kebaneco日記

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永青文庫

2020年02月16日 | お友達&近所&散歩
昨日はマロの免疫治療から帰ってきて、お昼を食べて一息ついたあと、「そういえば永青文庫のチケットが当たってた、あの展示が今日からだよ」、と二人で近所を散歩することにした。


「財団設立70周年記念 古代中国・オリエントの美術 国宝’細川ミラー’期間限定公開」。細川ミラーとは金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)のことで、チケットの絵柄に使われている。




肥後細川庭園から永青文庫へ登ってきた、って感じで本館を見るとこんなふう。この通路が2008年に開通するまでは、隣接していながらも入り口が反対側にあってアクセスが悪かった。開通以降は、細川家下屋敷の庭園跡を先に楽しむか、永青文庫で展覧会を鑑賞してからお庭を散策するか、どっちにしてもぐる〜っと回んなくてもよくなったのよん。

ちなみに美術館として使われている建物は、昭和初期に細川公爵家の事務所として建てられたもの。展示は4階から下の階へ向かって移動する動線が作られていて、すっごいゆっくりの(苦笑)3人乗りくらいの小さいエレベータもついてる。展示室とは反対側の廊下の窓からは、和敬塾の建物が見える。

そうやって考えると、この辺りって本当に文化や歴史に造詣の深い、ノブレス・オブリージェを心に刻んだ人たちのお住まいだったのね〜と、嬉しくもあり、そのご子息たちのなかに残念な方々が散見される現状をみると悲しくもなる。人間って、放っとくと激しく退化も劣化も激しい生き物なのね。。。


昨日は展覧会を見た後、別館のサロンで一休み。本館のチケットを見せて、200円支払ったら、旧細川護貞邸で、今里隆の設計の(吉田五十八の弟子で、他に両国国技館・京都南座・日本美術院なども設計)現代風数寄屋造りの別館で、セルフサービスの飲み物と、ポルトガル伝来の熊本のお菓子がいただける。ソファに座ってお庭を眺めながらお茶をいただきましたざます。

近所の美術館散歩としてはこちらに過去エントリーがありやんす。野間記念館は現在閉館中で異なる業態の文化施設になるらしいけど、それ以外はこのエントリーの2年前と同じ。

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