再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

日比谷総合設備からの出資

2009-01-31 10:36:27 | ニュース

久しぶりに当社(株式会社ヴェリア・ラボラトリーズ)のうれしいニュースをお伝えします。

当社は昨年より2月末払込期限の第三者割当増資を実施しております。大変、厳しい経済情勢の中、業歴の浅いベンチャー企業が増資することは極めて難しいところではありますが、さらなる成長のための資金と戦略的な事業サポーターを求めるために、是が非でも必要なことだと判断いたしました。

そうした中で昨日付にて、東証一部上場の日比谷総合設備株式会社が、当社の株式引受を正式に決定していただきました。

このような経済状況下にも関わらず、当社のような創業2年目の会社への投資をしていただくことは、本当に感謝感激の至りです。

また、本決定に対して「株式会社ヴェリア・ラボラトリーズとの資本業務提携に関するお知らせ」として、正式なリリースをしていただきました。このことは、今回の出資に対する日比谷の社長を始めとした経営陣の大きな期待を担っている証だと重く受け止めており、身の引き締まる思いです。

本リリースは、以下のURLにてご覧いただけます。

http://www.hibiya-eng.co.jp/

世の中が不況で元気のない時ほど、われわれのようなベンチャー企業の出番だという意気込みを持って、頑張って参ります。

引き続き変わらぬご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。


オバマ新大統領の就任に際して

2009-01-25 12:11:17 | コラム

米国第44代大統領にオバマ氏が就任した。弱冠47歳、自分よりも5歳も若く、人生経験の短い者が、超大国のリーダーになる。それにもまして、彼は所謂マイノリティーであり、血縁も地縁も何もないところからトップへ昇りつめた。

これこそが、米国のダイナミズムなのであろうか。日本ではとても考えられないことである。

それにしても、彼の就任演説を英文で確認すると、それまでの選挙戦でのスピーチとは、かなり趣が異なっていた。結構、難しい単語も入っており、日本語訳でも難しくよく分からない。格調高いスピーチと言えばそのなのかもしれないが、明らかに以前のオバマとは違っていた。

私も期待していた「Yes! You can.」が出てこなかった。なおさら長時間待たされた大観衆は、大熱狂を期待していただけに、ちょっと肩すかしをくらったような感じではなかったろうか。

現状の米国が置かれた立場を考えると、確かに熱狂だけでは対処できない。国民一人一人の「責任の時代」が強調され、国や政府に頼るのではなく、自らが自らの力で前に進むべきだと言い放った。

苦境の状況にあるリーダーとは、こうした厳しさが不可欠なのだということをオバマは身を持って示したのである。

47歳の若者がどうしてこれほど力強く厳しいメッセージを発せられるのか、それも米国の舵取りというとてつもない大きな重荷と責任を背負いながら。おそらくは1年以上にわたる大統領予備選挙において、相当鍛えられるのであろう。あの誹謗中傷合戦の中を勝ち残るということは、それだけでも精神的なタフさが要求される。やはり、人間力は年齢ではなく、どれほどの修羅場をどれだけ潜り抜けたかということによるのだろう。

まずは、若きリーダーの今後の一挙手一投足に注視していきたい。私のような者が言うのはおこがましいかもしれないが、そこから学ぶべきことは多々あるはずである。

それにしても熱狂の就任式は無事終わって良かったが、その後を取材した日本の某ジャーナリストが印象に残ることを伝えている。

「会場周辺は、すさまじいゴミの山だ。国民は自らの責任を持てというオバマのスピーチの真意は、まったく伝わっていないのではないか」

自分で出したゴミは自分で始末する

もったいない」と並んで、これは地球環境問題解決に向けた精神の基本中の基本である。この感覚を違和感なく肌で感じ、苦もなく実行できる「お行儀の良さ」こそが、実は日本人の誇るべき特質なのである。

これらかの温暖化問題等の国際交渉の場において、こうした米国人の「行儀の悪さ」「躾のなさ」を堂々と指摘し、彼らのマインドの「Change」を促すことが、これからの日本が主張すべきテーマの一つであろう。そのためにも、まずはわれわれ自らを律する心が肝要になるのである。


心の持ち方で世界が変わる

2009-01-17 17:20:56 | チャット

人間とは不思議なもので、心の持ち方一つで、その人の表情、言動、行動などが影響を受けます。

例えば、現状は何も変わっていないのにも関わらず、先々のことが心配になると、どこか落ち着かない気分になり、それが態度に表われます。また、将来に楽しいことがありそうだと、どこか浮き浮きした気分になり、自然と表情に出てきます。つまり、誰しも程度の差こそあれ、躁の状態と鬱の状態は、現在から将来に向けた時間的な幅の中で、現時点の心がその未来をどう捉えているかに依存します。

重ねて強調しますが、心の持ち方が違うことで世界の見え方も変わりますが、実は現状は何も変わっていないのです。現在はあくまで過去の積み重ねでしかないのです。過去にどんなに苦しいことがあったとしても、逆に楽しいことがあったとしても、今という現実は一つです。その今の気持ちを決めるのは、あくまでこれからの未来の出来事なのです。

もちろん、過去の出来事を自分なりに解釈し直すことで、現状の気持ちが変わることもあるでしょう。ただし、それはあくまで解釈であって、過去の事実を変えることはできません。したがって、自らのこれからの行動によっては、変えることができる可能性があるのは、未来であり、その未来のことを、どう捉え、どう対処していくかで、今の気分もその後の態度や行動も、そしてそれらからの結果も変わってくるのです。

リーダーたるものは、自分の向かう対象がどんなに小さな世界であっても、その世界を日々変えていく努力をすべきであり、そのためには現在の心持ちが極めて重要になります。たとえこの先どんなことが起ころうとも、未来への明るい希望を持ち続けられるかどうか、そう信じられるかどうかが、リーダーの器というものでしょう。そして、その心の持ち方一つで、世界を変えることもできるのです。

こんな不透明で不安定な時代ほど、まずは自らを信じたいと思います。


原点回帰という手法

2009-01-10 07:33:40 | チャット

人は思わぬ逆境に遭遇したり、何かに悩み苦しみ抜いている時、自らの心の置き所として、「原点回帰」という手法を持っています。

もう一度、逆境や悩み・苦しみの始まる以前に戻ること。つまり、「振出しに戻る」ということができるのです。

ただし、そのような心境になるためには、多少時間がかかるかもしれません。そこに至るまでに心が折れてしまうかもしれません。でも、一度でも「振出しに戻る」ことを経験した者であれば、多少時間がかかろうと必ずその時が来ることを信じることができます。

まさに「朝の来ない夜はない」のです。

そして、実はその「振出し」は、決して以前とは同じではないことに気づくことになります。年月を経た分だけ、絶対に成長した「振出し」なのです。つまり、一次元上の「原点」という表現が適切かもしれません。らせん階段を横から見るようなもので、振出しの位置は、以前よりも上にあるのです。

このことがすなわち今そこになる逆境から、悩みから、苦しみから、抜け出すための大きなエネルギー源となるのです。

私もこのブログを始めた時、2007年のゴールデンウィークは、そんな原点に戻った時でした。その時は、「藁をもすがる思い」の原点回帰でしたが、今から冷静に見ると、やはり一段高い原点であったようです。

昨今の世界の経済・社会情勢もまったく同じ心境で捉えることができるのではないでしょうか。100年に一度の危機と言われますが、例えば1929年の大恐慌の時に戻ったとしても、その時よりも社会全体は一段も二段も成長していることを誰しも認めることではないでしょうか。

振出しに戻ることは、決して退化ではありません。むしろ、成長過程の大切な通過点なのでしょう。

否、むしろ能動的に成長の通過点にするという「人間の強い意志」こそが、今問われているのだと思います。


2009年・年頭所感

2009-01-01 09:57:39 | チャット

新年 明けまして おめでとうございます!

昨年、2008年はおそらく世界史に残る激動の年であったでしょう。そのような歴史的時代に身を置く者として、2009年をどう生き抜くか。

今はまったく先の見えない時、しっかり先が見えている人もいるのでしょうが、不肖私はまったく闇の中状態。こんな時の自分自身の処方箋は、①ぶれない軸を持ち、②できるだけ長期的視野に立ち、③同時に足元を地道に固めることしかないと思い定めております。

これはベンチャー企業の創業期における心構えと類似しており、自分にとってはむしろ自然体で新しい年を迎えております。

私にとっての軸は、微少なりとも低炭素社会構築への貢献をすることであり、長期的には10年以上先の2020年ぐらいを見据えて、日々の出会いと出来事を大切にしていくことです。

ちなみに昨年の新年の抱負として、以下のように自らの人生の二大目標を記しておりました。文章に残しておくと、その時の心境が良く分かるものですが、ほとんど変わっていない、成長していないというところでしょうか。

『第一は、「わが国は省エネ世界一」という公言に違うことのないように、個人と企業レベルで何ができるかを考え続け、そして「どんなに小さなことでも果敢に実行するぞ」という覚悟を持って日々を生きることです。そして目指すは、わが国が世界の省エネリーダーとなることです。第二は、私のエネルギーベンチャーと格闘した10年の拙い経験と体験を最大限活用するような生き方をしていくということです。そして目指すは、わが国発で世界に通用する「エネルギーベンチャーの創出」です。これは自らの会社のみならず、他者への支援も含みます。以上の二大目標は、京都議定書の約束期間が終わる2012年までに達成できるような簡単なことではないでしょうが、ポスト京都の動向も視野に入れながら、今後10年ぐらいのスパンで臨みたいと思っています。(以上、「2008年・新年の抱負」より抜粋)』

今年も年頭にあたり、こう宣言します。

新しい年・2009年は、2008年と同様に、自身の二大目標の達成に向けたしっかりした礎を築く一年としていくぞ!

本年も昨年同様に、何卒よろしくお願い申し上げます。