kebaneco日記

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山伏風

2010年03月19日 | これなぁ~んだ?&なにコレ
今日はアーティスティックな内容の仕事だったし、金曜日だったし、ってことで、仕事着はこんな感じで出かけた。いつもは一応ジャケットくらいは着るのだけど。

イメージとしては「山伏、修行に向かう、の巻」。数珠の代わりにパールのネックレスとウッドビーズのネックレスを重ねづけして、指には巨大指輪。ど~考えても修行って感じじゃないね(笑)

デザインが特徴的なぶん、小物は全部黒でまとめた。足元は黒いチェルシーブーツ、バッグはかっちりした黒い皮の書類カバン。あたしの仕事着・お道具には黒が多い。

そういえば、こないだ一緒に仕事をした先輩と食事の時に仕事服の話になった。アラフィフにもなると、仕事服選びが大変だというような。結論として、そもそも中高年女性の仕事服という市場は、歴史はそんなに長くないし規模としてもそんなに大きくないだろうから、バリエーションが乏しいよね、困っちゃうよね~という話になった。

ここ1年くらいの間に50歳前後の女性をターゲットにした雑誌が出たけど、日本人女性でこの年齢で制服ではない業務でフルタイムで働いている人=高所得者もしくは自分に掛けるお金に糸目をつけない人、といったイメージなのか(だとしたら大いなる勘違いであり、ぶっちゃけアナクロ)、何十万円もするブランドのスーツが「かっこいい仕事服」とページを飾る。

時計やバッグは頑張って何十万円もするものを買う人はいるだろうけど、どんなに大切に着ても3年きればくたびれても来るしデザインが古くなる、しかも1セットだけでは到底足りない、そんなものに1セット何十万円、それって全然現実的ではないよね、という話になった。

あたしは宝くじがあたってもたぶん何十万円もするスーツは買わないと思う。かといって、いい加減なところで妥協して、リクルートスーツと同じようなカッティングのテーラードジャケットなんて死んでも着たくない。難しいお年頃なのさ。

と、そんな話題の花を一緒に咲かせた先輩は、日本人としては体格がよいこともあり「あたしはアメリカ出張の時にデパートで買い込むの」と言っていた。欧米では、あらゆる年齢の働く女性の仕事服のバリエーションが豊富で手頃だと彼女は断言した。あたしは外国のデパートがあまり得意ではないので「ふぅ~ん、そうなんですかぁ~」。

で、「kebaはどうしてるの?」と聞かれて、「あたしは海外で洋服を買うことはほとんどない、全部国内調達です、そもそもテーラードスーツは似合わないので着ませんからぁ~」、と答えて笑った。

だからといって、山伏スタイルが通用するクライアントはそんなに多くありませんけどね・・・。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (チェロ右衛門)
2010-03-20 09:36:31
おっさん的コメント
そうねぇ……。そのももひきみたいのがなければ結構いけるんじゃない?
失礼しました~!
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Unknown (keba)
2010-03-20 10:39:48
>チェロ右衛門さま
さらなる山伏風にするには
5本指のハイソックスにわらじかなぁ、と(笑)
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Unknown (コプク)
2010-03-23 04:21:30
私はkebaさんのセンス大好きです。
アラフィフで山伏に挑戦できる方はなかなかいませんぜw

スペインは働く女性が年代問わずとても多いのですが、かといって年齢別に着る服層(?)が日本のように分かれてもおらず、後ろ姿だけでは年齢が判別できません。全体的にかなり若い格好の方が多いです

同様に化粧も香水も塗ったくってキツい人も多いのですが、いくつになっても女を忘れてないっていうか、そういうところはいいなあ~って思います。
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Unknown (keba)
2010-03-23 16:00:12
>コプクさま
冬の間は黒いタートルセーターにスリムパンツだったので、上から下までまっ黒けでした。
山伏なりに季節感あるのよぉ~ん、あはは。

仕事着は、基本的に相手のために着る服だと思うので、
自分らしさとその場の雰囲気を壊さない配慮のさじ加減で決まるものですよね、
どこまでチャレンジャーになるか、難しいけど楽しいです。
そういうのがおっくうになったら潮時かしらん、なんてね。
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