伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

小説を発信中

  
  
  
  

  

わりなき恋

2013-10-22 01:14:14 | 文学・読書
 昨日やっと岸恵子の小説

 「わりなき恋」を読み終えた。




 私は本を読み始めると早いのだが

 途中下車してしまうと

 なかなか辿り着けなくなる・・・・。


 今回もそうだった・・・・。




 恵子さんのエッセイは

 昔 殆んど読んだ・・・

 

 世界を駆けまわっている彼女の

 視野は広く

 なかなかの博学でもある・・・

 女優さんなのに本も読んでいるし

 飾り気のない性格も好きだ・・・。


 今回の小説は熟年の恋だが

 書きにくいこともぐいぐい引っ張って

 書いている・・・

 歳を重ねると怖いものなしの感もあるが

 常人が避けて通るところを

 サラリと書くあたりはみごとである・・・。

 恵子さんは

 主人公の男性は今までかかわってきた

 複数の 男性をモデルにした・・・・と言っておられるが


  週刊誌によると

 トヨタの若月伸郎氏とか取りざたされている

 氏も反論していないとか・・・



 まぁ いいけどネ

 渦中におられる家族のかたが

 お気の毒・・・・



 小説のように

 奥様が心を病んでいなければ

 いいですが・・・・。



 ネットが普及している今

 知りたくないことまで入ってくる・・・


 困ったもんです


 有名人は有名税で

 いいですがネ・・・・。

 

 


 後半 11、3の大震災にも触れられていた

 ボランテイアにも行かれていたようである。



 恵子さんは

 

 始めは地味な女優さんというイメージだったが

 歳を重ねるごとに

 老い知らず

 素敵な女優さんになられた・・・。



 もう80歳とか・・・・

 ゲゲゲゲゲ

 整形もしないであの美しさ・・・・



 いつまでも若々しくいてほしいものです。










 おとちゃんの本も

 よろしくニァー


                 by ララ










 
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医者に殺されない47の心得

2013-09-12 00:09:07 | 文学・読書
 先日近藤誠氏の

 「医者に殺されない47の心得」

 を読んで

 説得力のある話に

 ふんふんと肯くことが多々あった。


 その中の一つ




 血圧

 血圧なら上140

下90が基準値でそれ以上は高血圧症と

 される。

 この基準値がまず、まったくあてにならない。



 体は年をとるほど血圧を上げようとする。

 脳や手足のすみずみまで血圧を送り続けるため。

 それを薬で下げたら、ボケたりふらついたりしてしまう。



 というものである・・・・

 私は二年ほど血圧のくすりをのんでいたが

 医者が強い薬を処方し

 ふらついてから

 それから一切のんでいないが

 自己責任ということで

 食生活や運動をして

 まあまあの血圧である

 たまぁに上が160位になることもあるが

 驚かない・・・・。


 血圧とは常に変動するものであるからである・・・。

 それよりも

 薬のほうが恐ろしい・・・。



 伊達に移住して

 半日ドックの結果

 ちょこっと数値が高く

 二か所ひっかかり

 個人病院で精密検査を受けたほうが良いと

 言われ

 真面目にCTとか受けてしまった・・・・

 それってけっこう放射能の量を浴びているんだって


 悔しい・・・・

 今となってはしゃーないですが・・・。


 この本を読みいろいろと医者の


 ことがよく分かった・・・・。



 大病にならないように


 これからは

 ますます気をつけよぅと・・・・。






 おかチャン

 ボクちゃんは

 レントゲンだってジェッタイいやだからニァー






 
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直木賞「ホテルローヤル」

2013-09-07 01:13:25 | 文学・読書


 昔は芥川賞とか直木賞は

 発表されると貪るように読んでいたが

 だんだん縁遠くなり

 近年は全く手に取ることもしなくなった・・・。



 質も変わり

 年々奇をてらった書き方が多くて

 時代の流れについていけなくなったのか・・・



 でも

 文学とは底を流れてるのは同じだと

 思うのだが・・・・

 感動しない本などは読む気がしない

 特に

 昨年の芥川賞はなんだこれ・・・・だ

 ひらがなばかり

 本屋で手にしてサヨウナラしたのは

 私ばかりではないようだった・・・・。

 ふっふふふふふふ

 肩がこり

 無理して読む本なんて・・・・・。

 今の私には無理無理・・・・。




 でも今回の直木賞は

 興味があった

 札幌に行ったとき

 時々本屋で手に取っていた

 彼女の小説

 なんか私好みの本みたい・・・


 その人が直木賞とったのだから

 読まなきゃー

 と先日イオンの本やに行ったら

 ありました

 さすが北海道


 売れているようです

 たったの一冊・・・・

 危なかった・・・・。



 オール読物に全編載っていると

 思いきゃ

 三篇しか載っていなかった・・・・

 こんど

 単行本を買わなきゃ・・・



 予想していた通り

 の本だった・・・・

 「星を見ていた」

 その次が

 「本日開店」が

 読ませた・・・・。



 北国に生きる女の

 たくましさ 力強さそしてしたたかさ

 切なさ悲しさを淡々と彼女流の


 あっけカランとした性格?と巧みな

 表現力でひきこまれた・・・・。


  どろどろしたテーマなのに

 そうなっていないのが彼女の

 良さだ・・・・


 人生の縮図を巧みに切り取って見せる

 卓越した描写力・・・・

 誰よりも多くの人を見つめて生きて

 そして誰よりも創造性があり

 誰よりも書き続けてきた結果が

 ここに凝縮したのだろう・・・・。



 そして才能もあるし

 



 昭南さんに

 今度の直木賞はなかなかいいよ

 ぜひ 読んでと言ったら

 「やだ」

 と言わず

 今回は素直に読んだ・・・・。



 感想は・・・・と言ったら

 飾り気がなく無駄のない文章が

 良い・・・・・

 といつになくほめていた。




 でも直木賞は厚みがなければいけない

 云々・・・・とかなんとか始まったので

 カット




 私の中では

 昭南さんの「北の家族」が

 芥川賞ものです・・・・。








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猛スピードで母は

2013-05-04 00:18:08 | 文学・読書
 昨日は久し振りに読書

 長嶋有の「猛スピードで母は」

 を読んだ。

 

 芥川賞受賞作品であり

 舞台が室蘭だったので

 興味があったのだが・・・・・

 

 力まないで淡々とした書き方が

 好感が持たれた・・・

 「他愛ない言葉でもくっきりとした輪郭を

 伴って響いた」

 という表現が良かったカナ・・・・

 あとは

 ナンモ・・・




 一緒に読んだ

 「サイドカーに犬」のほうが

 力作だった・・・・。




 おとチャンの猫たちの挽歌には

 かなわないしょヤー・・・・

 なんせオイラも登場してるんだもんニャン


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野菊の墓

2012-07-21 16:55:13 | 文学・読書
 昨日今日と気温が急に下がり

 寒いくらいである・・・・・・・。


 今日は庭の隅に咲いている

 野の花を摘んで活けた。





 拙い俳句二句


 ・野の花の力強さに母思う

 ・野の花を摘んでしばし母偲ぶ





 私の母の名は先日も書いたが

 タミという

 それはそれはめっぽう強い人で

 私は面と向かって言い返せなかったので

 小学生の頃はいつも

 遠く離れてから

 母に罵声をあびせていた・・・・。


 「お前の母さんで・べ・そ・・・ベエー」

 みたいな

 他愛ない・・・・・


 田舎だったので・・・・人はいなかったしネ



 その母は子供たちに笑われるほど

 花好きだった・・・・。


 私も後年母の血を引いたのか

 花大好き人間になつた。


 すぐ上の兄なんぞは

 今じや

 盆栽にはまり

 プロになってしまった・・・・。


 おまけに

 盆栽様のお家まで造ってしまった。






 中学の時

 私は文学に目覚め

 伊藤左千夫の「野菊の墓」を読んだ

 そこに登場してくる女性の名もタミさんであった。

 多感な思春期真っ只中の私は

 小説のたおやかなタミさんとは

 あまりにもギャップのある

 母にショックを受け

 ますます反抗的になって行った・・・・。


 まぁ少々というか

 相当オーバに書きましたがネ・・・・。


 訳の分からない渦の中に巻き込まれた

 ような・・・・

 思春期ってそういうものですからネ


 暗いトンネルを


 うまく乗り切ったから今があるので

 しょう・・・・・。

 私の場合はかなり重症でしたが・・・・。



 全く

 口を開かず

 あん時は本当にゴメンねカアちゃん・・・・


 


 お盆のせいでしょうか

 最近

 亡き母のことが思い出されます。

 

 またまたこりもせず

 短歌一首


 ・丸き背をかがめて重き荷を押したる

      老女に重なる遠き日の母

        

 
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