延命十句観音経はお経である。江戸時代に白隠禅師が作られたものと記憶している。
文字通り十の句でできている、短いお経である。
作曲家の古賀雅夫先生は歌謡詩の貧困を嘆かれて、お経を作曲したほうがましだといわれた。
ご自身川崎大師賛歌を作曲され、近江俊郎さんが歌っている。
僕は延命10句観音経を歌曲風に作曲した。さいきんユーチューブに載せたがこれが予想外に多くの視聴があった。
何故反響があったのだろうか。お経を声楽家が歌われたその美しい響きに引き付けられたのだろうか。
それともお経に節をつけるということが珍しかったのだろうか。
何はともあれ、コンサートでこの曲を披露した時には僕が感激することが起こった。
ピアノが最後の音を鳴らして終わるのだが一瞬七百人の聴衆は沈黙した、十秒ほどたって大歓声が上がった。
よくブラボーという言葉が叫ばれるが、ブラボーではなくて一瞬の沈黙とそのあとに続く大歓声こそが
感激した聴衆の本音だったのだろう。
文字通り十の句でできている、短いお経である。
作曲家の古賀雅夫先生は歌謡詩の貧困を嘆かれて、お経を作曲したほうがましだといわれた。
ご自身川崎大師賛歌を作曲され、近江俊郎さんが歌っている。
僕は延命10句観音経を歌曲風に作曲した。さいきんユーチューブに載せたがこれが予想外に多くの視聴があった。
何故反響があったのだろうか。お経を声楽家が歌われたその美しい響きに引き付けられたのだろうか。
それともお経に節をつけるということが珍しかったのだろうか。
何はともあれ、コンサートでこの曲を披露した時には僕が感激することが起こった。
ピアノが最後の音を鳴らして終わるのだが一瞬七百人の聴衆は沈黙した、十秒ほどたって大歓声が上がった。
よくブラボーという言葉が叫ばれるが、ブラボーではなくて一瞬の沈黙とそのあとに続く大歓声こそが
感激した聴衆の本音だったのだろう。