人の印象とは、不思議という話。
100人でマラソンをやったとします。
結果、一位、二位、三位などの順位が付きます
ところが、順位が十位までは、なんとか覚えています
それ以下、99番目までは、全く覚えていません。
一時間ぐらい遅れて100番目の人がゴールします。
その人は、みんな覚えています。
つまり、力がないのにがんばって完走したという事です。
99番目の人もきっとそうだと思います
100番目の人には、賞賛と感動すら覚えます
でも、99番目の人には、拍手は送るが感動は出てきません
これは、なんでしょうか?
現実問題として、100番目の人は圧倒的に力不足の為、練習不足のため、身の程を
知らされるのが現実かと思います
しかし、人は100番目の人にはすごい思い入れがあり、自分と重なり
100番目の人となんだか共感出来る(自分の過去とも重なるところを探してしまいます)
100番目の人に、なんだか親近感がわき、上位の人達がなんだか
違和感を覚えたりするかも知れません。
例えば、中学校しか卒業してなくて、偉業をなした人がいればきっと賞賛を送り
感動します。100人マラソンで、圧倒的に遅れて100番目にゴールした人かも知れません
ところが、そこそこの大学を卒業してこの100人マラソンで走って50番目にゴール
したとします、この人も、人生に成功したとします。
多分、普通です。
当然、上位は有名大学出身者です。
いっそのこと99番よりも圧倒的に遅れてゴールした方が、人の気持ちに入り込めるかも?