日本の山間部の村に小水力発電施設を設け、村の電力需要をまかなった上、売電して収益を上げている若い事業家のお話しも、村おこしができており、素晴らしいと思いますが、やはり若い事業家が、原発依存ではなく、台風でも破壊しない風力発電装置の開発に挑戦し、実験装置の規模を少しずつ大きくしながら耐風性、発電効率の改善を行っていることも素晴らしいと思います。
一方、海上運輸の大手が、悩みの種の海上の強風を風力発電に活かそうと思いつき、広大な洋上で強風を求めながら帆船を走らせ、海中の水車を回転させ、発電機を回し、海水の電気分解で水素をつくり、水素を液状炭化水素燃料に変え、船倉に貯蔵し、満タンになったら基地に帰り、燃料を陸上タンクに移し、また強風を求めて洋上を走るというアイデアを打ち出しましたが、このアイデアにも感心します。ウインドハンタープロジェクトとはいい命名です。すでに小型帆船による実験は成功し、大型化に挑戦するそうです。
愚かな岸田文雄内閣の政治のお話を聞いていると暗い気持ちになりますが、前向きの希望がある事業のお話しを聞くと明るい気持ちになります。現在の日本、現在の世界の政治に心を奪われるより、民生に役立つ事業・仕事に関心を持ち、自分の夢の実現に全力投入して生きる方がはるかに幸福と思えます。