注目浴びてます

昨晩（日本時間）のBBCニュースでは、ライブで東京と中継をつないで、福島第一の汚染水太平洋に漏れだす、タンクに水量計測器ついておらず、という情報を特派員がスタジオに告げていた（事実は、傾斜地に作られたこのタンク群の、一番高いところにあるタンクにだけ水量計がつけられてたため、当然のことだけど一番低いところにあるタンクの水位はもっと高いはずなのに、そこがどの程度いっぱいか把握できていなかったらしい。いずれにしても初歩的ミスの続く福島、マジ心配）。

テレビ画面を撮影してみた

海外のメディアのほうが事実を淡々と伝えている。大本営発表を繰り返すだけの日本のニュースは、日本人にとってすら見る価値がないと思う今日この頃。なぜ政府が本腰を入れないのか、入れられないのか、だったら国際支援をあおぐべきではないか、日本人はなぜ政府発情報を疑わずおとなしくしているのか、といった意見が海外のネットでは飛び交っている。さらには東京オリンピック招致の首相スピーチのコミットメントに明らかに違反しているではないか、という声も根強い。昨晩のBBCニュースでは、開催地決定直前にも大規模な汚染水漏水問題が発生していたにもかかわらず、きちんとした発表をしなかったという情報もしっかり英国民に伝えられていた。

情報はボーダーレス、国内のほころびは国内で報道されない限り自分の政治生命に致命傷とはならない、なんて石器時代の話しかもよ。もはやニュースを伝えるのはのろしでも飛脚でも伝書鳩でもなく、ニュースそのものがネットを自在に駆け巡るんだからさ。

そういえば、小泉元首相が脱原発化したらしい。自民党だけが原発推進、国民も含めて反原発なんだから自民が脱原発すれば国民的コンセンサスが出来るチャンスだ、と。非公開の講演会でのことだったらしいのだが、使用済み燃料その他核のゴミの処理場がないのに、原発を推進するのはおかしいと、核のゴミの地層処理施設を海外で視察して感じたのだそうだ。「現役の頃は原発推進派だったではないか」と聞かれて「当時はそう思っていた」、「なぜ脱原発になったのか」「感性だ」と応じた、と報じられている。首相夫人も脱原発という話しだ。がんばれ、こいずみぃ～、がんばれ、あっきぃ～