再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

普天間問題の本質は?

2010-05-29 10:37:47 | コラム

普天間問題は、新政権になって10カ月間の迷走の結果、「元に鞘」に戻るというなんとも悲惨な結果となった。もちろん、まだこれで終わりではないが。

それにしても、この10ヶ月間は、一体なんだったのだろうか。

政治的に極めて未熟なリーダー一人の責任だと、第三者的な評論をしても、まったく意味がない。むしろ、この間で最も残念なことは、普天間問題の本質的な議論や主張がまったくなされなかったことだ。

この点には、政治家だけではなく、マスコミにも大いに責任があると共に、それを傍観者として認めているわれわれ一般国民もそれ以上の責任がある。

そもそもなぜ日本に米軍の基地が必要なのか?

もし、沖縄から少なくとも普天間分の米軍基地能力と機能がなくなると、何が問題なのか?

仮に米軍の抑止力が極東地域の平和と安全に必要なのだとしたら、それは沖縄でなければならないのか?

国外移設を主張して、大臣を辞め政権離脱する社民党も結構だが、ではいかなる解決策があるのか?

与党の立場で反対するならば、その代替案と共に、国および地域の安全保障上、問題がないことを説明して欲しい。

そのような本質的な議論がまったく聞こえてこないままに、単にワイドショー的な映像やコメントだけが氾濫している。

このような国民全体がていたらくな状態でいいのか。この怒りと焦りをどこにぶつけたらいいのだろうか。

今の現状と現実は、単に普天間問題のみならず、郵政、地球温暖化、高齢化・少子化問題などなど、すべての国家的な重要案件について、同じように本質的な議論に迫ることのない低レベルにないだろうか。

一体この国はどうなってしまったのか、どうなっていくのか。不安感と焦燥感がつのる毎日である。

この混迷が夏の参議院議員選挙で解決できるとも思えないし、おそらくさらなる混乱と混沌に向かうのではないか。そうならないことを祈りたい。


理想のビジネスマンとは?

2010-05-22 09:26:28 | インポート

動・燃・律・責・信

私のビジネスマンの理想像は、この5つの言葉で表せる。

「自ら動く」ことのできる人。自らの役割とミッション、そして能力を知り、自発的に行動に移すことができること。

「自ら燃える」ことのできる人。周りからの刺激ではなく、自らの意志の力で、自分の心に火をつけることができること。

「自らを律する」ことのできる人。自分自身に厳しく、雑踏の中にあっても動じることなく前に進むことができること。

「自らの責任を問う」ことのできる人。現実のいかなる出来事に対しても、自ら正対してことに当たることができること。

「自らを信じる」ことのできる人。いかなる困難に遭遇しても、自らの信じるところを貫き通すことができること。

しかしながら現実は、周りが動き出すのを見ていないか(他動)、時に周りの刺激に依存していないか(他燃)、気付いたら自分自身に甘くなっていないか(他律)、社会環境や他人のせいにしていないか(他責)、ちょっとしたことに自信を失い心が揺らいでいないか(他信)。

私もそろそろ50歳半ばになろうとしているのに、まだまだ不惑の心境には程遠いかもしれない。

これは気持ちが“若い”ことの証左であろうか、それとも単なる未熟故か。

まだ山の頂は遠くて一瞥もできないが、今は一歩でも先に登りつづけるしかない。


ベンチャースピリットとは?

2010-05-08 08:45:30 | チャット

長いようで短かったGWも終わり、8月決算の当社は、熱い夏に向けて第三コーナーから最終コーナーに入った。

創業3年目という胸突き八丁の真っただ中。まだまだ先が見えない暗中模索状態。

その不安と焦りを日々抱えながらも、今やるべきこととやれることに全力を尽くす。

もちろん、リーダーたるもの、その先のビジョンと目標を示し続けなくてはいけない。と言うのは簡単であるが、それはそれほど容易なことではなく、それなりの見識と覚悟のいることでもある。

ビジョンと目標が示されないから動けないなどというのは、恵まれた者の言い訳に過ぎない。ベンチャーには、そんな言い訳をしている暇や余裕さえもない。

ただひたすら必死に前へ進むしかない。己と仲間の力と運を信じて。

「儲かる」という字は、「信じる者」と書くではないか。

さらに、「必死」とは、「必ず死す」と読める。

本来、人が生きることは「必死」なのだと覚悟を決めて、信じて前に進む。

その精神こそが、ベンチャースピリットの真髄である。

今の日本社会に必須なのも、まさにこのスピリットではないだろうか。先のまったく見えない未来に向けて、しかし、そこには必ず明るい明日があることを信じて。