悼む人
2008年に送り人と言う映画ができた。人の死をあからさまに、脳幹とか火葬場と言うおおよそうっとうしい画面が出てくるらしい。恐いもの見たさもあったけれどもこの映画は見なかった。ただ1つ気になったことがある。火葬場は人が体を失って魂だけになる誰もが通る通過点と言う台詞はその通りだと思った。
今回悼む人と言う映画を見に行った。文字通り悼む人を描いた映画なのだが、何のために?という気持ちが強く2時間に何回あくびをしたことか。宣伝が良かったのか映画館はまれに見る混雑ぶりだった。そこで席を立って退出しようと何回も思ったが、大勢の人の中でそれはできなかった。
いずれにせよ話は暗すぎる。金を払ってまで観る映画ではないと僕は思った