再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

どうする日本の温暖化政策

2013-01-19 11:15:08 | コラム
2012年が終わったしまったということは、これからわが国の地球温暖化政策は路頭に迷うのではないか。そんな心配が杞憂に終わればいいのだが。

2012年という年は、京都議定書の第一約束期間の終了年であり、12月31日でその期限が切れた。

2012年末にドーハで開催されたCOP18では、京都議定書の第二約束期間が2013年1月1日から2020年末までとされ、EU加盟27か国やオーストラリア、スイスなどの先進国10か国が参加することとなった。

残念ながら、わが国はこの第二約束期間には、不参加ということになった。

そもそもの京都議定書の不公平を主張してきた日本としては、国益を考慮した場合に、ある意味当然の行動であったが、心配なのは国際的な約束の枠組みから外れたことで、今後の国内での温暖化政策がどうなるのか、その道しるべを失うのではないか、政策担当者も産業界なども温暖化防止のモチベーションが大いに低下するのではないか、ということである。

日本人は誰かに目標を与えられると、結構一生懸命にそれを達成しようと努力し、見事に達成してしまうという真面目な国民であるが、誰にも束縛されず自分自身を律して、むしろ戦略的に国際社会の中で振る舞うことが果たしてできるのか。苦手ではなかったのか。

いずれにしても、政権も交代し、やたら経済の再生だけがクローズアップされている現状において、果たして地に足のついた温暖化政策を打ち続けることができるものであろうか。

低炭素社会の実現に向けた努力は、どんなことがあっても継続することが必要であり、途中中断は許されない。

そこで経済再生と低炭素社会構築が両立する政策こそが、これからの日本が進むべき唯一の道なのだ。

そう信じて今まで闘ってきたつもりであるが、またこれからもその闘いはあきらめずに続けていくつもりであるが、政府にも産業界にも、ぜひともわが国の特徴と本質を忘れないでもらいたい。
最近の流れとして、グリーン経済や成長の話の影が薄くなっているように感じている。

「CO2削減では飯が食えない」

この言説をなんとか覆すこと、それこそが自分自身の使命だと覚悟して、頑張っていきたい。

「いや、CO2削減はちゃんと儲かりまっせ!」



成人の日を迎えて

2013-01-14 07:12:14 | チャット
今日は成人の日。

娘が千葉市の主催する成人式に出席し、その終了後に高校時代のパーティーがあるそうな。

朝から生憎の雨ですが、お化粧、髪結い、着付けと娘にとっては忙しい一日が始まりました。

父親としては、ただひたすら運転手に徹するのみ。

あの時生まれ出た子が、もう20年以上も経ってしまったのかと、今更ながら感慨に耽っている間もなく、配車のお呼びがかかる。

私が20歳の時は1976年、ちょうど1973年の第一次オイルショックと1979年の第二次ショックとの狭間であった。

大学を出ても就職は厳しいよ。特に、建築のデザイン・意匠なんか選んだら駄目だよ。

そんな先生方の悲観的な言葉がなぜか思い出される。

なぜか駄目だと言われると、生来の天邪鬼な性格から、駄目な方に行ってみたくなる。そして、意匠研究室を選択した。

今更ながらその選択の結果の是非などはよく分からないが、でも自分で選んだ道なので、それこそが自分の運命だったのであろう。

娘もこれから10年20年30年後に、今日の一日をどのように思い出すのであろうか。

運転手に徹した父親のことを少しでも思い出してくれるだろうか。

人生はこれからもいろいろ大変なことがあるだろうけど、自分自身の責任と覚悟でその行く先を選んで、自分自身の一度しかない人生を全うして欲しい。

それが親としてのささやかな願いである。



年頭所感2013

2013-01-01 11:57:45 | コラム
皆様、新年あけましておめでとうございます。

2013年の年頭のあたり、こんなことを考えました。

人にも組織にも、必ず「運命」がある。

その運命によって、2013年の一年間に起こることは素直に受け入れざるを得ない。

誰しも自らに与えられた運命に真っ向から逆らうことはできない。

では、その運命を自分達の手で少しだけ変えることはできないものか。

その問いの答えは定かではないものの、私個人として運命はある程度は変えることができる。そう信じて今まで生きてきたつもりである。

では、どうやって。

少なくとも運命自体を直接変えることができなくとも、今の悪い流れを断ち切り、少しでも良い流れを呼び込みことはできるのではないか。

そのためには、少しだけ自分自身を変える。今までの考え方、習慣、言動、行動、心構え等、自分を自分自身の意志と力で変えようとすること。

その些細な努力によって、悪い流れは変えることができ、ひいては幸運を呼び込むことができるのではないか。

要は些細な努力を自ら発起して、それを確実に実行するかしないか。

その小さな差が結果として大きな違いとなって現れる。

運命とはそんなものではないだろうか。

2013年という新しい年を迎えて、勇気と覚悟を持って、去年までの悪い流れを断ち切るためのちょっとした変革を試みたい。ほんの些細な変革を自分自身にも組織にも促したい。

もちろん、まずはその基としての自分自身の考え方、心構え、言動、行動にこそ、今までとは少しだけ変えなければいけない。

そして、あとは自分自身も組織としても、当初の運命に導かれた結果を素直にかつ謙虚に受け止めることとしたい。

今年はこんな風に一年をスタートさせることとしたい。

本年もよろしくお願いします。