非常食のアルファ米、賞味期限が来たので新たな非常食を生協で購入した。今回はパンの缶詰にしてみた。そのパンの缶詰もこないだの月曜日配達されたので、いよいよ不要になったこのアルファ米。普通にうちで食べようと思い、非常用グッズの収納してある場所から台所に移した。買った時には「被災して赤飯ってびみょ~」と思ったことを、テレビのニュースを見て思いだした。
先日被災地では仮設住宅への引っ越しが始まったというニュースをやっていた。引越祝いにと、引っ越す人も残る人も一緒になって非常食の赤飯を食べていた、うちのと同じのだ。みんな高齢者、引っ越しのお手伝いしながら「頑張ってね」「気をつけてね」という会話、涙ぐんでる人もいる、送る人も送られる人も。お見送りのときに「たまにはこっち(避難所)に遊びに来てね~」「明日はお風呂5時だからねぇ~」目に涙ためて笑って送り出してあげてた。強い人達。都会に住むへなちょこのあたしから同情なんかされたくないだろうなと思った。が、どうしてこんな素敵な人達が、あんな酷い目に遭わなきゃいけないのだ。
計画避難区域では、妊婦や子どものいる家庭からまず避難が始まった。生まれた土地から一度も離れて暮らししたことのない人たちが、自分の意に反して移住せねばならないなんて。家族同然の家畜を残して。しかも行った先で定住するべきか、戻れる時を待つべきか心は乱れるだろう、生活設計が崩壊じゃないか。あんまりだ。
原発事故の賠償をだれの責任でやるのかという議論、株主を守って国民を守らないスキームは反対。かといって、社長に土下座させても何も起こらないと思う。「資金ショートする」とかいって政府に恫喝かけて支援を要求する人達は、土下座しようがなにしようがなにも変わらない。誰かに賠償しなきゃいけなくなったとき、普通の人は持ってるもので売れるものは全部売ると思う。東電には売るべき資産たくさんあると思うけど、そこには手をつけたくない態度は理解不能。資産を売却して補償に充てたら電力の安定供給ができないとでも脅してるのか。手をつけさせない政府も役人も一体何を考えとんのじゃ。役員の報酬カットのパフォーマンスよりも東電の資産売却のほうが喫緊の課題では?おっさんたちが臭い保身の演技してるうちに、時間ばかりが過ぎていく。「あの日を境に日本は変わった」にならないと、津波の被害者や原発の被災者に申し訳ない。
東電さま、ここはひとつ発電事業から足を洗ってみてはどうでしょうか?ぶっちゃけ土下座パフォーマンスよりも効果的だと思いますぜ。発電関係資産は原子力発電所以外すべて社員も含めて誰かに高く買ってもらい、売却代金を賠償に充ててください。原発は、冷温停止して安定させてその後は粛々と廃炉するための作業を続けるためだけに存続する政府管理下の組織で運営する。原発技術者はその組織に移管する。そして、送電施設だけで一からやり直してはどうでしょうか。スマートグリッドの大規模実用化や分散電源や送電ロスの低減など、送電分野で果たすべき技術革新は多岐にわたり、そこで成功するための研究開発だけでも社員のモチベーションは保てるはず。一度贅肉を落として枯れたようなスリムな体になってやり直してください。
原発事故で被害に遭った人達は、目にも見えない臭いもない放射能に持てる資産すべてを汚染され、すべて失った。その原因を作った東電が無傷って筋が通らない。そして、本当に発電もやりたくなったら、もっと安全な燃料使って発電やってください。君たちのような慢心体質には、原子力は持たせられません。あたしは別に、東電を見せしめ的に苦しめたいわけじゃない。でも、ひょっとして防げたかもしれなかった事故を起こしておきながら、結局は国民がすべての負担を負うようなスキームを作ってもらって、しばらく申し訳なさそうな顔をして国民が忘れるのを待つ、みたいな解決策を許すわけにはいかない。
と、同時に、原子力関連技術と原子力発電を切り離して考えたほうがいいような気がしている、今日この頃。
政府が脱原子力に踏み切れない理由は、「だって今止めたら大変でしょ」という現実的な問題もあろうけど(で、そこにはオフィスの消費電力の4割を占める照明をすべてLEDにすれば今年の夏は乗り切れるかも、という意見もある。無理やり節電ってなんか暗いけど、省電力技術導入だと、なんか前向き?って思うのはあたしだけか。。。は、さておき)、「原子力発電してる国=技術的な先進国」っていうイメージ持ってませんか?っていう疑問を持つ。技術大国は原発技術持ってなきゃ、みたいな。中国やインドが原発増やそうって時に、韓国がそこに売り込みをかけてる時に、国内で原発やめるなんて敗北宣言も同様、そんなん無理、みたいな。あるいは、いち早く来日したサルコジ大統領に「支援するから、原発やめるなんていうなよ」って脅されてるかもしれない。そんなん知ったこっちゃない。
日本が原子力技術を持ちながら、それをあえて軍事利用して来なかったように、原子力発電関係の技術は持ってるけど地震国日本では使えないから地盤の安定した国での原子力発電に使うといった戦略、技術の開発と利用を切り分けることができれば、競争力ある技術を持っている国内産業・企業には海外市場を目指してもらい、原子力発電所のオペレーションで謙虚さを欠いた大失態を演じた会社、原子力行政でまったく機能しなかった役人、原発誘致で箱モノ行政して自治体として努力を怠った首長にだけ退場してもらえてすっきりするのでは、と思う。すっきりした舞台には、自然エネルギーでIPPやりたい企業や、原発抜きのまちおこしを考える住民が絶対に出てくるはず、と信じたい。
そうすれば原子力関連業界に関しては、技術は持ってるけど地学的理由から国内に原発持ってないだけ、っていう「技術的に遅れているわけではない」というプライドの問題も解決できるし、技術者の流出や競争力の低下も防げる、はず。東芝はウェスチングハウスを傘下に収めてるし、日立はGEと合弁持ってて、三菱重工はアレバと協力関係にあるんだから、日本国内に原子力発電所がなくったって、原発のノウハウは枯渇しないはず、やっていけるっしょ。
ここ数日間でわかった情報では、明らかにあれは地震による事故のようだ。津波のせいにしてはならない事故だったようだ。そして日本の地震による原発事故は今回が最初ではないので、そろそろ「技術としては有望だろうけど、条件がそろわない我が国では使えない」という判断をすべきではないのかと思う。地震があって原子力は無理だけど、おかげで世界第三位の地熱資源国。子どもじゃないんだから、諸外国が持ってるから欲しいと無理やり原発を選択肢に入れるのではなく、日本にとって実行可能な選択肢のなかから賢く選ぶのも知恵であり見識であるような気がしている今日この頃。
原子力発電をしていることは、40年前にはステータスシンボルであったかもしれない。高度成長のための動力源として日本に必要なものだったかもしれない。でも、当時はコスト的に太刀打ちできなかった再生可能エネルギー利用の発電が、結構いい感じで開発されている。ってことは、原子力発電の賞味期限切れが近いってことではないのだろうか?
先日被災地では仮設住宅への引っ越しが始まったというニュースをやっていた。引越祝いにと、引っ越す人も残る人も一緒になって非常食の赤飯を食べていた、うちのと同じのだ。みんな高齢者、引っ越しのお手伝いしながら「頑張ってね」「気をつけてね」という会話、涙ぐんでる人もいる、送る人も送られる人も。お見送りのときに「たまにはこっち(避難所)に遊びに来てね~」「明日はお風呂5時だからねぇ~」目に涙ためて笑って送り出してあげてた。強い人達。都会に住むへなちょこのあたしから同情なんかされたくないだろうなと思った。が、どうしてこんな素敵な人達が、あんな酷い目に遭わなきゃいけないのだ。
計画避難区域では、妊婦や子どものいる家庭からまず避難が始まった。生まれた土地から一度も離れて暮らししたことのない人たちが、自分の意に反して移住せねばならないなんて。家族同然の家畜を残して。しかも行った先で定住するべきか、戻れる時を待つべきか心は乱れるだろう、生活設計が崩壊じゃないか。あんまりだ。
原発事故の賠償をだれの責任でやるのかという議論、株主を守って国民を守らないスキームは反対。かといって、社長に土下座させても何も起こらないと思う。「資金ショートする」とかいって政府に恫喝かけて支援を要求する人達は、土下座しようがなにしようがなにも変わらない。誰かに賠償しなきゃいけなくなったとき、普通の人は持ってるもので売れるものは全部売ると思う。東電には売るべき資産たくさんあると思うけど、そこには手をつけたくない態度は理解不能。資産を売却して補償に充てたら電力の安定供給ができないとでも脅してるのか。手をつけさせない政府も役人も一体何を考えとんのじゃ。役員の報酬カットのパフォーマンスよりも東電の資産売却のほうが喫緊の課題では?おっさんたちが臭い保身の演技してるうちに、時間ばかりが過ぎていく。「あの日を境に日本は変わった」にならないと、津波の被害者や原発の被災者に申し訳ない。
東電さま、ここはひとつ発電事業から足を洗ってみてはどうでしょうか?ぶっちゃけ土下座パフォーマンスよりも効果的だと思いますぜ。発電関係資産は原子力発電所以外すべて社員も含めて誰かに高く買ってもらい、売却代金を賠償に充ててください。原発は、冷温停止して安定させてその後は粛々と廃炉するための作業を続けるためだけに存続する政府管理下の組織で運営する。原発技術者はその組織に移管する。そして、送電施設だけで一からやり直してはどうでしょうか。スマートグリッドの大規模実用化や分散電源や送電ロスの低減など、送電分野で果たすべき技術革新は多岐にわたり、そこで成功するための研究開発だけでも社員のモチベーションは保てるはず。一度贅肉を落として枯れたようなスリムな体になってやり直してください。
原発事故で被害に遭った人達は、目にも見えない臭いもない放射能に持てる資産すべてを汚染され、すべて失った。その原因を作った東電が無傷って筋が通らない。そして、本当に発電もやりたくなったら、もっと安全な燃料使って発電やってください。君たちのような慢心体質には、原子力は持たせられません。あたしは別に、東電を見せしめ的に苦しめたいわけじゃない。でも、ひょっとして防げたかもしれなかった事故を起こしておきながら、結局は国民がすべての負担を負うようなスキームを作ってもらって、しばらく申し訳なさそうな顔をして国民が忘れるのを待つ、みたいな解決策を許すわけにはいかない。
と、同時に、原子力関連技術と原子力発電を切り離して考えたほうがいいような気がしている、今日この頃。
政府が脱原子力に踏み切れない理由は、「だって今止めたら大変でしょ」という現実的な問題もあろうけど(で、そこにはオフィスの消費電力の4割を占める照明をすべてLEDにすれば今年の夏は乗り切れるかも、という意見もある。無理やり節電ってなんか暗いけど、省電力技術導入だと、なんか前向き?って思うのはあたしだけか。。。は、さておき)、「原子力発電してる国=技術的な先進国」っていうイメージ持ってませんか?っていう疑問を持つ。技術大国は原発技術持ってなきゃ、みたいな。中国やインドが原発増やそうって時に、韓国がそこに売り込みをかけてる時に、国内で原発やめるなんて敗北宣言も同様、そんなん無理、みたいな。あるいは、いち早く来日したサルコジ大統領に「支援するから、原発やめるなんていうなよ」って脅されてるかもしれない。そんなん知ったこっちゃない。
日本が原子力技術を持ちながら、それをあえて軍事利用して来なかったように、原子力発電関係の技術は持ってるけど地震国日本では使えないから地盤の安定した国での原子力発電に使うといった戦略、技術の開発と利用を切り分けることができれば、競争力ある技術を持っている国内産業・企業には海外市場を目指してもらい、原子力発電所のオペレーションで謙虚さを欠いた大失態を演じた会社、原子力行政でまったく機能しなかった役人、原発誘致で箱モノ行政して自治体として努力を怠った首長にだけ退場してもらえてすっきりするのでは、と思う。すっきりした舞台には、自然エネルギーでIPPやりたい企業や、原発抜きのまちおこしを考える住民が絶対に出てくるはず、と信じたい。
そうすれば原子力関連業界に関しては、技術は持ってるけど地学的理由から国内に原発持ってないだけ、っていう「技術的に遅れているわけではない」というプライドの問題も解決できるし、技術者の流出や競争力の低下も防げる、はず。東芝はウェスチングハウスを傘下に収めてるし、日立はGEと合弁持ってて、三菱重工はアレバと協力関係にあるんだから、日本国内に原子力発電所がなくったって、原発のノウハウは枯渇しないはず、やっていけるっしょ。
ここ数日間でわかった情報では、明らかにあれは地震による事故のようだ。津波のせいにしてはならない事故だったようだ。そして日本の地震による原発事故は今回が最初ではないので、そろそろ「技術としては有望だろうけど、条件がそろわない我が国では使えない」という判断をすべきではないのかと思う。地震があって原子力は無理だけど、おかげで世界第三位の地熱資源国。子どもじゃないんだから、諸外国が持ってるから欲しいと無理やり原発を選択肢に入れるのではなく、日本にとって実行可能な選択肢のなかから賢く選ぶのも知恵であり見識であるような気がしている今日この頃。
原子力発電をしていることは、40年前にはステータスシンボルであったかもしれない。高度成長のための動力源として日本に必要なものだったかもしれない。でも、当時はコスト的に太刀打ちできなかった再生可能エネルギー利用の発電が、結構いい感じで開発されている。ってことは、原子力発電の賞味期限切れが近いってことではないのだろうか?
私の田舎は福島のいわきです。幸い?にも非難区域には入っておりません。震災から二度ほどお水や食料をもって行って来ましたが・・・
そういえばその中にアルファ米も持っていきましたよ。結局、私にはそれくらいの事しかしてあげられる事が無く現状を目の当たりにして落胆して帰ってきました。とんぼ返りでしたが帰りに叔父から「ありがとう助かったよ。でもこちらは大丈夫だから子供や両親の事頼むよ」なんて逆に励まされちゃったりして・・・
私の田舎よりもっともっと悲惨なところはあり
まだまだこれから色々な問題も沢山ですよね。
とにかく原発を早く解決して早い復興を期待します。keba さんが私の思っている事いっぱい
書いてくれてなんか気持が少し楽になりました。
息子もボランティアに参加しお手伝いをさせて頂けたようですが少しは助けになれたのか・・・きっとさせて頂いたという表現が正しいと親は思っています。
さっ、私も賞味期限が切れないうちに何かお役に立つこと考えて実行しようっと!
そりゃ、気持ちが落ち着きませんよね。
とんぼ返りでもなんでも、行ってあげるだけでよろこばれると思います。
心強い思いもされるでしょうし。
二回もいらしたなんて、いいことしていらっしゃいますね、
勝手なこと書きちらしてるあたしなんかより、何億倍も立派だぁ。。。
とにかく、原発の状況が落ち着いて、みんなが今後の予定が立てられる状態になれること、
そこまでたどり着くことが先決ですよね。
毎日、ニュースをみて腹が立ちます。
見たく無いけど、見てしまう!(^^ゞ
東電、役員の給料半額カットとしても、
年収3700万だってねえ~。
カットしなきゃ7400万の年収~?
普通を越してると思いませんか?
全額カットしたって、貯えもいっぱいありそう
だから、らくらく暮らせそう。
心情としては、身包みはく勢いで、保証に
回して欲しいですよね。
何だか対応が、人事で嫌な会社だわ。(上の人達ですけど。)
これに加えて、運転手付きの車とか会社持ちなんだよ、きっと。
東電みたいに「発電すれば政府が許可した値段で買ってくれる競争相手のない市場が存在する」会社の役員がこれって、酷いよね。
まともに海外・国内競合他社としのぎを削って事業展開してる会社の役員報酬と比べてどうなんだろう?電力料金高すぎたってことじゃないかと思いました。
まぁ、払ってしまった電力料金はさておき、あたしが気に入らないのは、東電が「国策として原発やってました」と「一民間企業ですから」っていうのを都合よく使い分けているところ。で、そんな会社に対して「じゃぁ、他の会社の製品を買うわ」って言えない、電力供給の地域独占下にある自分の置かれた状態。だから、東電には発電事業を売却して欲しいのよねぇ~