久留米には、青果市場がある。
今日は、そこの1m*1Mくらいのグレーチングのやり変え工事。
当然市場なので、水は年中かかっています。
グレーチングの枠はスチール製なので、錆でぼろぼろ。
そこを溶接しなければならない・・・・・こういう案件はよくあります。
正直に言うと、この手の溶接は鉄が正常な状態ではないので教科書どおりの溶接は
出来ないのでありますが、でも現状の枠を使ってなんとかあと2年ほどもたせたい・・
よくある話ですよね。
溶接は、当然鉄が錆びている(つまり水分を多く含んでいる)状態なのでブローホール
だらけになります。
ここまで錆がしていたら、ケレンしても同じ事。
ここで考える事は、溶接できると言う事はいかなることなのか?
くっつけばそれで溶接した事になるか・・・・という問題である。
確かに、多少錆があっても溶接は出来ます(つまり、くっつくことは出来ます)
しかしながら、強度はどうでしょうか?
通常の溶接とはまったく次元が違う。(ウオームホールは出来る、ブローは発生する、スラグ
巻き込みはある・・・)
ここでまた疑問が残る、果たして溶接強度とはいかなるものか?
例えば、超音波探傷検査をしたとしよう、当然データは不完全なもの。
溶け込みが充分で検査はオッケイ、では、何ミリかの欠陥が見つかったとしよう
欠陥が2ミリあるので、溶接強度が通常の5パーセントダウンです・・・・・とか聞いた事ない。
ましては、隅肉溶接のサイズで溶接強度を測る式があるみたいですが・・・
これも、よくわからない。
つまり、溶接棒の成分で強度は全然ちがうと思う。
同じ、溶接量で同じ公式がなりたつのが分からない。
長崎の対馬の方からご注文頂きました。
ダムウエイターの鉄骨下地です。