中国の北部に広大な黄土高原が広がっています。日本に到達する黄砂はこのあたりから舞い上がり、西風にのって飛来するそうです。中国は日本より黄砂に悩まされており、砂漠を草原、さらには森林に変えることで黄砂を減らす努力を続けています。日本も黄砂に悩まされていますから数多くのボランティアが出かけて植林活動を行っています。
ただでも乏しい草地で放牧を行うと砂漠化は必然です。放牧民は極貧に陥ります。そこで中国は、放牧民を新町に移し、別の職業を用意して、砂漠の緑化を進めています。草木の生命力は非常に強く、次第に砂漠が緑に覆われるようになります。
新町で別の職業についてちょっと生活が改善した人は、放牧に戻ることを好まず、新町に定着するようです。新町で育った若い人々は放牧には関心を示しません。
しかし放牧は絶えることはないと思います。今後は砂漠化がおこらないような管理放牧が発達するでしょう。
砂漠の緑化活動は効果があって黄砂被害は徐々に減少する傾向です。
中国の放牧民貧困問題取り組みと砂漠の緑化は素晴らしいことだと思います。
中国は国内に改善すべき課題が非常に多いと思います。それなのに、共産主義とは異質の国意識丸出しの戦争による台湾併合計画は中国の評価を下げる行為です。台湾の貧困問題は中国に残っている貧困問題よりはるかに小さいと思います。シーチンピン主席の国家主義は、中国の信用を落としています。
(注)近年、長江流域は広域が大雨水害に悩まされるかと思うと猛暑干ばつに悩まされるという非常に不安定な状態です。中国は課題の重点化を誤ってはいけないと思います。台湾は中国にとって心配の小さい先進的地域です。シーチンピン主席や共産党の権威より、人々の幸福が重要です。