岸田文雄内閣のエネルギー政策は安易です。自然エネルギー利用技術に疑問を持ち、原子力に依存しています。老朽化した原発の稼働を延長することは放射能汚染の恐れを高めます。新原子炉を開発しても、放射性廃棄物の増加はとまりません。現在も放射性廃棄物の処理処分法が決まっていません。世界で見ても安心技術はありません。深い地下に貯蔵する方法は、まだ実験中です。太陽に捨てる技術はアイデア段階です。
原子力は地球温暖化に無縁と思うのは間違いです。温暖化の原因になっています。地球を太陽にする行為です。
自然エネルギー利用技術は、コスト高、エネルギー安定供給などの問題があります。しかしコストについては総合的長期的に評価すべきです。すでに現代でも既存のエネルギー技術に勝っています。既存のエネルギー技術はつけを未来に残しているので安価に見えるだけです。
エネルギー安定供給は、たとえば電気ネルギーを常温液状化学物質など貯蔵しやすい化学エネルギーに変換する技術を開発すれば問題解決できます。有望なアイデアはいくつかあり、実現性は高いと思います。水素でもいいのですが、扱いがむずかしいと思います。
当面、省エネルギーに注力し、脱炭素、脱原子力を努力するのが正しいエネルギー政策です。岸田内閣は予測と対策を誤り、無策です。
G7に同調し、保守で安心していることはG7の衰退、日本の衰退です。
岸田内閣に期待せず、個人・企業が自分でエネルギー問題を解決する工夫努力が生き残りに必要と思います。
エネルギー問題だけでなく、すべての問題で岸田内閣に期待することは危険と思います。岸田内閣は政府破綻を加速しています。