弟とのやりとり。
去年暇を見つけては実家の片付けをしていた弟から、「業者に家財の処分を依頼しました、1/9から」というLINEがきた。「今までよく頑張ったよ」と返事をしたら、ついで「仏壇の魂抜きしたよ」というメッセージ。実家にあった祖父母の位牌が納められた仏壇のことだ。
2年前の父の納骨の時だったか、仏壇をどうするかという話になった。義理堅い義妹はちゃんと住職に話を聞いていてくれていた。住職に実家で一旦’魂抜き’をしていただき移動させ、弟のうちに移動後魂を入れ直していただくというステップを踏むことが必要と言われたようだった。なんの魂なんだろう?という素朴な疑問はあったものの、ちゃんと聞いてくれていた義妹にそんな突っ込みをしちゃいけないと思ったし、その段階で既に相続放棄をしていたので「そうなの、大変なのね〜」程度の反応しかしていなかった。
が、うちの両親が老人ホームに入って実家を空にした約7年間、比較的近くに住んでいる直系の子供たち(=叔父叔母)は誰も実家の仏壇にはお参りに来ていない(お墓には参っていたようだけど)。位牌を預かっておこうかなどと言い出す人もいなかった。それなのに、孫でしかない弟があの巨大な仏壇ごと位牌まで引き取るなんて、どう考えてもフェアじゃないと思ってはいた。
弟も似たようなことを考えていたようで、今ある仏壇は件の業者に引き取らせるとのこと。ああこれで一件落着、でかしたぞと嬉しかった。で、何も聞かないのも悪いかなと思って「祖父母がいただけだっけ?」と尋ねてみた。帰ってきた答えは、「そう、祖父母だけ。位牌は墓に持っていきました」。次いで「と住職に行ったら笑われた」とな。
それに続くのが写真のやり取り。
実家といっても両親が建てたうちなので、祖父母のうちではない。そのうちを処分しようとしているのだから、便宜上そこに置いてあった祖父母の位牌を引き取る義務は弟にはないと思っている。もちろん本人がやるつもりなら止めないけど、祖父母の法要に関しても弟の仕事ではないとさえ思っている。ま、それだけあたしたちの祖父母との関係は薄い。転勤族の父について転校・転居したというのもあるだろう。父方の祖父が本家の家督相続を放棄して独立しちゃった(させられた?)ので、祖父母のところまでしか遡れないところが原因、とも言える。
祖父は、結構古くて相当お金持ちの家の長男として生まれた。でも、実母がなくなり後妻が入り、ついで実父が亡くなり、後妻が婿養子をとったことで、正統性の濃淡入り乱れる人たちが兄弟姉妹となった。それぞれに異なる組み合わせの親と、後ろにいるそれぞれの実家があるものだから、そりゃも〜(以下省略)、ぶっちゃけみんな仲が悪かったらしい。だから祖父が独立したありがたみを実感していた父は、あたしたちをのぉ〜びのぉ〜び(すぎた、という評もある)育てた。あったのは「継ぐべきものはないから、しっかり勉強して好きな職業につけ」「学校の成績だけよくてもダメ」とのお達しだけ。おかげで「墓・仏壇・位牌って、家督相続制度がないとダメなのかもね〜」なんてつぶやく薄情な子孫になってしも〜た。
LINEで弟が相談や報告をしてくるたび、決断した後も迷ってる場合は特に、「あなたが決めたことが正解」だというようなコメントを返すことにしている。伝統だとか格式だとかいって自分は何もしないのに、弟にだけ負担をかけるのは激しく筋違いだとも思っている。せっかく祖父のおかげで身軽になったのに、なぜだか気位だけ引き継いじゃった親戚がいるのは残念なこと。なので筋違いな非難が聞こえてきた場合に備えて、そんな非難をしたことを必ずやあたしが後悔させてさしあげやしょうと、爪と牙と舌鋒は研いである(嘘)。
ある種の分業体制、ですわ、ほほほ。
お墓は、その前のご先祖様の分もあるのに、何でだろう?
それに位牌も祖父のみ1つで
祖母から父母の分は共同って言うか、はめ込み式の位牌入れ(?)の戒名を書いた板が入ってる物。
予備が数枚入ってるから、夫や私も此処に納まるのかな?(*´艸`*)
田舎ですから 不動産の名義もちゃんとしてありません
いざとなったら 私の同級生に相談しようと考えていたら
その彼が 40代で亡くなり 誰に相談するの~~
お墓の問題も 学会員の義妹が、云うことを聞かないので、 私は
実家の菩提寺にお世話になりたいと本気で考えている
お墓に入ったら 静かに暮らしたいのじゃ
自宅の位牌の収まる場所も限度があるので、古い順にお寺さんに持って行って拝んで貰ってそのおおきい位牌に書き入れて貰って処分するようです。
嫁いで来たのでへぇ!って思いました。
実家も私が13代目になるのですが、ちょっと所以があって過去帳を見る事が出来ません。
ネットで読んだんですが、法事をしない家は家が廃れるとか 書いてありました。
私も実家の方に心が痛みます。
気持ちとしては、嫁ぎ先の仏壇を通して両方を供養している自分勝手な思いでいます。
うちの両親の位牌は亡くなったのが1ヶ月半しか間が空いてないので、2人分の戒名が一つ(ちょっと幅広)の位牌に刻まれています。
それ以外には作っていないと思うので、弟夫婦の代はまた別に作るんでしょうね。あたしたち夫婦のはどうなるのかなぁ〜。。。
父の代とあたしたちの代はすっごくシンプル。土地は父の名義だったので、そのまま弟が相続し、お墓も位牌も弟が担当することになってます。なんせあちらには3人子供がいるので、どうにかしてくれるだろうってことで(笑)
去年の夏、主人の両親が立派なお墓を立てていたことが発覚(笑)し、隣に住む従兄弟と一緒にお墓参りした主人から写真だけ見せてもらいました。
「ここに入るのかぁ〜」と感慨深そうに口走ったら「何か問題でも?」って言われました、あはは。
義理の妹のおかげで孫たちは両親に懐いていたので、両親の位牌まではどうにか安泰だと思います。とは言っても各地に散らばってる孫たちが、どこまで法事をきっちりやってくれるか、その負担を彼らに強いていいのか、あたしにはわかりません。それを廃れるとか言われてもねぇ・・・。
その点については、弟夫婦ときちんと話をして、彼らが自分の子供たちに良かれと思って入るけど、あたしに遠慮していることがあるのであれば、それは彼らの判断でやってくれて全然構わないと伝えたいと思っています。
両親の7回忌がそのタイミングかなぁ〜
うちの場合は父は農家の長男だったけれど、色々と書けない事情があって家を出、父の腹違いの弟が後を継いでいます。
私達兄妹は結婚しなかったので、父は自分の遺骨は父の実家の墓に入れるよう遺言し、その通りにしました。
母はそんな墓に入りたくないと言い、遺骨は京都の本願寺に持っていってそこに納めました。
浄土真宗だから本来位牌はないのですが、母が新興宗教に入って、そこは位牌が必要とかで、位牌もあるのですが、死後33年経ったら個人の位牌は処分するみたい。
というか、それ以前にうちに人がいなくなると思う。
私個人は墓も位牌も要らないけど、遺骨は本願寺に納めるかな。
しかし、それを誰に頼むか考え中なんです。
あらまあ、ここにも(驚)
うちは父が祖父母の生前にお墓を作ったので、祖父母のはそこに納骨しました。母も何も言い残さなかったので(苦笑)、みんなそこでお休みになってます。
死後33年で位牌は処分なんですか、宗教によっていろんなお作法があるんですね〜。こりゃますます義妹に住職とお話ししてもらわねば。
あたしも自分の骨はおろか老後を誰にどう面倒を見てもらうか、はこれからの宿題です。
みなさま色んな事情がおありで参考になります。
少子化のこの頃、仏壇もお墓も引き継ぐのは大変ですね。
気になるのは「魂抜き」だの「墓仕舞い」だのってかなりのお金かかるのじゃないでしょうか?
お寺さんもそれぞれでしょうが、オットのも実家のもお寺を見ると、本堂キラキラ、住居新築、レクサス新車の資金源になっとるのうと複雑な気分になるのは罰当たりなのでしょうか…
即物的なあたしは、位牌や仏壇よりも写真の方が、よっぽど故人と一緒だった時のことを思い出せます。そうですね、魂抜きにはそれなりの金額が必要だったようです。曰く、全てのステップで諭吉先生が連れ立ってでバタバタと財布から旅立っていかれる、のだそうです。
実は今朝早く義父が亡くなり、それをこれから実感するのだと思うと、なんだかなぁ