日々雑感

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芸能人と麻薬

2010年02月07日 | Weblog


芸能人と麻薬


今でこそ華やかなスポットライトを浴びているが、本質的には昔からいわれる、かわらこじきと何ら変わらない
今日のことはわかるが、明日の仕事のことはわからない。明日の仕事の確約がないほど不安なものはない。毎日出勤すれば仕事があって、給料がもらえるという安定感はない。

芸能人はこの安定感と対極にいる。当たれば千金が手にはいるし、当たらなければ水も飲めない。そういう極端な世界が芸能の世界である。芸能界に長くいて諸般の事情に詳しく、それに慣れた人間ならいざ知らず、魔が指したような幸運で脚光を浴びてこの世界に入る若者は、そこには大きな落とし穴があることを知らず完全に浮かれて、まるで自分が偉くなったように自信を持つ。ところが人気という潮がさっと引いたときに、そのあまりの落差についていけず精神的に大きなダメージを受ける。

華やかな世界に見えるが、絶頂と孤独が同居し、天国と地獄の落差は激しい。 浮き沈みの激しさ…精神的不安が動機がそこにある。さらに悪いことにはちやほやされるから、まるで自分が特権階級の人に見えてしまう。のぼせ上がるのだ。

年端もいかず世の中の仕組みにも疎い若い芸能人が、こんなはずじゃなかったと落胆するのも無理はない。不安やストレスを抱いている人ほど、鬱病(うつびょう)の薬をのむか、一時的に自分をごまかす麻薬に傾いていくのもわからないことはない。

しかし麻薬はあくまで麻薬である。それは直接本人の心身をむしばんで最終的には廃人にしてしまうばかりか、犯罪まで誘発することにもつながる。

歴史的には19世紀にある国がある国の国民を麻薬患者にしようとことだってある。
その事に気づいて国民改革運動に康有為が巳を挺した話も歴史上には残っている
いずれにせよ。麻薬は人類史上から撲滅しなければならない問題である。




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