![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ab/4c3f5045db1734b69105bded5087acb3.jpg)
行った人が口々に「空海 密教のルーツとマンダラ世界」展が素晴らしかった、というので、我が家も慌ててチケットを購入し、最終日の前日に行くことにした。奈良国立博物館で開催された、空海生誕1250年記念特別展、国宝高雄曼荼羅の修理後初公開の展覧会、である。
土曜日は京都経由で奈良に入り、ホテルに荷物を置いてからまずタクシーで奈良博へ。オーディオガイドを借りて、かなりゆっくり見た。ちょうど昼食時間だったためか、それほど混雑はしていなかったのがよかった、終わって出る頃にはかなりの行列だった。展覧会は本当に素晴らしかった。第一展示室に入った段階ですでに圧倒された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1a/7da6a5c950f3ce3dcae0b51d80d69b77.jpg?1717934766)
中国西安碑林博物館所蔵 文殊菩薩坐像
撮影が許されたのはこれだけで、あとは粛々と見学。展示物の点数も多く、終わった頃には時間と空間の感覚が一瞬おかしくなったほどだった。1階に降りたら、ロビーから庭に出られるドアが開放されていた。近寄ってみるとお庭を公開しているという。2年前に来た時には、遠くから修理が終わった八窓庵をみただけだったので、ちかくでみられる〜と庭へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/29/2efadc00c6888ef75987432405d8da1e.jpg?1717974240)
大和三茶室のうち、奈良にただ一つ残った八窓庵
近くで見られて満足したら、お腹が空いていたことに気づいた。まずはランチ、そして春日大社へ。鹿せんべいをあげるのは楽しいけどスリリング、後ろから鹿さんに「あたしにも下さらんか」とシャツを引っ張られたりする。そんなこんなでゆっくりと参道を本殿へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/d4/4db5ce34fe4bb81af7e5ba20eaa1008e.jpg)
バンビちゃんがたくさんいて歓喜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/28/c756b696d24ce40b9749f9f03886ae98.jpg?1717974242)
神鹿の銅像前に立派な角の神鹿さま
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b7/620776794fa57405af8e59413f2525de.jpg)
参拝所の奥、林檎の庭で弓術を奉納をしていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ad/a9293c3cd6eae6f0dc4fa9b504ab7874.jpg?1717974240)
社殿を取り囲む朱塗りの回廊と、奉納された釣燈籠
有名な武将が奉納したものもあるらしい。まずは御本殿を参拝所からお参りをして、御蓋山浮雲峰遥拝所でお参りをして、大宮をぐるっと歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d7/547c37c43efa99338d4034652f2f5a0b.jpg?1717934860)
萬燈篭を再現した藤浪之屋
平安時代から今までに奉納された燈篭は3,000基、節分やお盆には萬燈篭が行われているけど(そのタイミングで来たことがあるけど流石に見られなかった)、この神事を一般の参拝者にも感じてもらいたいと江戸時代の詰所の藤浪之屋を解放したもの。幻想的だった〜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0e/9d7370f7b022ecbb30b4e8dc861a1dab.jpg?1717934780)
正式には下の禰宜道というらしい
アセビの気が生い茂る、かつては文人たちが散策したであろう遊歩道。ここまでは鹿さんは降りて来ないんだね〜、と言いながらしばらく歩くと、高畑の志賀直哉旧宅脇に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/d5/b3821f75442b9a16a7dbf00b2cc74802.jpg)
暗夜行路が書かれた家、だという
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/11/8b1b2cdf852e04ba4bf7201e9aa24d41.jpg?1717934787)
和風と洋風の折衷、志賀直哉が設計したらしい。家族と共に1929年から9年間暮らしたという。どの部屋も窓が広く、この和室の窓から見える景色は素晴らしかった。食堂は洋風でその向こうにサンルームがあり、そこは芸術家が集まって高畑サロンと呼ばれたとのこと。サンルームに面した庭には芝生。和風建築部分には、つくばいのある小さい中庭もあった。全体としてかなりの広さがある。サンルームには、谷崎潤一郎や武者小路実篤、柳宗理などが一堂に介した写真が飾ってあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d8/24a57152d6b8a40322c33dee5420cba3.jpg)
土塀に囲まれた細い道、静かな街並みはならまちとは異なる魅力がある
かなり歩いたので、バスでホテルに戻ることにした。頭塔は前回知らなくて遠くから見ただけだったけど、今回は見学の申し込みをしようとネットで調べたら、補修中だった。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/16/ffc9c4d5e10da48475a6d847a7f8f1a2.jpg)
前回よりは近くまで行けたぞ(笑)
巡回バスを使ってJR奈良駅へ行きホテルにチェックイン。おすすめの徒歩圏内のレストランを教えてもらって、予約して向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/2b/924c355eec2ddcf331b01d462b24c053.jpg)
奈良駅にある奈良市観光案内所
今回はあまりお世話にならなかったけど、いい雰囲気だなぁと思ってパチリ。この日はホテルが勧めてくれたイタリアンで食事をして部屋でぐっすり。18,000歩あるいたぞ。
まだまだ行きたい場所がたっくさぁ〜ん
奈良博 また行きたいなー
あと志賀直哉と谷崎と柳さんが一同に会したんだなーなんて想像するとムネアツですね。
奈良は歩く というのは事実なのね
歩けるうちにまた行かねば
いい季節になりましたよ〜、またぜひ。
奈良博は毎年正倉院展やりますからね、きっかけにはなります。
奈良は歩くけど、観光タクシーを貸し切るっていうのもなかなかよかったです、
これなら足腰に自信がなくなっても大丈夫(苦笑)。