◇2022年(R4年)の一級建築士試験問題について、今回も解説ではなく、基本は、対象法令の条項を記述し、各自で法令集から読み込む方式としたいと思いますが、
正答部分だけは、すこし解説を加えたいと思います。
◇関係法令については、このやり方で充分理解可能であると思っています。
◇なお、今まで通り、問題文については、公開されています、公益財団法人建築技術者普及教育センターのH.P.をご参照ください。
◇H.P.を開くと、
「資格試験」⇒「建築士:一級建築士試験」⇒「(1)受験をお考えの方:(1-6)過去の試験問題等」
の手順で進んでいただければ、「問題と正答表」のダウンロード画面になります。
もし開けられない場合は、問題文データの下記アドレスからアクセスしてください(建築法規だけです)。
1k-2022-1st-gakka3.pdf (jaeic.or.jp)
〔No.24〕 都市計画法上、誤っている記述を選択する問題です。
正答 1
1.誤り。都計法53条1項一号、令37条:許可を必要としない軽易な行為は、階数が2以下としており、3階建ては、許可が必要。
2.正しい。都計法4条12項
3.正しい。都計法37条
4.正しい。都計法29条ただし書き一号、同令19条
〔No.25〕 消防法上、誤っている記述を選択する問題です。
正答 1
1.誤り。消防法17条の2の5第2項四号、同令34条の4第1項、同2項、別表第1(8)項:図書館は、別表第1(8)項に該当し、令34条の4に定める、法17条2の5の規定の適用
が除外されない防火対象建築物の範囲(規定が適用される)に含まれないので、法17条2の5の消防用設備等の適用の除外規定が適用される「特定防火対象物」という
記述は誤り。
2.正しい。消防法17条、同令6条、別表第1(14)項、同令7条2項三号、令12条1項五号
3.正しい。消防法17条、同令28条1項三号、別表第1(13)項イ
4.正しい。消防法17条、同令29条1項二号、別表第1(5)項イ
〔No.26〕 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」上、誤っている記述を選択する問題です。(「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」について単に「法」と記述する。)
正答 2
1.正しい。法2条十九号、同令六号、法14条、同令九号
2.誤り。法14条、法16条:建築物移動等円滑化基準への適合義務があるのは、特別特定建築物であり、事務所は特定建築物として、法16条に基づく適合努力義務は
あっても、法的適合義務はない。
3.正しい。法14条、令12条三号
4.正しい。法14条、令18条2項三号
〔No.27〕 「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」上、誤っている記述を選択する問題です。
正答 1
1.誤り。建築物省エネ法11条1項、同令4条:床面積の合計が300㎡以上の特定建築物(非住宅建築物)は、省エネ性能基準への適合義務がある。設問の届け出制度
は、住宅建築物の制度である。
2.正しい。建築物省エネ法28条
3.正しい。建築物省エネ法27条
4.正しい。建築物省エネ法34条
2022年11月24日 by shrs(シュルズ) 建築適合判定資格者、一級建築士
正答部分だけは、すこし解説を加えたいと思います。
◇関係法令については、このやり方で充分理解可能であると思っています。
◇なお、今まで通り、問題文については、公開されています、公益財団法人建築技術者普及教育センターのH.P.をご参照ください。
◇H.P.を開くと、
「資格試験」⇒「建築士:一級建築士試験」⇒「(1)受験をお考えの方:(1-6)過去の試験問題等」
の手順で進んでいただければ、「問題と正答表」のダウンロード画面になります。
もし開けられない場合は、問題文データの下記アドレスからアクセスしてください(建築法規だけです)。
1k-2022-1st-gakka3.pdf (jaeic.or.jp)
〔No.24〕 都市計画法上、誤っている記述を選択する問題です。
正答 1
1.誤り。都計法53条1項一号、令37条:許可を必要としない軽易な行為は、階数が2以下としており、3階建ては、許可が必要。
2.正しい。都計法4条12項
3.正しい。都計法37条
4.正しい。都計法29条ただし書き一号、同令19条
〔No.25〕 消防法上、誤っている記述を選択する問題です。
正答 1
1.誤り。消防法17条の2の5第2項四号、同令34条の4第1項、同2項、別表第1(8)項:図書館は、別表第1(8)項に該当し、令34条の4に定める、法17条2の5の規定の適用
が除外されない防火対象建築物の範囲(規定が適用される)に含まれないので、法17条2の5の消防用設備等の適用の除外規定が適用される「特定防火対象物」という
記述は誤り。
2.正しい。消防法17条、同令6条、別表第1(14)項、同令7条2項三号、令12条1項五号
3.正しい。消防法17条、同令28条1項三号、別表第1(13)項イ
4.正しい。消防法17条、同令29条1項二号、別表第1(5)項イ
〔No.26〕 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」上、誤っている記述を選択する問題です。(「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」について単に「法」と記述する。)
正答 2
1.正しい。法2条十九号、同令六号、法14条、同令九号
2.誤り。法14条、法16条:建築物移動等円滑化基準への適合義務があるのは、特別特定建築物であり、事務所は特定建築物として、法16条に基づく適合努力義務は
あっても、法的適合義務はない。
3.正しい。法14条、令12条三号
4.正しい。法14条、令18条2項三号
〔No.27〕 「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」上、誤っている記述を選択する問題です。
正答 1
1.誤り。建築物省エネ法11条1項、同令4条:床面積の合計が300㎡以上の特定建築物(非住宅建築物)は、省エネ性能基準への適合義務がある。設問の届け出制度
は、住宅建築物の制度である。
2.正しい。建築物省エネ法28条
3.正しい。建築物省エネ法27条
4.正しい。建築物省エネ法34条
2022年11月24日 by shrs(シュルズ) 建築適合判定資格者、一級建築士