I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

大悲観公園(佐世保市小佐々町)

2009年04月15日 | 長崎県北部のお話

長串山公園からの帰り道、ちょっと寄り道して佐世保市小佐々町(旧北松浦郡小佐々町)にある大悲観公園に行ってきました

駐車場の脇に案内図を発見!ちょっと古びた案内図ですが、どうやら小佐々町には日本本土最西端の地やステキなゴシック様式の教会などがある様子。これは近々行ってみなければ!

公園の中へ進んでいくと右手の方に石段があり、それを上っていくと目の前に大きな岩が現れました。これはかなり大きいぞ~

    

あ、看板に何か書いてある。なになに?

「大悲観」の大文字を彫った巨岩が、風化作用により、割れて傾いてきております。

落下のおそれがありますので、ご観覧の際は、くれぐれもご注意下さるよう、お知らせいたします。

そうか、落石のおそれがあるのか。それは気をつけなければ。んんっ?真ん中に何やら消されてる部分があるぞ。えーっと・・・

現在落下防止策を検討中ですが、

・・・って、これ消しちゃったってことはもう諦めちゃったってこと!?頼むよ、小佐々町教育委員会。安全面にはもっと配慮してもらわなくちゃ困りますよ~ 

巨岩の落下に恐れつつ、さらに石段を上っていくと、大きな岩の頂上付近にこの公園の名前にもなっている「大悲観」の文字を発見 これは文政13年(1830年)、当時諸大名の中でも屈指の書家として知られていた平戸藩主観中公によって彫られたもので、この文字の中には米が3俵も入るの大きさなのだとか。写真では分かりにくいかも知れませんが、文字のすぐ下には観音様も祀られています。

 

大文字が彫られている巨岩の下には様々な観音様やお地蔵様が立ち並んでいました。

すぐ隣の岩には弘法大師も祀られていましたよ。それにしても変わった形の岩だなぁ~

愛らしい春の草花も見つけました。こちらは小さな小さなフデリンドウ。私の指先と比べてもこのサイズ!とっても小さいけどちゃんとリンドウらしい姿をしています

こちらはミツバツツジ。ご覧の通り一箇所から葉っぱが三枚出ていることからこの名前が付けられたのでしょう。よく見かけるツツジとは違って花びらが細く、花自体も少し小さめですが、長串山のツツジに負けないくらいたくさんの花を咲かせていました

岩場を抜けるとレジャーシートを敷いてお弁当を食べたくなるような広場があって、その傍らには八重桜の木が何本も植えられていました。八重桜は普通の桜と比べると花の時期が遅いので、まさに今からが見頃ですよ~

ツツジの木もたくさん植樹されている大悲観公園。大悲観の大文字もなかなか見応えがありますが、ここでは四季折々の花々も楽しめそうです。ちょっとしたピクニックにもおススメですよ~。今度お弁当もって行ってみようかな

 

大悲観公園

場  所:長崎県佐世保市小佐々町小阪34-1
駐車場:あり