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自然の中で見つけたステキなモノ

難所ヶ滝を求めて(福岡県糟屋郡宇美町) その2

2011年02月22日 | 山のお話

難所ヶ滝を目指し、歩き始めて約40分。泥道だった登山道も次第に雪深くなってきました。空気もちょっと冷たくなってきた感じ。足下が滑りやすくなってきたので、雪をしっかり踏みしめながら登って行きます


と、前方に大きなつららの固まりを発見気が付くと森のあちらこちらに大きなつららがぶら下がっているではありませんか 難所ヶ滝も大きなつららが固まって滝のように見えるのだと言います。これは着実に近づいてるぞ~

11:00


あーっ、遠くの方にまるで滝のようなつららがもしかしてあれが難所ヶ滝いやいや、難所ヶ滝はあんな小さなものではありません。さらに先へと進んで行きます


時にはロープを伝って登ることもあります。見た目より傾斜が急で滑りやすいのですもしアイゼンがなかったら、ツルツル滑ってしんどいだろうなぁ~


しばらくすると、左手の奥の方に難所ヶ滝の姿が見え始めました 写真の中央辺りに見えているのがそうです これは予想以上に大きいぞ~

11:15


出ました~これが冬場の寒い時期にしか見られないという難所ヶ滝の姿です歩き始めて1時間10分ほどで到着しました~



氷河のように青みがかった美しい氷の固まり。



まるで時の流れが止まっているかのような不思議な空間。



岩からしみ出た水が冬の寒さで少しずつ少しずつ凍ってできた氷の芸術。



その迫力に呑み込まれてしまいそうな威圧感と



しなやかな美しさの両方を持ち合わせた氷瀑、難所ヶ滝。

まさか福岡県の山の中にこんなに素晴らしい氷の芸術を観賞できる場所があるなんて、今まで思ってもみませんでした。10年くらい前に熊本を旅した時に、凍り付いた滝を見た記憶がありはするのですが、それもどこだったかは定かではなく、もしかしたらあれは夢だったのかなぁなんて思うほどで…。とにかくこんなに大きくてしっかりとした形の氷瀑に出合ったのは、これまでの人生の中で初めてです今年は特に寒かったため、例年よりもつららが長く大きく成長していたそうで、たくさんの人が私たちと同じようにこの氷の芸術に感嘆のため息をついていました。意図せずに作られた美しさだからこそ、人の心により多くの感動をもたらすのかもしれません。人が多くてなかなかゆっくりと眺めることはできませんでしたが、この難所ヶ滝との対面は私の心の中に深く印象づけられるものとなりました


例のごとく、登山隊全員で記念撮影 無事に難所ヶ滝までたどり着いたので、当初の予定ではここからUターン…のはずでしたが、これだけではもったいない!という登山のベテランTさんの提案で、ここからさらに宝満山(829.6m)のてっぺんまで足を伸ばすことに。というわけで、雪山トレッキングはまだまだ続きまーす

次回へ続く

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