共産主義革命の目的は、資本家が自分の資本蓄積を第一にし、弱い立場の貧困層を差別し、平気でこき使ったことを問題にし、資本家を貧困層の団結で排除することでした。
しかし共産党が政権をとると、党意識、国意識が強くなって、党のため、国のためという価値観が強くなり、貧困問題解決の取り組みが弱くなってきました。人民解放軍は、人々のためではなく、党や国のために戦う軍に変質してきました。
共産党は資本家層に取って代わりました。
台湾の人々は中国の人々より裕福で、生活水準は先進国並みです。共産主義革命の必要がない地域です。それなのに人民解放軍が台湾に侵攻するというのは、党の目的が変質した証拠です。貧困層解消ではなく、党や国の威厳のためです。中国は、よく、国の核心的利益とか、国の主権という言葉を使うようになりました。
新興国中国は今後先進国になるでしょうか。近年の中国は政経分離による経済交流を否定し、政治が経済を管理することが多くなりました。統制経済です。民主主義国は自由経済を重視しますから、中国は付き合いづらい国です。中国との経済交流は縮小でしょう。これまでの中国の高度経済成長はとまり、低迷します。貧困問題解決は遅れ、反対に貧困層拡大に転じる恐れが大きくなりました。後進国(後ろに後退する国)になる恐れが大きくなってきました。
中国は第二の共産主義革命が必要になりました。貧困層は、立ち上がり、団結して共産党除去の行動をおこすべきです。
ところで日本の状況はどうでしょうか。自民党が政治を担当しており、気味が悪いくらい党のため、国のためという価値観が強くなっています。その裏で確実に貧困層が拡大しています。岸田文雄総理は、新しい資本主義と言って、最低労働賃金を上げる努力をしていますが、物価上昇が賃上げを上回る恐れが確実になってきており、やはり後進国(後ろに後退する国)になる恐れが大きくなっています。
民主主義なら貧困問題は起こらないというのはうそです。(注)アメリカもしかりです。
貧困問題解決の新方法をみんなで考えましょう。戦争で解決することは100%ありません。中国も日本も取り組みを間違っていると思います。