日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

嫁と姑7-62

2010年02月20日 | Weblog
嫁と姑

仲良く和気藹々に同居して暮らしている家も中にはあるだろうが、核家族が定着してからは、以前のような大家族意識や制度は薄れ、親子別居が常態になれば それなりの割り切りも出来る。しかし日本には儒教道徳の名残があり、嫁と姑とは上下関係を持ち込む姑もいる。人生経験の浅い若い嫁はそれを不合理と考える。若い嫁が姑の立場や心情を理解するにはその立場にならないとわからない。お互いの理解が十分でない所に女特有の意地悪が加わる。かくて嫁姑戦争が始まる。

昨日散歩がてらに戸建てが並ぶ住宅街を歩いてみた。見るともなく見たのだが、玄関には名字が違う表札が2つかかっている。ちらほらではなくてたいていの家がそうなっているどうしてかなと不思議に思い、今日見た事実を女房に話してみた。女房が言うには
現代は親は嫁いできた嫁と暮らすのではなくて、嫁にやった娘夫婦と暮らしているのだそうだ。その方が軋轢がなくてうまくいくらしい。

どういう事情があるにせよ、人生というこの短い命をどれだけ楽しませて生きるのかそれが問題だと思った。僕の感覚からすると、マスオさんばやりの世になるのじゃないかと思わないでもないが、要は争いの愚かさを避けることが大切で、昔の大家族制にこだわることはないと思う反面、大家族制が代々若い者に伝えてきたいわゆる大人の知恵の伝承は途絶える。仕方のないことだが、これも時代とか、世相というものなのだろう