ずーっと気になっていたテーマ
数年前にもちょこっと
ブログに書いたと思うけれど
今日は正面から向き合いたいと思う。
伊達に移住して早9年・・・
一か月に一度は札幌へ通っている。
30代前半の娘が今
体調を崩し
休職している・・・・。
伊達にきて間もなく
札幌からの帰りの高速バスの中でのできごと
私のすぐ後ろの席に
私よりもちょつと若い
母親と娘が座っていた。
何やら楽しそうに会話をしていたが
途中であれぇ・・・・と思った。
同じ話がエンドレスで繰り返されていた。
「お母さん昨日の誕生会とっても楽しかったネ
お鮨美味しかったネ
エビにカニにウニにマグロに・・・
わたしいっばいいっばい
腹いっぱい食べたよ・・・・」
トーンの下がったお母さんの声で
「よかったね・・・・」
「お父さんもう60になるんだね・・・
歳とったよね・・・・
一生懸命に働いて今度お父さんに何か
プレゼントしょうかな・・・」
「お父さん喜ぶと思うよ・・・」
はずんだ娘のたどたどしい声と静かな優しいお母さんの声が
何度も何度も行き来し
終点まで続いた。
私はその会話を聴き
胸が詰まった・・・・。
君のお母さんは今
どこにいるのかニャァー
伊達は福祉の街であり
障害者のグループホームが多い
きっとグループホームに帰る娘を
母が送ってきたのでしょう。
日中はホームの人たちはそれぞれの
作業場にマイクロバスで送られ夕方
帰ってくる・・・・。
皆さん立派に自立して働いておられるのである。
とは言え障害を抱えている子供の親の気持ちを
思うと切なくなる・・・・。
ン
数年前
80代の母が50代のワーキングプアの
娘の将来を心配して
借金してでも娘のために貯金したい・・・という
新聞記事を読み切なく
身につまされた。
母と娘の関係って特別なものかも知れない・・・
それぞれ境遇は違っても
娘のためには身をけずってまでも・・・・という
本能があるのだろう・・・・。