先週の銀婚式となる1月11日は、受験生の娘の手前もあり、特に何事もなく平凡な一日として過ぎていきました。
ところが、その数日後に私たち夫婦の結婚式で仲人をお願いした方より、大変心あたたまる「お祝いのカード」をいただきました。
その方は、私たち二人が社会人として初めて配属された部署の上司(課長)であり、公私ともに本当にお世話になった方でした。未熟で小生意気であったろう私に社会人のイロハを教えてもいただきました。
その後、私が転職という決断をして、最後の日にご挨拶した時、「どうして俺に相談してくれなかったのか」と残念そうにおっしゃった一言が、今だ私の心にトゲのように突き刺さっております。
転職後は年賀状をお出ししても、なかなかお返事をいただけない数年が続きましたが、それでも最近やっといただくこととなり、今回は銀婚式を祝うカードまでもいただくこととなりました。
本当にうれしいことであり、夫婦共々、感涙にむせび喜びに浸っているところです。
「お世話になった方々に、恥ずかしくない生き方だけはしよう!」
それこそが、唯一それだけが、お世話になった方々や組織への恩返しであろうと考えるようにしています。
そして、そう考えることが私の意地でもあり、心の支えであり、エネルギーの源泉でもありました。さらに、これからもそうあり続けることでしょう。
いろいろな方の支えがあってこそ、今の自分達がある。あらためて人と人とのつながりの大切さと温かさを感じた次第です。
ありがとうございました。