日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

忘れられない恩師

2017年04月08日 | Weblog
忘れられない恩師

65年昔の担任の先生を思いだした。

先生は高校2年の時の僕の担任である。

家が貧しくて月謝が収められないので、ある日担任の先生に、

退学届を出した。

「お前は勉強ができるからいけるところまで休め。

長欠と言うことにしておく」先生はそう言われた。

学校には月一回位しか行けなかったが、試験はできた方で

学年の中位の成績は取れた。それでやっと高校を卒業できた。

だから大学受験の資格を得ることができた。

最終学歴は大学卒となった。

思うに先生の計らいがなかったら、大卒の資格は取れていなかった。

あの温かい配慮があったからこそ、と思うと、今でも先生に足を向けて眠れない。

不幸なことに先生は交通事故にやられて命を落とされたと言う話を聞いた。

悔しいというか、残念というか、頑張って大卒の資格を得た僕の姿を

先生に見ていただいてほしかった。、恩返しするまでもなく、

この世をさられたことを残念に思う。