ブラジルで石破茂総理はシーチンピン中国国家主席と会ったが、その時の総理の態度は異様でした。最初の挨拶で、総理は、硬い表情を保ち、主席の目を見ず、あえて不信を演技したという印象でした。主席は明らかにとまどっていました。
この挨拶をビデオで見た有名な日本の政治評論家が、これでいいと言ったが、私はレベルの低い演技であったと思っています。本当に相手が信用できない人と思っても、会う限り、演技ではなく、誠意をもって挨拶を行うべきです。そして相手の言動から相手が何を考えているか、推察すべきです。主席の従来の言動も検討して、信用出来るか、信用できないか判断すべきです。
今回の挨拶は総理は自分で信用してもらえない自分を演技してしまったと思います。卑屈になってはいけないとか、いろいろ考えすぎたのでしょう。あんな態度をとるくらいなら会わなかった方が、不信を明確に主席に示すことができたと思います。
中国を脅威とみなし、防衛力・アメリカとの同盟強化を打ち出している総理としては、防衛・戦争準備を進めているのでしょう。しかし、すでにこのブログで書いたように日本は、防衛力・戦争力がありません。防衛状態だけでも地獄を経験します。
防衛・戦争を支えるはずの日本国民は、防衛・戦争どころではありません。貧困との戦いに苦戦しています。食料自給率が40%以下です。今でも危険状態です。防衛・戦争どころではありません。
不戦の憲法を守り、負けるが勝ちの意味を悟るべきです。負けるのに戦争すれば死ぬだけです。死ぬのは不幸です。負けて勝つとはどういうことか、学び、悟るべきです。
かつてアフリカ人は奴隷としてアメリカの白人に買われ、非人間的に扱われてきたが、苦労したが、忍耐して生き残り、向上心をもち、今でも白人から迫害を受けていますが、絶望することなく、国で活躍する人が増えつつあります。アフリカ人は、アフリカでなくても生き生きと生きることができることを証明しています。アメリカでは生きる希望を失った白人がドラッグに溺れ、路傍で乞食のようにたむろしている人が都市部で目立っています。
つまり負けて「勝つ道」があります。「生きる道」があります。仮に日本が中国に戦争で負けて併合されても、「生きる道」を追求していると、元日本人が中国の政治をやるようになるでしょう。負けて中国をとったことになります。人生は愉快ですね。どこにも「生きる道」があり、その道を歩む人は幸福です。
防衛・戦争は「生きる道」ではありません。死あるのみの地獄ですね。
ロシアのウクライナ戦争は、ロシアにとっても不幸、ウクライナにとっても不幸です。プ―チンロシア大統領の罪は非常に重いですね。罰も非常に重くなります。
(注)ロシアは、今、税収の60%を戦争に費やしているそうです。愚かな国です。戦死する人が増え、生きていても貧困化はさけられません。ロシアの人々は愚かですね。戦争で国が繁栄する訳がありません。疲弊するだけです。2024年、現代、こんな暗愚の国があるなんて驚きです。人間の国でも進歩しない国があるんですね。ところで、まだ戦争はしていませんが、日本も進歩しない国です。国民は総保守です。暗いですね。