日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

花は咲く

2013年09月13日 | Weblog
花は咲く

東北地方を大震災が襲ったとき、まず目がいったのは死者であった。お気の毒に、、、と思った瞬間涙がこぼれた。
何ができるわけでもないのに、心が騒ぎ、何かをしなくてはといらだった

そして僕は筆をとった。鎮魂曲あった。
死者よりももっと辛い思いで生きている人々えの思いやりや励ましではなく、震災によってこの世を去った人たちと自分の心の叫びの結び付きだった。
目の前を大津波が押し寄せてくるあの情景がそのままイントロになった。。最低音から最高音まで激しく躍動するピアノから弾き出された音群は目には見えないが、大津波を連想するには十分すぎるぐらいだった

そして大津波が去った後に残されたわずかな時間をおいて次に起こりくる悲しみ。凍てつくような辛い悲しみに声をかけた。
この一瞬に生死を分けた犠牲者に的を絞って「誠の祈りを捧げる」 を作り上げた。

この時僕は真冬の寒さの中でずぶ濡れになりながらでも助かった人々はまた命があっただけでも幸せな方だと思った。しかしあのときから時間が経って平静な時に戻ったとき、大きな苦しみを背負いながら日々暮らす人々の思いが当時は眼中になかったことに気がついた。
いろいろな思いはあったけれども、ぼくは筆をとらなかった


そんな時に「花は咲く」は現れた。
人々の心を結び合わせ想を重ね合わせるつまり人と人との絆を結ぶ歌が現れたのだ。
歌詞の内容もわかりやすく叙情性を持ったもので、その歌詞の内容を
200%に膨らませる美しいメロディーがついた。
覚えやすくそのメロディーを口ずさむ時、優しさや懐かしさやらが溢れ出てほのぼのとして夢や希望を生み出す。
自然に人々の心がつながり、遥か彼方まで手を取り合って生きていく人びとの姿が浮かび上がってくる。そういう意味で人々の心のつながりつまり絆を確かめあい連携を深めていく気持ちにさせられる歌それが
「花は咲く」である。

言葉で絆というよりは、歌を口ずさむことによってほのぼのとした人間的な連帯感が湧き上がってくるのはあの素晴らしいメロディーのせいだと思う。人間は感情の動物で、喜びも悲しみも、気分はくるくる変わるが、この歌がとりもった人間的連帯感だけはいついつまでも変わらないでほしい

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