小学校の教員をしている友人tamiの職場には、登山を趣味とされている先生がいらっしゃるそうで、時々その先生が参加者を募ってみんなで山登りに出掛けるのだそうです。今回は参加者が少ないということで、部外者ながら私もtamiと一緒に参加させていただくことになりました




最初から急な上りが続き、登り始めてから10分も経たないうちに汗をかき始めた私たち。雲仙は寒いだろうと思い、ヒートテックのシャツの上にフリースを着てたのですが、この日は晴天&無風でとても温かく、途中からはシャツ一枚で登りました

妙見岳へ行く途中、パッと道が開けて美しい景色が姿を現しましたさっきまでいた駐車場(写真左下)がもうこんなに小さく見えます。

仁田峠から歩き始めて20分ほどでロープウェイの終着点に到着!ここからもう少し歩いて妙見岳の山頂へ。

山頂の近くまで行くと妙見神社がありました。と、お社の側にピンク色の花がたくさん咲いているのを発見

実はこれ、花ではなくマユミの実なんですって マユミ(真弓・檀)はニシキギ科の植物で、弓を作るのに適していることからその名が付けられたのだとか。花は白くて地味な色をしていますが、実の方はこのように鮮やかなピンク色をしています。外側の皮がはじけて、遠くから見るとまるで桃の花が咲いているみたい!なんだかここだけ一足早く春が訪れたような感じです


こちらは妙見岳山頂(1333m)から見た風景。空気が澄んでいたので、平成新山まできれいに見えました



一旦ロープウェイの終着点に戻って、次は国見岳山頂を目指します。目の前に見えているのが国見岳。けっこう傾斜が急だけど、大丈夫かな~?
国見岳の中腹にさしかかると、目の前に現れたのは大きな岩こりゃちょっとしたロッククライミングですな~。両手を使って足場を確認しながら一歩一歩登って行きます。

ふ~っ、ようやく最初の難所をクリアしました~ 岩場に寄りかかって後ろを振り返ってみると、この景色
わぁ~、きれい



国見岳の山頂(標高1347m)に到着~
お天気が良すぎてみんな汗だくです


それもそのはず。雲一つない晴天に加え、気温が14℃もあり、さらに風もないので、標高が高くてもポカポカなのです

山頂では熊本から来ているという笑顔がとってもステキなカメラマンさんが平成新山の様子を撮影されていました
ちゃっかり私たちの写真も撮っていただきましたよ~
熊本のカメラマンさん、ありがとうございました

こちらは平成新山(1483m)。今からちょうど20年前の平成2年11月17日に起きた噴火によって形成され、長崎県の最高峰となりました。噴火から20年経った今もなお煙が上がっていて、山頂に登ることはできませんが、いつの日かあの頂上に登ってみたいものです。
一通り写真撮影をした後は、隊長が朝からご自分で淹れてこられたというコーヒーと、一人分ずつ小分けにして小さな袋に入れられた隊長お気に入りのピーナッツをいただいて、国見岳山頂でちょっとコーヒーブレイク。山で飲むコーヒーは下界で飲むコーヒーとまたひと味違ってとっても美味しかったです体に心地よい疲れを感じつつ、隊長の細やかなお心遣いに感激し、心がほっこりと温かくなった国見岳山頂でのひとときでした。隊長、本当にごちそうさまでした

photo by kero-kero