石田城のお濠に咲くハスの花
2日目の旅は石田城から始まりました~
石田城のお濠は今ハスの葉っぱでひしめき合っています。満開の時期は少し過ぎてしまったようですが、所々に美しいピンク色の花が、その花びらの一枚一枚をめいっぱい広げ、太陽に向かって咲いていました あと一週間早かったらもっときれいだったかも知れませんね。
こちらは五島氏の庭園心字ヶ池。スイレンの花を見に行ったのですが、ハスと同様、すでに見頃は過ぎていて、ホテイアオイの花ももうほとんど枯れてしまっていました さらに蚊が大量発生していて、とてもじゃないけど長くいられる状態ではありませんでした。観光でこれから見に来られる方には、虫除けとムヒを持参されることをオススメします
そんな中、一人でせっせとお庭の手入れをしているおじさんに遭遇しました。笑顔がステキなおじさんで、もともとは船乗りさんだったそうです。いつもお手入れご苦労様です
石田城からほど近い福江商店街には、ここにしかない、非常に珍しい電話ボックスがあります。それがコレ!福江には『チャンココ』と呼ばれる伝統的な念仏踊りがあり、その姿を模した人形が商店街の通りに2体(だったかな?)並んでいます。正面から見るとただの人形かと思いきや、背中側に回ってみると公衆電話を背負っているではないですか ここにしかない代物だと思いますので、福江に来たらぜひ探してみて下さい
福江商店街の散策もほどほどに、この日のメインである玉之浦ゾーンへと向かいました。最初に訪れた場所は大宝寺。弘法大師空海が唐から帰ってきて最初に真言宗に改宗したと言われているお寺です。
大宝寺は五島八十八ヶ所霊場の八十八番目で、境内には様々な観音様やお地蔵様が立ち並んでいます。この日はいつもと様子が違うと思ったら、八十八体のお地蔵様が全てピカピカ新品になっているではないですか!私が好きだった古くて味のあるお地蔵様はどこに行ったのかしら??と思ったら…
よかったぁ~!こんなカタチで残ってました こういうのを地蔵塚っていうのかな?
次に訪れたのは井持浦(いもちうら)教会。ルルドがあることで有名な教会です。
中はとってもシンプルな造りになっています。歴史を感じる木の長いすに座ると、なんだか神聖な気持ちになります
途中『ニューパンドラ』というレストランで食事をしようと思っていたのですが、観光客でいっぱいでお断りされてしまいました 玉之浦地区にはあまりレストランなるものがないので、どうしようかと思っていたら、隣にある『Sea Board』という喫茶店が開いていたので、そこで昼食を食べることに。すると、出てきたお食事メニューはニューパンドラと全く同じ!試しに頼んでみると、なんとニューパンドラから出前がやって来るではありませんかっ ここは姉妹店!?だったら「お隣の喫茶店へどうぞ~」とか言ってくれればいいのに… まぁお食事ができたからよしとしましょうか
お食事の後はカヌー体験ができる小浦海水浴場へ向かいました。向こうに見える橋は福江島と島山島を結ぶ玉之浦大橋です。
水際でお洒落なマイホームに住むヤドカリを発見!ヤドカリって手の上に載せるとなかなか貝の外に出てこないのですが、ここのヤドカリたちはなぜかとても自己主張(?)が強く、水から上げるとすぐに貝から出てきます。 観察するにはもってこいですよー
小浦海水浴場の特徴は、真っ白な砂浜とほとんど波のない穏やかな水面。水の色は遠くに行くほど深いブルーとなり、小さな魚たちの陰もはっきりと見ることができます。あいにく水着は持ってきていませんでしたが、この透き通った海を見ていると、服のまま飛び込みたい気分になっちゃいました
小浦海水浴場のすぐ近くには、県の天然記念物でもある玉之浦のアコウ樹があります。樫之浦のアコウ樹と比べると大きさは少し小さめかも知れませんが、とっても不思議なカタチをしていますよ。春に訪れた時よりも葉が青々と茂っていてとてもきれいでした
この日最後の目的地は、大瀬崎灯台園地。ここから見る夕日は絶景なのですが、今はまだ日が長く、日が落ちるのを待っていたら帰りが遅くなってしまうので(ここから福江までは40~50分くらいかかります)、しばらくの間展望台から海を眺めながめてから、5時頃岐路に着くことにしました。この後、コンカナ王国の中にある鬼岳温泉に行き、露天風呂にゆた~っと浸かり、晩ご飯は『なか乃』というお寿司屋さんで、五島の海の幸をたっぷり堪能して、この日の日程は終了。
次回はいよいよ最終日。最後は富江・奥浦ゾーンを旅します
つづく
ニューパンドラ
場所 : 長崎県五島市玉之浦町玉之浦1153-2
電話 : 0959-87-2566
なか乃
場所 : 長崎県五島市幸町8-61
電話 : 0959-72-1397