瀬戸越町に変わった形の巨岩があるという噂を聞きつけ、眼鏡岩公園に行ってきました~
佐世保市街地を抜け、国道204号線を平戸方面へしばらく走っていると、左手に『眼鏡岩』の看板が見えてきます。そこから坂を上って行くと西蓮寺の駐車場があり、そこをスルーしてその先にある公園の駐車場に車を停め、散策開始~!
六角形の『仏陀殿』を過ぎ、さらに坂道を上って行くと…
ちょっとした広場に出ました。広場の入り口には大きな楠がどーんと立っていて、奥には藤棚もあるようです。
そしてこちらがお目当ての眼鏡岩。なんと長崎の眼鏡橋のような形をしています 写真では分かりにくいかも知れませんが、高さ約10m、長さ約20m、右の円直径約5m、左の円直径約8mと、真下に行くとなかなかの大きさです。一体どうしたらこのような形の岩が出来上がるのでしょうね!?
広場の片隅にある案内板にこんなことが書いてありました。
大昔、大きな鬼がひる寝をしていた。あたりの騒がしさに目を覚ました鬼が、うーんと手足をのばしたとたん、両足が前の岩に当たってポッカリ二つの穴があいた。
ほぉ~、なるほど。そういうことだったのか。…ってこれはこの辺りに伝わる眼鏡岩にまつわる民話で、実際は数十万年前この辺りが海だった時代に波の侵食によってできた海食洞穴なのだとか。 橋のような形になっているので以前は歩いて渡れたそうですが、残念ながら今は崩落の危険性があり、人が渡れないように有刺鉄線が張られていました。でも高い所が苦手な私はどっちにしろ渡れなかったかもしれませんけどね
それにしても本当に変わった形の眼鏡岩。眼鏡岩の真下に座って、昔ここが海の底だったことを想像しようとしてみたのですが、私には全く想像ができませんでした。それほど人の歴史は浅く、この眼鏡岩の歴史と比べると、私の人生はほんの少しの短い時間でしかないのでしょうね。御橋観音といい、弦掛観音といい、県北地区にはこのような奇岩がまだまだたくさんあるようです。さて、次はどんな自然の造形に出合えるのかな~?
眼鏡岩公園
場 所:長崎県佐世保市瀬戸越町1263
駐車場:あり(手前の駐車場はお寺専用なので、その上の駐車場へ)