再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

真の支援者とは?

2008-11-29 12:09:31 | チャット

苦境の時に、さりげなく手を差し伸べてくれる方々。それこそが本当のサポーターであり、感謝しても、し足ることのない方々である。

晴天の時には、多種多様な傘の売り込みがあるもので、そういう人に限って、雨が降り出すと真っ先に顔を見せなくなる。

雨の降り始めの時には、軽くて小さな傘を。本降りになってきたら、頑丈で大きな傘を。その時々の状況に応じて、適切な支援をいただけるほど、ありがたいことはない。

翻って、自分自身は、他の人に対して、そんな理想のサポーターたり得たことが過去にあっただろうかと顧みると、赤面汗顔の至りである。

自分自身にそんな余裕とゆとりがなかったというのは、単なる言い訳にしか過ぎない。たとえ自分が苦しい時であっても、さらに苦しんでいる人には、自分のできる範囲での支援の手を差し伸べる。

特に、ベンチャーの創業期などには、周りが見えなくなり、自分のことで精一杯になってしまう傾向がある。

「情けは人のためならず」「受けた御恩は終世忘れず」とは、起業家として決して忘れてはいけない基本所作であろう。

ベンチャー企業の成功・失敗の秘訣は、意外とこんなところにあるのかもしれない。

お互いの信頼関係によるネットワークこそが、われわれのコアコンピタンスなのだ。


今後の読書の新しい目標

2008-11-23 07:09:02 | 読書感想

最近、なかなか面白い本に出会えておりません。新聞広告などで、おもしろそうだと感じると電車の中から携帯アマゾンで購入したりしておりますが、読んでみると期待はずれが続いております。

ネットでの本購入という便利なスタイルがわざわいしているのでしょうか。やはり、良書との出会いは、じっくりと本屋を徘徊することなのかもしれません。

そんな時、やはりこれも新聞広告から携帯ネットというルートでしたが、「悩む力(姜尚中(カン・ソン・ジュ著))」を手にしました。

この本自体の面白さもさることながら、著者が取り上げている夏目漱石とマックス・ウェーバーという先人の著作について、気づきを得ることができました。

100年前の19世紀から20世紀への変遷と、現在の20世紀から21世紀への流れを「世紀末」として同一視する中で、漱石やウェーバーが抱えていた悩みと現代人が抱えている悩みに共通項を見出すという発想は実におもしろいと思います。

どこか今巷に溢れる本にどこか物足りなさを感じていた自分への答えを出していただいたような、そんな気になりました。

しばしの読書の目標ができたように思います。


親友の死

2008-11-15 10:07:54 | チャット

先週末に、中学高校と6年間共にした友人が急死した。海外出張先での心筋梗塞だ。

彼との最大の思い出は、高校1年の夏休み、二人で行った北海道旅行である。SL(蒸気機関車)オタクの私に一緒に1週間付き合ってくれた。

学割周遊券を使って、一度も宿泊施設を利用することもなく、すべて急行夜行列車で経費削減。したがって、夏の暑い時にも関わらず、風呂も1度も入ることなく、ただSLの最適撮影場所だけを目指してただただ線路を歩いた。

なぜ、好きでもなかったSL撮影に付き合ってくれたのか。その本心をいつか聞こうと思っていたのに、とうとう聞く機会を逸してしまった。

「俺も行くよ!」 「SLだけだよ」 「ああいいよ!」

こんな短い会話だけで決まり、青函連絡船に飛び乗った。

棺の中の彼の顔は、とても静かで穏やかだった。心残りもあっただろうに、まだやりたいこともたくさんあっただろうに。

きっと天からのお迎えに、「ああいいよ」と気軽に乗ってしまったのかもしれない。今回もまた理由を聞けなかった。

でも、「特急はつかり号」での出来事だけは、二人だけの秘密にしておこうな。

合掌!


衆知を集める

2008-11-08 14:46:05 | チャット

人間、歳をとればとるほどに、世の中に知らないことが多すぎることを知る。こんなことも知らないのか、こんなこともできないのかと、自己嫌悪にも陥る。

また毎日のように、新しいことが増えていき、またまた知らないことの在庫が増え続ける。

不思議なもので、知らないことを知らなかった昔の方が、自分への自信があったかもしれない。それは単なる過信に過ぎないのだけれども。

夢はあきらめず求め続けることによって、必ず実現する。

という人がいる。私もそう信じてはいる。

でも、夢が大きければ大きいほど、その実現のためには、なにせ知らないことが多すぎる。

要は自分一人では、絶対に夢は実現できないのだ。

では、どうするか?

できるだけ大勢の人と、夢を共有し、志を同じくして、一緒に夢の実現に向けて歩む。

そうすれば、きっといつの日かは、実現できるであろう。と信じること。

そして衆知を集める。衆知を集めるためには、まずは自分自身が衆知を集めたいと強く願うことだ。自分を信じ、人を信じ、夢を語り、情熱を示し続けることだろう。

「省エネサービスをビジネスにする!」

そして、「その省エネビジネスを世界に展開する!」

一度や二度の挫折に負けてたまるか!


省エネ化と「省エネ産業」の展開に関する研究会

2008-11-01 16:40:18 | ニュース

月日の経つのは早いもので、今日から11月。今年も残すところ2か月となりました。

久しぶりに省エネルギー関連のニュースをお伝えします。

この度、掲題のような研究会が始まりました。会は資源エネルギー庁省エネ・新エネ対策部長の私的な研究会ということで、不肖私も委員の一人を拝命いたしました。

1回目の研究会は、去る1021日に開催され、そこではご指名により私が委員側から第一号のプレゼンテーションをさせていただきました。

「省エネビジネスへの挑戦の軌跡と今後の展開戦略」と銘打ち、私の拙い経験談とそれらを基に最近考えていること等をお話をさせていただきました。

1回に相応しい話ができたかどうかは自分では判断できませんが、私自身の志と思いだけは、短い時間でしたが言い切れたと思っています。このような貴重な機会を与えていただけたことに感謝しております。

まだ研究会は年度内一杯で7から8回ほど開催されるようですが、他の多彩な委員からのプレゼンテーションに期待すると共に、研究会の成果として、何かしらの「省エネ産業化」への道筋が見えてくるように、微力ながら貢献できればと思っております。

なお、委員会自体はクローズドですが、当日の配布資料は公開されます。私の資料も含めて、第1回研究会の配布資料類は、以下のURLから取得できますので、ご興味がある方はアクセスしてみてください。

http://www.meti.go.jp/committee/materials2/data/g81021aj.html