不名誉の負傷

本来今日の夕方帰国するはずだった出張、ロンドン在住の人に代役となってもらい、昨日一足先にアムステルダムから帰国した。関係者のみなさんにおかけしたご心配、ご面倒、ご迷惑・・・穴があったら入って二度と出てきたくないよ・・・

	一日早く帰国できるかもしれないとわかった段階で、主人に電話してかかりつけの松浦クリニックで豊島病院を紹介してもらった。完全予約制なので待ち時間が短い。
	PCに向かって作業を始めたらマロさんがお見舞いに来た。ディスプレーの向こうでぐ～ぐ～寝てるだけだけど。彼はここにいるとkebaがときどきなでなでしてくれるのを知っている。甘えんぼ猫さん。

ミニバスタイプの車に乗り込むときに足を踏み外しそうになり、ドア近くの手すりに手を伸ばして転ぶのを防いだまではよかったんだけど、それで首を痛めちゃったみたい・・・。重い書類バッグを持ったまま乗り込もうとしたのもよくなかったと思うし、タイトスカートっていうのも賢明ではなかったと、あと知恵で思う。

ありがたかったのはクライアントの篤い配慮。ロンドンの現地法人と連絡を取ってくださって、代役を見つけていただいた。帰国便の変更も手配してくださり、しかもビジネスクラスサービスだったファーストクラスの席を確保して下さっていた。おかげで食事も何も全部スキップし、体を休めることに専念できた。随行他社の方にも荷物を持っていただくわ、ロジ手配の面倒はやっていただくわ・・・どんな言葉を使ってもkebaの感謝の気持ちを表現できないと思う。

木曜日に帰国して金曜日に病院にいけるのと、金曜日に帰国して来週月曜日まで自宅療養するのとでは、雲泥の差。「首は大切ですから無理しちゃいけません」とおっしゃってくださったクライアントのCFOのおことばがすべて、具体的な対応策となって私にもたらされた。有り難いと心から感謝すると同時に、どうやったらお返しできるのだろうと思うと怖くなる。いろいろと考えてるうちに、飛行機のシートで毛布に包まって泣いちゃったよ・・・

今日は即刻頚椎のレントゲン写真をとったけど、幸運なことに骨に異常はなく、神経を損傷している形跡もない。ただし首は回らない、よって動きがロボティック、ホンダの二足歩行ロボットのアシモのほうがよっぽどスムーズな動きをする。とくに後ろに反るってぇのがまったくダメ、とほほ。ベッドに横になるのとベッドから起き上がるのが、kebaの目下の人生最大の痛みを伴う懸案事項（大げさ？）。

でも、整形外科医の言葉を借りれば「足首を捻挫したことあるでしょ？あれと同じですよ」とのこと。外科って骨に異常ない＝異常ないって、アバウトなのよね～～（苦笑)次回のアポを入れる必要もなく、「来週海外出張？大丈夫でしょ？いけますよ。一ヶ月経っても症状が改善しなければいらっしゃい」といわれた。受傷後2週間以降はたとえばマッサージなども受けてよいけど、それまでは逆効果だから避けるように。その間筋肉の張りを取る薬を出します、痛み止めも出します、必要ならシップも使うように、とのことだった。

まだ首は痛いし、食べ物を飲み込むのが大変だし、そもそもあまり大きな口を開けられない。来週水曜日までの5日間ぐ～たら過ごして回復に努めま～す。