再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

感銘を受けた最近の言葉

2008-01-27 06:27:06 | コラム

Think Locally, Act Globally!」(ローカルに考え、しかしグローバルに行動する)

あれれ?これって、「Think Globally, Act Locally!」(グローバルに考えつつ、ローカルで行動する)という環境問題への一般常識的な対処姿勢と逆ではないのか?

それが第一感であった。

その言葉の提言者は、内閣特別顧問の黒川清先生。昨年、政府のイノベーション戦略会議の座長を務めた人です。

先生、曰く、

『「ローカルに考える」とは、世界の中で自分たちの強さ、コアコンピタンスは何かを認識すること。その強みを生かし、世界の中の誰に、どんな価値を提供するのかを考え、グローバルの競争の中で実現していく。それば「グローバルに行動する」の意味だ』と。(週刊東洋経済「イノベーションへの提言者」 2007.12.29-2008.1.5

「日本の省エネ技術が世界一であることの実証とそれらを活用したビジネス展開を」

これは、私個人の50歳代を生き抜く主要テーマです。

黒川先生の言葉は、いろいろと私のもやもやを一気に吹き飛ばしてくれました。

まずは、「Think Locally!」。自分の足元を真摯に、かつじっくり見つめることからスタートします。

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実体験に基づいた起業論(9)

2008-01-27 06:22:10 | 連載:実戦的起業論

理念論(3):企業理念の役割

高邁で具体性のない企業理念など、本当に必要なのかという疑問を持つ人がいる。

確かに、会社が右肩上がりで順風満帆であれば、それだけで社員のモチベーションは上がり、企業理念など必要ないかもしれない。

しかし、私はどんな企業でも、現在、超優良企業と言われている会社でも、必ず一度や二度は、苦境の時代を潜り抜けているはずである。

人間にも、生きるための寄って立つ「何か」が必要なように、企業にも、原点のような「何か」が必要なのではないか。それこそが、企業理念なのだと思う。

それはむしろ、具体性のない漠としたものの方が良いかもしれない。ただし、それはあいまいという意味ではなく、一本芯の通った思想であるべきである。

「もうだめかもしれない」

そう弱気になった時こそ、もう一度立ち戻るべき原点。そこから、勇気とやる気を振り絞って、再挑戦する原点

それこそが、真の企業理念なのである。

(次回に続く)

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実体験に基づいた起業論(8)

2008-01-19 09:07:41 | 連載:実戦的起業論

理念論(2):企業理念は創業者の「あどけない夢」

「企業理念」 → 「ビジョン」 → 「戦略・戦術」

以上のように私自身は、頭を整理している。そして、「企業理念」が会社経営の骨格のようなものである。

また、企業理念には、創業者・初代社長の思いと志が埋め込まれるものであり、その後、社長が交代したとしても、企業理念は不変であるべきというのが、私の基本的な主張でもある。

だたし、社長が交代すれば、会社の在り方としてのビジョンやそれに基づく戦略・戦術は、当然変わることもありえよう。むしろ、変わることが自然であろう。

したがって、創業社長という者は、企業理念の実現を目指して会社を立ち上げるわけであるが、その理念が高尚であり、その実現が困難であればあるほど、以下のような覚悟をしなくてはいけない。

「後生に託す」

自らの代で達成できなければ、次代の経営者や従業員すべてに、その実現の任を託す。そうした覚悟がなければ、達成が困難な高い目標は立てられないものである。つまり、そうした覚悟と信念があるからこそ、創業社長は時として周りから失笑を買うような大言を吐けるのである。

創業者の思いは、いつも「あどけない夢」なのである。

(次回に続く)

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ESCOコンファレンスのご案内

2008-01-16 13:42:37 | ニュース

毎年恒例のESCO推進協議会主催のコンファレンスが、来る131日(木)に開催されます

今年のテーマは、ESCOこれまでの10年、これからのESCOです。

私も午後のパネルディスカッションに、パネリストとして参加させていただきます。

ファーストエスコと共に歩んできた10年に思いを込めて、これからの10年の新しいエネルギービジネス戦略を語りたいと思っております。

お時間のある方は、ぜひとも本コンファレンスにご参加ください。

詳細、お申込みは、

http://www2.convention.co.jp/esco2008/


実体験に基づいた起業論(7)

2008-01-12 14:09:56 | 連載:実戦的起業論

理念論(1):企業理念とは、いかなるものか?

前回までは、創業者自身の会社設立の動機についていろいろと述べてきたが、今回からは数回にわたり、会社という組織・団体における「企業理念」について、私自身の考えを述べていきたい。

まず「企業理念」とは、会社の憲法のような存在であり、組織全体をまとめる哲学でもある。それは、その会社が存続する限りにおいて、人間のDNAと同じように固有であり、不変であることが望ましい。

企業理念と似て非なる語に「ビジョン」というものがあるが、このビジョンは会社の成長に伴って進化していくべきものである。言い換えれば、ビジョンは企業理念を実現するための「会社の在り様」「企業像」のようなものである。だからこそ、企業理念の実現手段としての会社のビジョンは、その成長段階において、それぞれに異なってくるものである。むしろ、進化させていくべきものかもしれない。

そして、その時々のビジョンが定まれば、そのビジョンを実際に日々の業務に落とし込んでいくために、効果的な「戦略」が必要になり、その戦略を効率的に実行するために、巧みな「戦術」が必要になる。

「企業理念」 → 「ビジョン」 → 「戦略・戦術」

以上のように私自身は、企業理念を会社経営の根本に位置付けている。

社長という職能の第一は、会社における上位概念である「企業理念」をいかに実現するか?どういう組織で、どういう目標とすべき経営指標を立てつつ、実現を目指すか?社長とは、そうした魅力的な「ビジョン(企業像)」を常に考え続けていくべき存在である。

創業社長の場合は、実現すべき対象が自ら立てた志(企業理念)であることから、宿命的に、寝ても覚めても実現の手段としての会社の在り様(ビジョン)を考え続けるものである。

(次回に続く)

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