再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

自責の人と他責の人

2009-07-26 08:56:00 | チャット

人生には実にさまざまなことがあり、日々起こる。その事象を自責的に見つめることができるか、他責的に自分の行為を正当化しようとするか。

その出発点の違いに人間の成長エネルギーの源流がある。

ただし、常に自責的な態度ができる人は、決して先天的な才能ではない。その人なりの葛藤の人生を歩んだ末に、行きつくような境地であろう。

子供のころは、皆自分自身がかわいい。そして成長と共に、いろいろな経験やさまざまな人との出会いを通じて、自らを客観的に見られる力がついてくる。

順境時よりも、逆境時にこそ自らを深く見つめることで、見えてくるものがある。

人間の器。

なんと小さきことかと愕然とする瞬間がある。そこで自責の念を抱く。

そして、その苦境を乗り越えた時には、器がちょっとだけ大きくなっているかもしれない。ただそれに気づくのは、次なる試練の時になるのだが。


「見える化」の効用は?

2009-07-18 12:24:48 | ニュース

カーボン(CO2)やエネルギーをマネジメント(管理)するためには、まずは現状把握である。さらに、その把握の程度は、できるだけ正確かつ定量的であることが望ましい。

こうした現状把握のベースとして、「見える化」というイメージ的な言葉が使われることが多くなった。

「エネルギーの見える化をします!」

これが当社の最初の営業トークではあるが、必ずその後に顧客から言われることは、「見えた後どうしてくれるの?」という、ある種当然の疑問である。

見えただけでは、なにも変わらず、省エネもCO2削減も進まない。見えた後に、何らかの行動を起こすことで初めて、その見えた効用が発揮できる。

この「見えた後」のサービスメニューこそが、当社のようなエネルギーサービス会社の最大の差別化要因となってくるであろう。

最近、大規模工場を複数所有する所謂大企業に対して、「原単位管理手法」なる「見えた後サービス」を提案している。すでにこの手法をベースとして、ある大手企業の全社的なCO2削減プログラムづくりも着手している。

このサービスを一口で説明するならば、要は「マクロ原単位(工場全体)とミクロ原単位(工程毎の原単位)の両方で現状を分析し、ムダ・ムラ・ムリの三無をなくすこと」となる。

すでに大手の工場では、かなり詳細な「見える化」はできている。すなわち、各種工程毎のかなり詳しいデータ収集システムが導入済みだ。しかし、それらの大量のデータが果たして十分に活かされているか、というとまだまだ改善の余地があるようだ。

このことは、名のある一流企業であっても、現場の実態は五十歩百歩なのではないか。この原単位管理を徹底的にやる仕組みを全社的に構築していくこと。これこそが、絞り切った雑巾と言われる生産系施設におけるもう一段の省エネなのではないか。

最近、この当初立てた仮説が確信に変わった


省エネビル推進標準化コンソーシアムがスタート

2009-07-11 10:50:58 | ニュース

710日金曜日に、経済産業省資源エネルギー庁主催の「省エネビル推進標準化コンソーシアム」がスタートした。

このコンソーシアムの源流は、昨年度の「省エネ化と『省エネ産業』の展開に関する研究会」(同資源エネ庁主催)における提言にある。

そこでは中小規模のビルや公共施設における省エネ化推進のためには、ITの活用によるエネルギーデータの簡易収集と適正制御を安価で可能にすることが必須であり、そのためには関連業界におけるエネルギー諸データに関するさまざまな次元での標準化が不可欠であるとの認識で一致した。

ちょうどIT業界の今日までの発展の歴史をこれから構築していくべき「省エネ産業」に類似性を見ることができる。つまり、囲い込みからオープン化により、市場自体が恐ろしいスピードと規模に拡大した。同時に、その競争を勝ち抜いた強力なプレーヤーが出現した。

そのIT産業における激しい競争の歴史は、これからの省エネ産業にも不可欠のものとなろう。

標準化という言葉は、なかなか悩ましい一面がある。特に、メーカーなどにとっては、その競争力の源泉を削がれるような感覚にもなる。一方、標準化により競争すべき分野の先鋭化と深化を伴うことになり、中長期の目線では真の競争力強化につながることにもなる。

そして、このパラドックスを克服できる企業だけが競争に勝ち抜き、より高度な省エネサービスを提供できるようになる。結果として世の中の省エネが進み、低炭素社会構築にまた一歩近づける。

この正の好循環を生み出す力こそ、この「標準化」戦略にはある。

私はそう確信しており、本コンソーシアムの今後の活動成果と展開に期待している。もちろん、当方も相応の貢献をしていかねば、そこから生まれる真の果実はもらえないのだ。


念願の鉄道博物館へ行ってきました!

2009-07-05 07:17:44 | チャット

先週の土曜日に、やっと新設「鉄道博物館」へ行くことができました。

秋葉原にあった旧館から大宮に移設して、すでに数年が経ちました。一度行ってみたいと思いながらも、なかなか機会に恵まれませんでした。

先週の通勤中の吊り広告で発見し、思い切って行くことにしました。

自宅の千葉から大宮までは、2時間ほどかかりますが、久しぶりに遠足気分でわくわくしながら電車に乗りました。

美術館や博物館めぐりでは現地に着いたらまず食事というのが、わが家の恒例です。駅弁コーナーで好きな駅弁を買って、電車の中で食べました。これだけでかなり満足。

その後、時間の経つのも忘れて、元鉄道おたくとしては、館内を喜々として歩きまわりました。

その中でも特に印象深かったのは、C57の汽笛」と「特急つばめの映像」でした。

C57-135蒸気機関車の汽笛を聞いた瞬間、中学高校と全国にSLを追いかけた少年時代から現在までの思い出が走馬灯のように心に浮かび、思わず胸が熱くなりました。

特急つばめの映像は、1954年撮影で私の生まれる前のものでしたが、名古屋から大阪までの間、こちらもC62型蒸気機関車が牽引していました。この機関車は、当時のSLファンにはあこがれの存在でした。東海道線を引退後は、北海道の函館本線で活躍しました。雪の中で必死にシャッターを押したことが昨日のことのように思い出され、こちらも胸にこみ上げるものがありました。

ということで、すっかりノスタルジーな気分に浸りきった週末でした。