするけど、これは巻数には数えないのかな、と。
(「スパイダーレディ」はピーターの娘設定。「ボーイ」は知らない。
「バットマン」のロビンをもう少し格好良くしたようなコスチュームだったけど)

そして、宿敵Dr.オクトパスがスパイダーマンの記憶上書きされて…
…と、それはどういうことなのかと…アメイジングだけれど…。
701巻からは彼が主人公? 

えっと、それはTFに例えると、コンボイの”マトリクス”を受け継いだ
サイバトロン戦士が、次のコンボイになるのと同じ感じなんでしょうか。

「サンダーバード」の原作者の人も↑から日を置かずにニュースに。
ジェリー・アンダーソンさん。イギリスの特撮人形劇の生みの親。
「サンダーバード展」で、リアル人形見たこともあるし、V6が吹き替えの
リアル実写?映画も観にいったことあったのでなんとなく。

「スタートレック」のアーチャー船長の声優さんの死去のニュースも
続けて知ってしまって、なんだか年末だというのに慌ただしいです。


ご冥福をお祈り申し上げます。

インドから「忍者ハットリくん」

2012年12月26日 00時46分42秒 | 特撮
劇場版「怪物くん」をTVで見て、なめてかかっていたら
思わずうるっときてしまいました。…いえ、ドラマも毎週見ていたんですけど。
ちゃんと「怪物くん」→「嵐にしやがれ」の流れのとおりに。

ところで、原作の「怪物くん」を読んだところ、やっぱり気になりました。
怪物くんの顔にある6つのすじ。

あれって”ヒゲ”? ”ヒゲ”ですよね?

怪物大王様がなんというか、爬虫類系というか、私の好きなクトゥルフに
出てきそうな怪物顔というか。怪物くんも成長したらクトゥルフ顔に
なるんでしょうか。というか、「怪物くん」を通しで読んだら、藤子A先生
ってそのままクトゥルフ漫画を描いても良さげな感じですが。

それで、”ヒゲ”なんですが。

よく考えたら、3人のお供達の息子達が怪物くんのことを「ちょびヒゲ」と呼んでて
怪物ランドの小学校での同級生だったなぁと。

なので、あれは”ヒゲ”でした。

今なら「NARUTO」のナルトみたいなヒゲと言った方が判りやすいかな、とか。
最初見たときは、「怪物くんみたいなヒゲ」のある主人公と思ったんですが。
ナルトは九尾の狐を封印されてるから、猫科のヒゲが生えてるイメージとか
説明されたらあっさりと納得しそうです。えん魔くんの顔にも”ヒゲ”っぽい
ものがあったようなイメージがあるけど、どうだったかな。

ついでに、ドラマ「怪物くん」劇場版の後に出版された藤子A先生の
自叙伝本?に「忍者ハットリくん」がインドで放映されることに驚いたとか
いろいろ書いてあったのも思い出したんですが、これってインドで新作アニメを
製作して放映していたそうで。昨日「映画.comニュース」さんの記事で
「テレビ朝日の海外展開、新『ハットリくん』18ヶ国に」を読んで
「トランスフォーマー」みたいな逆輸入アニメとなるらしいことに驚いてます。

かと思えば、イランでは護身術として”忍者”を学ぶことが流行とか。
特に宗教上の理由で眼以外の露出が禁じられている女性には、あの忍者装束が
理想的なのだとか。

なるほど。

去年おととしからいろいろ「忍たま」についてあれやこれと書いてたりしますが、
記憶の中の一番古い忍者はやっぱり「忍者ハットリくん」。

アニメ見てショックを受けたのがハットリくんの「パパうえ」「ママうえ」
という呼び方だったとか、「~ござる」も修行の一環で喋ってるだけで
年に一度の解禁日(!)には、ケンイチ君やケムマキのように普通に喋ってる
ことだったりとか。

ついでに、「忍者ハットトリックくん」とか、「忍者ハッタリくん」とか
多分コロコロコミックだったと思うんですが、妙な記憶も残ってたりします。


【八犬伝 ~東方八犬異聞~】 アニメ公式サイトリニューアル

2012年12月25日 02時13分29秒 | 【八犬伝 ~東方八犬異聞~】
【八犬伝 ~東方八犬異聞~】アニメ公式サイト

イベント情報や、PV、声優さん情報が追加になって
全体的にリニューアルになってました。

八犬士は、信乃、荘介、道節、現八、小文吾、毛野までの
声優さんとキャラ設定が公開。

信乃の声優さんって、「グレンラガン」のシモンの人だったんですね。


WEBラジオも始まるし、「おいでませ!古那屋」のイベントも第2弾が
あるようですし、「カプセル商品缶バッジコレクション」
「カプセル商品根付ストラップ」なども続々とグッズ販売開始。


…さすが、角川書店。
なんか、「グレンラガン」のような感じでいろいろと展開していきそう。
DVDとか、グッズとか、イベントとか。

「グレンラガン」はうっかり第1話を見てしまって、そのままなんとなく
最終話まで見てしまって、ラストの展開にショックを受けたトラウマ
アニメとなってます。

2013年1月5日よりアニメ放映開始

2012年12月22日 12時17分01秒 | 【八犬伝 ~東方八犬異聞~】
「八犬伝 ~東方八犬異聞~」
 2013年1月5日よりTV放送開始だそうです。


ついでに、昨日の日付でこのブログサイトも
15万人を突破いたしました。

「八犬伝」を主軸にしながら、特撮や忍者やBLな本や
男性向けエロゲーやら、マイナーな漫画やらを「八犬伝」
に絡めながらつらつらと書いていただけのサイトが
こんなに長く続くとは思いませんでした。

日々此々と来てくださる方々に感謝しております。
ありがとうございます。

アメコミからBLが【In These Words】

2012年12月17日 04時13分10秒 | おすすめBL

(「In These Words」Guilt|Pleasure 著)
(画:咎井淳 原作:Narcissus)

およそBLノベルズというには猟奇的過ぎる頭蓋骨と美青年の図。

ついにアメコミからBLが! というので、9月頃にちょっと話題になった漫画です。
そしたら、アマゾンでの販売数で上位に入ってしまっててまたちょっと話題に
なってました。【In These Words】。

アメコミ作家さんの描くBLコミックで、舞台は日本。
精神科医と連続殺人犯のサイコパス的なBL風味というか。
たとえ身体の関係は無いとしても、相手の事をひたすら強く思っていたら
それが憎しみでも愛情でも“love”という範疇に入るという結構王道っぽい内容かも。

どっちかというとハード系です。アメコミなので筋肉や骨格がしっかりと。
でも、絵柄が綺麗なのでそれほど違和感無く読めると思います。

刑事モノや猟奇的モノ、犯罪モノはもう括弧くくりでBLのジャンルとして
確立してるのでそれなりに需要はあるんじゃないかと。

ただ、続きがいつ出版されるのかが微妙です。



「骨」といえば。

【忍たま】における、善法寺伊作。

怪我人を見つけると敵味方区別無く手当てしてしまう保健委員長。
優しすぎて忍者に向かない。不運体質の持ち主。
という肩書きでどこか保護欲をそそられるキャラで、好戦的な六年生の中では
好感度ナンバー1の筈…なのに。

私物の骨格標本コーちゃんの存在で一気にどこかしら狂気を背負った人物に。

伊作イラストにおける頭蓋骨率の高さは半端では無く。
学研の忍者図鑑じゃなくて、骨図鑑の方がお役立ち度が高そう。

差し詰め、タカ丸さんは【トリコフィリア(毛髪性愛)】。
仙蔵なら【サディズム(加虐性愛)】と書きたいけど、それはイメージ先行なだけなので、
どちらかといえば【ピロフィリア(火炎性愛)】っぽい。

他には、骨フェチ、穴フェチ、毒フェチ、火器フェチ、豆腐フェチ。
…最後のひとつがなんだかちょっと浮いていたり。


変身したら困るなぁ

2012年12月11日 23時26分03秒 | 特撮
来年の戦隊が「獣電戦隊キョウリュウジャー」。

…ちょっと言いにくいというか、恐竜は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」、
異世界の恐竜の「爆竜戦隊アバレンジャー」がもういるのに。
特に獣連者(タイトルロゴの当て字は真面目にコレ)は、海外戦隊の
「パワーレンジャー」の第一作目。

今思い出したけど、当時は放映してるチャンネルが少なくて、かろうじて
サンテレビが朝だったか夕方だったか、それもしっかり「音声切り替え」有りで
放映してくれててビデオに録画してた。

そして、怖いことに「パワーレンジャー」も1993年から放映開始なので
「忍たま」と同じ区切りで去年20周年だったりする。

その「パワーレンジャー」の監督が再来年の「忍たま実写第二弾」の監督だと
いうので、特撮板でもちょっと話題になってたんですが、どこかの板で、


東映ヒーロー班が制作になって
浦沢脚本全開になる可能性がある!



いやいやいやいや。
そんなことしたら、六年生が仮面ライダーで、五年生が戦隊ヒーローに
なってしまいそうだし、四年生が不思議少女シリーズの戦うヒロインみたいに

………それ、凄く観てみたいかも。

浦沢脚本だと、豆腐に神様が宿って久々知先輩がヒーロー押し付けられたのが発端だったり、
骨格標本のコーちゃんが普通に歩いて喋って保健室の総司令みたいになってたり、
四年生がそれぞれ持ってる武器が実は魔法の力が宿っている魔法アイテムだったり、
「激走戦隊カーレンジャー」みたいなノリ…忍たまアニメの対象年齢をもっと上に
すればいいだけの話なんですが。今のアニメも十分浦沢節満載だし。

キャストは主人公以外やっぱり大幅に変更になるのかな、と。
この時期の子供はすぐに大きくなるし、できれば前回の実写版の上級生は無かったことに
して、現在の忍ミュキャスト優先で配役してもらえないかな…。


ついでに書くと、自分は原作で虎若のとーちゃんの鎧姿を見たとき、「似てるなー」と
角川版「里見八犬伝」の犬飼現八を思い出してたりする。この前リメイクというか
続編が作られた「宇宙刑事ギャバン」の一乗寺烈役でもある大葉健二さんなんですが。

だから東映が入ってくるなら、虎若のとーちゃん役は大葉さんで見たかったりもする。

小説新潮にて「私家本 椿説弓張月」連載開始

2012年12月08日 02時56分19秒 | 八犬伝いろいろ
「御宿かわせみ」シリーズがほとんど完結のようになって
続きが気になると思っていたら、今度は「椿説弓張月」を
連載開始とは…。平岩弓枝先生ってばもう…。

今月号の小説新潮12月号から「私家本 椿説弓張月」連載開始。
「里見八犬伝」と同じく馬琴先生の江戸時代ベストセラー本です。

某ネットでは、滝沢馬琴(本当は”曲亭馬琴”だけど)の
”江戸時代のライトノベル”と表現してあって言いえて妙だけど
当たってるかな、と。そんなこと言ってたら、今更だけど「八犬伝」なんか
許容範囲大の江戸時代のBL小説風でもあるし。なんというか信乃主役の時は文庫で、
毛野主役だとノベルズ版で値段が高くなってどうしような感じっぽい。

「西遊記」とか、「里見八犬伝」みたいに新聞連載にしてくれれば
もっと読者が増えると思うのに。それに、一昔前の私より前の世代で
NHK人形劇の「新・八犬伝」を見ていた人なら、人形劇は
「八犬伝」+「椿説弓張月」なので”おや?”って思うんじゃないかと。

余談だけれど、平岩版「西遊記」は、三蔵法師が悲惨な過去背負いすぎてて
孫悟空が徐々に「お師匠さまは自分が守る!」と自覚していくのに涙。





「忍たま」実写映画の海外進出について

2012年12月07日 03時20分28秒 | 自己カルト的
「ハリー・ポッター」シリーズのような学園+寮モノだとか、
青春ジュブナイルだとか、で海外進出を視野に入れて・・・とあるけれど。

それも何か履き違えではないかと思う。
「忍たま乱太郎」のアニメがここまで長く続いて人気が出たのは


1)天下の「NHK」が放映しているということ。しかも帯放送。
→CMが無いということは、グッズが山のように出るんですね。
知らない間に、ミラーとか、雑誌風ノートとか、ヴィネットフィギュアとか。

以前にも書いたと思うんですが、ワンコイングランデ。
忍ミュに合わせたせいか、六年生は6人ちゃんと発売コンプリート。
あ、違った。中在家先輩だけ発売されてない!
五年生は当時一押しされていた久々知のみ。
四年生は六年と抱き合わせ商法? ちゃんと4人全員発売コンプ。

不運なのは、他の五年生4人と、一人も発売されていない三年生二年生。
一年は組の他のメンバー。それから、一年い組、一年ろ組の忍たま達。

「忍たまミュージカル」今期は、六年生+四年生なんだから、
ワンコイングランデも第3弾出てくれないかなと。枠は9個。
中在家先輩+双忍+三年生ろ組の3人+一年は組の3人とか。
シークレットは錫高野先輩だったらいいなぁ。


2)主題歌を代々ジャニーズの売り出しアイドルが歌う。
→私が「忍たま」を知ったのは、20年前まだアイドルトップグループにいた
光GENJIが、初めてアニメ主題歌を歌うというので見ていたから。
しかも、ジャニーズCDは握手券とのタイアップがあって、一応そのときの
FANは皆買っていたわけですよ。今みたいにDL販売とかまだ無かったから。
歌を覚えて、コンサートで一緒に歌うために。

NYCとか、関ジャニ∞とかもOP・ED唄ってたし、現在はSexyzoneが唄っていたり。


3)シリーズ脚本が、あの「浦沢義雄」氏だということ。
→不条理ギャグを上手く収めて笑いに持っていくセンスが異常なほど
上手い脚本家さん。「忍たま」が始まる少し前の時代に、
東映特撮の不条理的な面というか、「不思議少女シリーズ」を手がけていた
お方です。今度の戦隊シリーズの劇場版にもゲストで出てくるけど
「美少女仮面ポワトリン」とか。「ナイルなトトメス」「歌う!大竜宮城」
「中華なぱいぱい」「中華ないぱねま」とか。女の子主役の不条理ギャグの
オンパレード。もっと昔だと「おしん」の小林綾子が主役の「ペットントン」とか。

「ロボット8ちゃん」なんて、「ロボコン」のノリに近いし。(と思ってる)

「忍たま」アニメの3年ろ組の次屋の声の人が宇宙人マスコットの声を当ててる
「激走戦隊カーレンジャー」とか。戦隊にあるまじきギャグのオンパレードで
めっさ好きでした。


4)声優さんがめっさ豪華。
→異論は認めない。ごくごく少数をのぞいて、主役級ばかり。特に6年。
地味に3年も。「シャーマンキング」「ガンダムSEED」その他級。
そして1年は組はもとより。出番の少ないい組の委員長が斉賀みつきさんだったり
もっと端役のドクたまの女の子が三石琴乃さん、しんべえの妹かめちゃんは
現ドラえもんの水田わさびさん。土井先生も関俊彦さんだし…。
書ききれません。



と、そういった、いろんな方面のFAN層を引き寄せて、上手く原作のギャグや
キャラに絡んでいって上手い具合に人気が出て行ったアニメだから、
「ハリポタ」が流行ったからハリウッド…はなんか違うような気がするのです。

今、「ニンジャスレイヤー」という、とっても奇想天外な忍者ノベルが
海外から逆輸入してきて話題になってるけど、それもあるのかな。

私的には面白かったけど、あれはどちらかというと、格闘ゲームのような
「NARUTO」の方が雰囲気は近いと思う。

「忍たま」実写映画第2弾決定

2012年12月05日 11時28分56秒 | 自己カルト的
子供店長の加藤くん主役で【忍たま乱太郎】の
実写映画の続編が制作決定とか。

…うん、別にいいんじゃないでしょうか。
ただ、前作が原作の下品な部分ばかり強調して
肝心の忍たまのキャラクターをないがしろにしたので
ファンから酷評の上、そっぽ向かれたのはまだ記憶に
新しいんですけど。

今度は監督が特撮系…というか仮面ライダーの【アギト】【555】の
田崎竜太監督。海外戦隊の【パワーレンジャー】も担当の方なので
忍たま達のキャラクターを大切に生かしてくれそうな感じ。特に上級生。
一年は組の面々も大事だけど子供だけだと“お遊戯”にもなりかねないのを
補強できるのが、上級生だと思っているので。

前作は何かそのあたりを履き違えて、大人キャラクターに変に力を入れ過ぎて、
“…この映画を観て楽しめる層ってどこ?”な内容になっていたし。
(後で内田春菊のエッセイ漫画で、「たくさんの大人がアホなことしてる
楽しい映画」と書かれていてプチ怒り。娘を役付きで出してもらって、って
撮影現場で、直接の関係は無いのに内輪受けの大人がでばってくる
のはちょっと問題ありじゃないかと。
というか、ユキちゃん役が彼女の子供だったのか…。

本来なら主なキャラクターとして出演している忍たま役の子役らは現場で
居心地悪かったんじゃないのかな)

名前判明してる忍たまって乱太郎達含めても、全学年44人しかいないんだから
セリフ一言でもいいから全員出して欲しい。AKB48よりも人数少ないんだから。


ハリウッドって言葉に踊らされるほどファンは馬鹿では無いよ。
漫画のアニメ化実写化って応援してくれるファンへの感謝の還元
じゃないのかな。

そのあたりのことも考えて今度の続編は作って欲しいなと思うのです。